活動データ
タイム
02:21
距離
4.6km
のぼり
469m
くだり
470m
活動詳細
すべて見るしばらくグループでの山行が続いている。 これはこれで充実して楽しいだのが、どうも一人で山に行きたくなる。 どうせ行くなら静かな、あまり人の居ない山がいい。 以前から行こうと思って行きそびれていた冷水山、この時期なら登山者も少ないだろう 自分だけなので必要そうなものを適当にザックに詰め込み、一人でふらっと出掛ける。 車を駐車場に停めて9:10登山を開始する。 スキー場は冬季の営業を終了しゲレンデは雪が解け草原になっていた。 外国のスキー客が多くなった所為か建物の壁などに奇抜なストリートアートが描かれている。 最初は夏山ガイドで推奨している車道を歩くワインディングロードコースを進もうとしたが、今だとゲレンデの草は寝ていて歩きやすそうだ。 ここは気ままなソロ山行、ゲレンデを上ることにする。 車道から外れスウィンギングラインを上る。 ゲレンデはウサギの楽園と見えて至る所にウサギの糞が散乱している。 最初は踏まないように気を付けて歩いていたが切りが無い、次第に構わず上るようになる。 少し上って麓を見下ろすとリゾートホテルと末広の墓地が見える。 アンマッチだが夕張らしいなと思う。 空を見上げるとカラスとトンビが喧嘩をしている。 体格では勝るトンビをカラスが追い掛け回している様子を眺めながら高度を上げて行く。 上の方に来ると雪が少し残っており、名残惜しい感覚でわざと雪の上を歩く。 ほぼ直登で上って行くのでジンワリ汗が滲んでくる。 この山のこの時期だと花の時期にもまだ早いので、思った通り人は居ない。 貸切のゲレンデを我が物のように歩くのは気分がいい。 スウィンガーズリフト山頂駅に着き一息つき上ってきた方向を振り返ると鳩ノ巣山が良く見える。 アクセスも良くこんなに民家に近いところにある山だが夏道があるという話を聞いたことがない。 札幌近郊であれば直ぐに誰かが踏跡を付けるだろうがそこは夕張の山、この山も登りたい山だ。 今日は雲の流れが速い、太陽が出たかと思えば直ぐ雲に隠れてしまうのを繰り返している。 陽が当たると暖かくて気持ちよい、トンビがカラスから開放され大空を悠々と舞っている。 ダンサーリフト山頂駅に着くと山頂はすぐ目の前、焦る必要もないのでのんびり上る。 10:10ほぼ1時間で山頂に到着する。 自然美には欠けるがスキー場だけあって見下ろす眺望はピカイチで遠くはピンネシリだと思われる樺戸山地の山並みが見える。 残念ながら夕張岳の方向は雲が多く、その全景は確認できない。 スカイステーションのあるゴンドラ山頂駅から少し小高くなたポコが山頂で、ベンチが設けられ休憩スペースになっている。 以前は立派な山頂標識があったと聞いたが今は撤去されているようで見当たらない。 山頂には点名「鹿ノ谷」という二等三角点があるが、もう測量で使われることが無いのか可哀相にベンチの下に追いやられている。 ベンチから飛び出した表示杭でやっと自己主張をしているといった感じだ。 山頂からスカイステーション側に下りて探索する。 スカイステーションから少し南に下ったところに鐘がある。 「白い想出の鐘」と呼ぶらしい、早速鳴らしてみると良く響く。 この場所から山頂側を見ると南側が切れ落ちているのが良くわかる。 岩盤を眺めながら又山頂へ戻る。 山頂は微風で、それ程寒くないのでアウターを羽織り湯を沸かす。 貸切の山頂でカップ麺をすすりながら夕張岳にかかる雲が通り過ぎるのを待つ。 シャッターチャンスを伺う自分同様にカラスも昼飯のおこぼれを逃すまいとこちらの様子を伺っている。 粘ってみるが夕張岳の雲が晴れることはなっかた。 諦めて11:07下山することにする。 下山はパノラマCラインを下る。 雪山と違い夏山の下山は足に負担がかかる。 勾配が急でなかなかサクサクと下れない。 パノラマCラインからビギナーズAラインへ下る。 ビギナーズAラインを下っていると、ここでやっと登山者と出会う。 子連れのファミリー登山のようだ。 下山には良いがここを上るのは子供には結構キツイんじゃないかと親目線で眺めながら擦れ違う。 11:30駐車場到着、上り1時間、休憩1時間、下り20分。 思ったような眺望には恵まれなかったが、ひとり気ままな山行に心満たされた冷水山だった。
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