展望台で水飲みませう 第56回

8月13日(火)、藻岩山に行った。 夕方を過ぎると、予報通り小降り霧雨になってきたので、準備をして藻岩方面に向かった。 前日に携帯の機種変更をしたので、アプリの地図をダウンロードし直し、活動タイプをトレイルランニングに設定して臨んでみると、GPSもチェックポイントもしっかりと記録されていた。 登山道の兎平から上はガスっており、展望台には誰も居なかったが、いつものスキーコースを下山して、石山通りのロードも平均ペースで進んでいったいつも通りの活動日記となった。 ―　―　―　―　―　―　―　―　― 最近、身の回りでコロナではなく風邪を引く人がポツリポツリと出てきている。 健康管理についての考え方は人によって異なると思うが、自分の場合は子供の頃に祖父(故)から聞いたとある言葉が根幹となっていて、成人になってからも忘れないようにしていたりする。 根幹といえばいいのか、小学生の頃の春休み、数年に一度、大阪の祖父の家に遊びに行くのが慣例となっていて、当時、たまたま現地で風邪を引いてしまったことがあった。 祖父は開業医で、当時(仮)しいたけ医院を経営しており(旧都島区医師会会長)、早速1階の診療室(2階住居)で具合を診てもらったのだが、その時何と言われたかというと。 　 祖父「ダス・イスト・アイネ・エアケルトゥング！」 自分「おじいちゃん、ぼく小学生だよ。そんなどこの国の言葉なんか分かるわけないでしょ！」 祖父「にゃはは、冗談じゃよ！お前がどれくらいのものか、確かめてみただけじゃよ！」 自分「もう、勘弁してよ～」 祖父「ときに、大きくなったら何になりたいんじゃ⁉️」 自分「う～ん、マンガ家かSF作家か、プロ・スキーヤーかな」 祖父「なんと！予期せぬ職業！お前のお父さんはわしの病院を継いでくれなかったんじゃ。お前がやってくれてもいいんじゃよ⁉️」 自分「医者か～、もし手術に失敗して患者さんが死んじゃったら、ぼく、責任感じて自殺しちゃうよ」 祖父「おいおい！何をそんな大袈裟なこと言ってるんじゃ！でもまぁ、北海道じゃからスキーヤーでも別にいいかもな、ハハ、、」 自分「おじいちゃん、どうしてそんな悲しそうな顔をしているの⁉️そうだ、おじいちゃんも北海道にスキーやりにおいでよ！」 祖父「ふぉっふぉっふぉっ！あのな、お前に言っておくことがあるのじゃが、大きくなって仕事をするようになって、仕事だけ頑張るような大人にはなって欲しくないんじゃよ」 自分「え、どういうこと❓️」 祖父「仕事を頑張るのは当たり前のことで、それと同時に自分の健康面でもそれなりに努力していかなければ、バランスの取れた健康的な生活は送れないんじゃよ」 自分「う～ん、、小学生の自分には難しいから、大人になるまで考えておくね！」 実際に大人になって考えてみて、一つの結論に達したのが、健康的な生活を送るための健康体を維持していく為にどういうことをやっておけばいいのか、単純に『風邪を引きにくい身体に日常から改造しておく』という目標を作り上げ、普段から運動を習慣化しておくと風邪を引いたり病気になるのを避けられるのではないか⁉️そう考えて手っ取り早くジョギングを始めたのが30歳を過ぎてからのことで、ついでに市民マラソン大会に出場してみたら2年目で優勝、40代になってトレランに転向して大会ではとうとう最高3位(ミドルの部)しか取れなかったけど、50代になって思い返してみると、10代の頃にあれだけ風邪を引いていたのが30代のジョギングを始めてから急激に減ったことに気付いたりする。 そういえば、「医者が風邪を引いて仕事を休んでいては商売にならないんじゃよ」というありきたりなことを祖父から聞いた記憶があるし、子供心にそりゃそうだと納得したのも覚えている。 何回か前の記事に、MTB川遊びで上半身裸の写真を載せてみると、身体つきを良く言ってくるコメントが届いたりしたが、特に何も言わなくても筋トレをやっているくらいは分かってもらえただろうか、これ、即ち健康的な生活を送りたいが為のことだったりする。決してMTBを担いで山頂に行きたいからではなかったりする。 では、健康体でいられる為にどれくらいの運動をやったらいいのか、これは人によって違うのはいうまでもなく、それが最適かどうかなんておそらく一生かかっても分からないという気がするし、とりあえず思いつくがままにやってみて、データを蓄積して徐々に分析していければ充分で、藻岩山展望台は前回と1分違いなど、この先も年齢的な内容に振り分けて実行していければいいかなくらいに考えているわけで、あと相方の有難い理解があるおかげでジョギング・登山・トレラン・自転車・スノボーなどの運動が楽しめるのも忘れないようにしたいところであります。 BGM:FUGAZI ‘Steady Diet of Nothing’