活動データ
タイム
29:45
距離
52.1km
のぼり
3742m
くだり
3772m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今回の九州遠征最大の山場。 3座目は屋久島は宮之浦岳。 この機会を逃すといつになるかわからないので、激混み上等で登ってきました。 備忘録も兼ねて活動メモ長めです。 まずは屋久島に渡った初日、フェリーから降りるといきなり屋久島の洗礼の大雨に。 宿まで1kmくらいしかないのにそこにたどり着くためにザックカバーとレインウエアを使用。 スニーカーがぐちょぐちょに。 16時に宿に着き、シャワーを浴びてすぐに睡眠。 23時まで寝ます。 目覚まし時計に起こされ、登山の準備。 日付が変わり0時、登山開始です。 なぜこんな時間に? 答えは簡単、タクシーが取れなかった。 登山口まで歩きます。 高低差約1000m。 距離にして17km。 相手にとって不足なし。 4時間後到着。 思いのほか早くついてしまい、まだまだ真っ暗。 少し休んですぐ出発。 なんでそんなに急ぐのか? 小屋の混雑が怖いからです。 明るければ癒されるであろうヤクスギランドの杉たちはおどろおどろしく、時に道に迷いながらも花之江河分岐着。 これで一応ヤクスギランドを歩いたゾッ。(The 欺瞞) 明るくなってきたと思ったら雨に降られる始末。 このルートの最大の見どころ大和杉は確かにすごいが、急登あり渡渉ありとハードな道を誰とも会わず石塚小屋着。 見事一等賞です。 もう少し遅くても良かったと思うのは結果論というもの。 じめっとした小屋で今日は一人かなと思い始めたころ二人目到着。 福岡の仮称Fさん。 その1時間後に横浜の仮称Yさん着。 Fさんは淀川登山口から登り花之江河から石塚小屋へ。 翌日山頂経由後、新高塚小屋に1泊し荒川口に下山予定。 Yさんは高塚小屋に泊まり、宮之浦岳を登った後石塚小屋へ。 翌日Tと逆ルートでヤクスギランドへ下山予定。 食事のとき自称ビビりのFさん情報で花之江河から小屋までの間に危険個所があるらしい。 ちなみにこのFさん、登山経験が豊富というわけではないわりに75Lのザックに使ったことのない借り物のテント詰め込んで2泊3日の山行に挑むという破天荒なお人。 今回初めて2泊するTに3段飛ばしで追いついてきました。 Yさんは結構登られているようですが、それでも翌日のバスの時間を考えるとヤクスギランド下山はきついのでは?とTに言いくるめられ、一緒に花之江河経由で淀川口下山に予定変更。 ここにFとYとT改め新潟のNの3人パーティーが誕生。 長い一日が終わります。 明けて2日目。 令和初日をじめっとした山小屋で迎えます。 朝6時出発。 天気はよくはないものの水の引いた道をズンズン進みます。 しばらく歩いたのちFさんのいう危険カ所「丸太ロープ」着。 落ち着いていけば問題ないですが、確かに落ちたら大ごとだ! 3人とも無事渡れましたけどね。 花之江河でYさんとお別れ。 無事にバスに乗れたでしょうか? ここからはFとNの2人パーティー。 雨にも負けず、風にも負けず、着々と進み展望皆無の宮之浦岳山頂着。 晴れていれば絶景なのにと悔しがる暇もなく新高塚小屋へ向かいます。 気になるのはやはり小屋の混み具合。 途中で話した新高塚小屋泊の人の話では、何人かテントもなく外で丸まって一夜を過ごした人がいたとか。 最悪テントを使えばよいですが、この雨の中組み立てたくありません。 急ぎます。 何人かに抜かれ小屋に着いた時には6・7人分しか小屋に空きはありませんでした。 レインウエア等を片付けてとりあえず場所をとります。 その後も小屋泊の人はどんどん来ます。 通路や玄関が埋まった後は「スペース明けてくれませんか?」とお願いする人が出始めます。 その後口論になる場面も。 最悪の場合を考えてテントは持ってきましょうね。 お願いする人もされる人も、そのやり取りを聞く人もみんな嫌な気分になりますから。 さらにあけて3日目の最終日。 朝日に照らされる縄文杉を見るために暗いうちからFNで出発する予定でしたが、経験の少ないFさんにはさすがに無理っぽく明るくなってから出発するとのこと。 再びボッチとなったTはヘッドライトの明かりを頼りに暗闇を進みます。 ボッチTの「T」はTsurenaiの「T」。 歩いてみてわかったのですが、濡れた木道は滑るし、足を踏み外すとそのまま落ちそうだしと、経験値の少ない人を引き連れて歩くような道ではありませんでした。 T、かなり反省。 そんな悪人のTに神様は微笑むわけもなく、天気は良いけど朝日が雲に遮られ赤い縄文杉は見れませんでした。 その後Fさんが無事に下山できたのかが気がかりでもやもやしたまま下山。 確かめようがないだけに後を引きます。 こんなことなら明るくなってから一緒に出発すればよかったと思うのもまた結果論です。 振り返ってみると3日中2日が雨に降られ、あまり良くない山行のように思えますがTにとっては良い思い出となりました。 その理由はFさん。 経験不足・準備不足で山に登るのは正直ほめられたことではありませんが、その分とにかく頑張ります。 テントの張り方がわからなければ聞けばいいと前向き。 もしFさんがいなければ正直2日目宮之浦岳に登った後淀川口に下りてバスで帰っていたかもしれません。 予定通り下山できたのはFさんのおかげです。 本当にありがとうございました。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。