活動データ
タイム
16:31
距離
33.4km
のぼり
2909m
くだり
3331m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る前々から計画していた奥秩父奥多摩縦走を決行。 ◇4/28(1日目) 8:50発みずがき山荘行きバスに乗り込むため、韮崎駅に着いたらバス停には長蛇の列。臨時の直行バスが運行されるという案内があり、予定より早く10時前には到着。観光バスだったので全員座れるのはありがたい。臨時バスは少なくとも3台は準備されていた様子。 山荘前の駐車場は満車。バスからは続々と登山客が降りてきて、連休らしい賑やかな雰囲気の中、登山開始。 今回の荷物は測ってみたところ20kg強。いつもは準備運動くらいにしか思わない富士見平小屋までの道のりで息が上がる。富士見平は数十張のテントがあり、こちらも大勢の登山客で賑わっていた。 富士見平から先は一気に登山客が減り、静かな山歩きに。 大日小屋から先は積雪があり、アイゼンを装着している方もいたけれど、まあ行けるだろうとノーアイゼンでしばらく進む。砂払ノ頭手前の急登あたりから、凍結で足場が確保しづらくなってきたのでアイゼン装着。装着すると今までの苦労が嘘みたいに軽快な感じ。いつも早めに着ければよかったのにと思うのだけれど、ギリギリまで着けたくない派。 砂払ノ頭に出ると富士山から南アルプス、八ヶ岳、北部北アルプスまで一望できた。素晴らしい天気。疲労も吹っ飛び、金峰山までルンルン登山。 金峰山から先の樹林帯からは積雪が深くなり、腰の高さくらいまではある。ここから先はひたすら踏み抜きとの戦い。 大弛小屋のテン場は積雪あり。テン泊客は20張ほど。竹ペグは準備していないが、風が無かったのでペグダウンのみで設営。雪上泊でよくやるのがペグを紛失すること。ペグを打った場所に目印の木の枝を挿しておく。 テントのお隣さんと情報交換し、翌日から下り坂になるとのこと。予定より1日早いのでテンションダウン。 ◇4/29(2日目) 夜半降雪があり、テントには雪が積もっていた。 下り坂予報を聞いて、下山を決める登山客もちらほら見受けられた。天気は曇天でテンションは上がらないが、取りあえず雁坂峠を目指して出発。 前日の疲労は回復しており、国師ヶ岳までの登りは順調。山頂からの展望は真っ白で残念。 その先の樹林帯はさらに雪深く、踏み抜きとの戦いは相変わらずだったけれど、季節外れのスノートレッキングを楽しみながら歩く。 ただ、如何せん甲武信岳までの距離が長すぎた。国師のタルあたりで楽しい気分もすっかり消えて、変わらぬ景色にも新たな楽しみが見出せず、自分との戦いに入り始める。時折現れる小ピークの登りも疲れた身体にむち打つ感じで、特に水師への登りは急傾斜が長すぎて心が折れかける。甲武信岳山頂が見えたときは嬉しくなって歓声を上げた。 甲武信小屋で小休止。こちらもテン場に積雪あり。 甲武信小屋から破風山(←今回初めてハップサンと呼称することを知る)への巻き道は積雪ありのトラバースなので注意必要。主稜線に出てから破風山避難小屋までは歩きやすいが、破風山への登りは、雪と氷が張りついた岩の急登となり、体力の消耗が著しい。 そこから先の雁坂嶺への道のりは傾斜は緩いながらも、破風山への登りでほとんど折れかけた心には厳しかった。似非ピークに何度も騙され、心完全に折れる。その後の雁坂小屋までは無心。 雁坂峠周辺に積雪は無いけれど、雁坂小屋へ向かう下りは積雪のあるトラバースなのでアイゼン必要。 雁坂小屋のテン場は積雪なし。夜から雨予報なので水たまりにならなそうな場所を選んで設営。 靴の中が濡れている感じがしたけれど、がっつり水が入っており、靴に何かしら問題がある可能性が高い。翌日からの雨中山行を考えると致命的なので、残りの工程も考慮し(将監峠まで行くと引き返しはきかない)、下山することに。 小屋ではししなべを振る舞っていたので頂く。テン泊者も小屋内に入っても良いとのことなので(これは嬉しい!)、大弛小屋や雁坂小屋までの間に何度か出会った登山客の方々と酒盛り。山話に花を咲かせて就寝。 ◇4/30(3日目) 酔いも手伝って熟睡かと思いきや、夜半から暴風雨に変わり、テントを揺らしまくったのでよく眠れず。 強風吹き荒れる中でのテント撤収は大変だった。いつも穏やかな天候の中での撤収だったので、手順など学ぶべきものが多く、良い経験となった。 雨の中、雁坂小屋を出発。 雁坂峠まではアイゼンが必要だが、雁坂峠から先は積雪はまったく無し。途中、鹿の死骸が登山道にあり、いきなり足下の視線に飛び込んできたときは心底驚いた。さすが雁坂。こんなものが転がっているなんて。 登山道は良好ながら、トラバースしながら支沢を渡るところで崩落している箇所があり、そこは慎重に進む必要があった。 車道に出合ったら、あとは退屈な林道を道の駅までひたすら歩くのみだったが、9:35西沢渓谷発 塩山駅行きのバスに間に合いそうだったので走ることに。無事バスに間に合って登山終了。 リタイアとなってしまったけれど、いろいろな経験ができ、また縦走登山客の方は熟達者が多く、たくさんの良い情報をいただけた。次に繋がる登山ができたことは嬉しい。縦走装備の組立について改めて考えてみよう。 【コースタイム】 4/28 10:07 瑞牆山荘 10:39 富士見平小屋 10:46 11:24 大日小屋 12:40 砂払ノ頭 13:27 金峰山 13:45 14:50 朝日岳 15:50 大弛小屋 4/29 06:16 大弛小屋 06:43 前国師岳 06:52 国師ヶ岳 08:00 国師のタル 08:30 東梓 09:18 両門ノ頭 09:56 富士見 10:30 水師 11:02 甲武信岳 11:13 甲武信小屋 11:35 12:20 破風山避難小屋 13:02 破風山 14:10 雁坂嶺 14:39 雁坂峠 14:52 雁坂小屋 4/30 07:07 雁坂小屋 07:25 雁坂峠 08:45 車道出合 09:20 道の駅みとみ
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