願いは叶う(金時山)

2019.04.20(土) 日帰り

活動データ

タイム

06:14

距離

5.9km

のぼり

622m

くだり

627m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 14
休憩時間
1 時間 46
距離
5.9 km
のぼり / くだり
622 / 627 m
1
1 51
47
17
56

活動詳細

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終日晴予報がでていた週末土曜日、幼馴染と富士山を見ようというコンセプトで金時山に行くことに。天くらでもオールAの予報に期待が高まります。 朝の集合時間には青空が広がっていて益々高まる期待。が、しかし、東名を下り始めると進行方向にはどんよりとした雲が広がっています。厚木のあたりでは大山あたりはよく見えていますが、正面に富士山が見えてくるはずのところでもどんよりした雲が広がるばかり。この後雲がはけて、くっきりとその姿を見せてくれるはず、と祈りつつ御殿場インターに向かいます。 あっという間に金時ゴルフ練習場に到着時、すでに半分くらい車が止まっていました。支度している間に続々と到着する登山者の車で満車になりました。駐車場からすぐのところにある公時神社(きんときじんじゃ)。参道の大振りな石灯籠が苔むしていて良い味わいでした。参拝して本堂右手から登山道に合流するところから山歩きをスタートします。 金時山への登山ルートは、ここ公時神社のほかにも、乙女峠、足柄、地蔵堂といくつもの登山口があります。すっと真っ直ぐに伸びた木立の間を、岩がごろごろした登山道が伸びていきます。歴史を感じさせるような、凛とした空気が身体に染み込んでくる感じがなんとも言えません。岩だらけの道はだんだん急にななってきます。途中で、金時手まり岩、宿り岩と、金時さん伝説にまつわる見どころがあります。岩が多い山道でもひときわ大きい岩の塊。どうしてここにあるのか?転がったりしないのか?ついつい木の枝でつっかえ棒したくなる気持ちもわかります。宿り岩は、瑞牆山の桃太郎岩を一回り小さくした感じ。といっても巨大です。すぐ横を登って裏側からも見ることができるので高さやスケール感を実感できました。 山頂までは1時間から2時間と手頃な長さ。ただ一段一段の段差が大きく、身体を持ち上げるのが大変で、後続の方が来ると追い越していただくのを繰り返しながら、休み休みのんびり進みます。それにしても訪れている人が本当に多いですね。家族連れ、友達グループ、登山会の方々、インバウンドの方々などなど頂上につくまで前後に人の姿が絶えることはありませんでした。なんといっても山頂からの展望、アクセスのしやすさ、比較的短い時間で楽しめる、など条件がいいからでしょうか。人の多さでは前回の陣馬-高尾よりこちらのほうが上かも。岩が多く傾斜がきつめのコースだからかトレイルランナーの方はほとんどいなかったのが印象的でした。 ガシガシ登ってやがて稜線に出ると左手からの眺めがどっと広がってきます。薄曇りでもやがかかっていますが、乙女峠から長尾峠の方向に山並みが釣らん足箱根山を取り巻くような外輪山の地形が見て取れます。大涌谷の噴煙、芦ノ湖の遊覧船、点在するゴルフ場が見渡せます。これだけ色々なものが見渡せる場所はありそうでないのでは。 展望を楽しみながら頂上まであとわずかというあたりから、道が細くて、ロープを手掛にするるようなポイントが数箇所あって、上り下りで交互に通ることになり、たびたび渋滞が発生していました。 やがて上り坂の向こうに小屋の屋根が見えてきます。上りきったところで目に飛び込んで来たのは、そう、富士山です。頂上からなめからか曲線を描く稜線が左右にひろがっている姿が、雲の枠組みのなかにくっきりと見えています。雲の額縁で額装した絵を見ているような。今、このタイミングでなければ見られない光景です。頂上まではあとほんの少しなのですが、この場所で見えた富士山が印象的すぎて、動くのがもったいなくて、しばらく見とれてしまいました。今朝からずっと見えなかった富士山が、こうして姿を見せてくれるなんて。見えると良いなと思いながら登ってきて。だめで仕方ないなと諦めかけてもいたのに、この演出には参りましたね。富士山にご褒美をもらったような気持ちになりました。 一呼吸ついたところで山頂でお決まりの記念せ撮影をして食事です。小屋のベンチはもとより、周辺の岩場まで人がたくさん。場所を探すのが大変です。グループでパーティしている人もいて賑やかです。すっかり食事に夢中になっている間に、富士山は雲に隠れてしまいました。山頂周辺は風が冷たく、日も陰ってしまったのでだいぶ冷えました。金時山の場所が絶妙なので、箱根から富士山方向までぐるっと見渡せるようになっています。 帰りは乙女峠を経由して下山することに。歩き始めてすぐ、乙女峠から登ってくる方に道を譲るすれ違い時に、「小屋は開いてる?私80、ちょいちょい登るの」とお声がけいただきました。とても80歳にはみえないお元気な大先輩。息も乱れずしっかりした足取り。もう20回は登っておられるとおっしゃるときの笑顔が素晴らしかったです。自然のなかでお元気にされている姿を見ると30年後にあんなふうにしていられるかな?とついつい考えてしまいます。自分は50を越えたとはいえ、まだまだ若輩者、背筋を伸ばして歩いていきたいものですね。 山頂からしばらくの間、段差のひときわ大きい、石の道を下っていきます。木の根や石の間など、足が挟まりそうな感じなので、足の置き場所を選びながら進みます。途中若干の登り返しがありますが、ひたすら下る一方。足元に気をつけながら進みます。先程の80歳のおばあさまはここを登ってきたんだと、5分毎に話題にしながらの下山となりました。 金時山、いいところでした。 入道雲のでるような季節、夕方とか朝の時間帯に訪れてみたいものです。 ・トイレは公時神社横、山頂にあります。  所どころにある看板に、山頂にトイレあり、とひたすら強調されていたのが印象的でした ・乙女峠登山口から国道横を歩いて金時ゴルフ練習場の駐車場に向かいます。  車の流れが多く、スピードも出しているので要注意です。

活動の装備

  • ローバー(LOWA)
    LOWA TAHOE PRO GT WXL タホープロ
  • ソト(SOTO)
    パワーガス105トリプルミックス
  • ソト(SOTO)
    マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
  • スント(SUUNTO)
    SUUNTO AMBIT3 VERTICAL

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