栃木の秘峰、大佐飛山と雪の天空回廊

那須方面にある大佐飛山、栃木でも有数の奥深い山です。深い藪に覆われているため積雪が藪を越えている時のみが登山適齢時期でして、残雪期の3~5月のみ。栃木百名山制覇を目指す山友に誘われ、またとない機会で登りました。 百村山新登山口に4:30頃到着し、4:50出発。暗いのでヘッドライトを点けて歩きますが、30分程で日が登りました。無理矢理作った感が満載の急登を30分登り、尾根に着きます。ここからはずっと尾根or稜線歩き！　登山道には初めはしまった雪があります。 さる山を越えたあたりから新雪が深くなり、チェーンスパイク装着。先行者二人の踏み跡に合わせて歩きます。ようやくに黒滝山へ。ここから大長山までの雪道は長くて辛い。踏み跡を外すと、膝下まで足が沈みます。大長山に着いてもまだまだ大佐飛山は遠い。 大長山を越えると天空回廊に！！　雪で覆われた稜線からは素晴らしい眺望。男体山や日光白根から、皇海山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、那須連山がきれいに見渡せます。強風が吹き荒れて辛い。残り500m程の登坂手前で踏み跡が無くなりました。先行者二人とは擦れ違いましたが、共に疲労によるリタイアでした。トレースありがとうございます。お二方のお陰で到達できました。残りは3人でトレース作り。最後は後続の二人組と合流して登頂！　登りで6時間。 山頂はあまり眺望は良くないです。40分ほどゆったりすると、7名ほどが登頂して我々より早く下山開始。下山道はトレースがしっかりしていて助かりました。 兎に角遠い❗　雪道のロングトレイルは辛い❗　最後の5kmは気力で歩いた感じです。17時下山なので12時間以上の山行でした。 山友のお陰で登ることになった大佐飛山。もう行きたくないなー(^_^;)。帰りは大正村幸乃湯へ。