活動データ
タイム
14:41
距離
36.2km
のぼり
3287m
くだり
3226m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る前日の早池峰山の新花巻駅から米沢駅で前泊。 5:46 米沢→ 7:28 小国を電車、8:17 小国駅→ 9:03 飯豊山荘をバスで移動して山行開始。 2024年山の日は、飯豊連峰か朝日連峰の縦走と決めていた。前日の早池峰山から移動できるのは飯豊連峰だった。 今回の北→南の飯豊連峰主稜の縦走は、台風5号の発達と接近で計画時より天候悪化、稜線から展望が得られず残念な山行となった。 1日目:曇/雨、前日は晴/雨。 天狗平登山口-地神山の 4km 程度で 1,400m もの高度を稼ぐ急登の丸森尾根。 丸森峰までの樹林帯はかなり暑くほぼ無風、汗の噴き出しが止まらなかった。 水場の夫婦清水には助けられた。 丸森峰からは開けるが、ガスで数十メートル先も見えない。 地神山迄で標高 1,800m まで標高を稼ぐと、本格的な縦走路が始まる。 13時前には雨も降り始め、ガスと風雨の縦走。 展望は無いため、いつものようにのんびりと稜線を堪能せず、トレーニング山行の如く駆け抜けてしまった。 歩くことにより飯豊の長大な稜線を体感した。 また高山植物の花々はたくさんで、特に紫色の高嶺松虫草が強く印象に残った。 熊の気配はやはりあり、天狗岳手前の天狗の庭付近で糞がいくつかあった。 宿泊する御西(岳避難)小屋に到着したが、台風が近づく翌日の早期下山のため、最高峰の大日岳を往復した。 笹藪をかき分ける箇所もあり、他と比べれば整備されていなかった。山頂からの展望はゼロ。 この頃には風速 20m/s を越え、雨で全身ずぶ濡れとなる。 水場で水を確保して避難小屋に戻り、初日終了。この時期は小屋番の方がいて、受付はあるが、それ以外は無干渉。 すぐに夕食を取り、マットを引いてダウンブランケットに包まり就寝。 2日目:雨。 夕方に最接近する台風を避けるため、寄り道せずに午前の早い時間で下山する計画に変更。 朝3時に起きて外に出るが、雨と強風で計画した 3:30 出発は無理と判断。 もう一眠りし、朝食と出発の準備を終えた頃、小屋番さんから台風の情報を得る。進路は少し北に外れるが、夕方に東北へ上陸とのこと。 風も弱まったので5時前に出発、随分遅くなった。 朝はほんの少しの間だけ、ガスが薄まり広大な飯豊連峰の稜線をわずかに拝めた。 御秘所の岩場と鎖場は、距離が短くさほど問題ではなかったが 三国岳-地蔵山の間にある(Yamapで山頂マークが無い)剣ヶ峰の稜線岩稜帯は、濡れた岩場がしばらく続く、2日目一番の難所だった。 この付近に江戸以前の銅銭が落ちていた、飯豊は庶民からの信仰も篤い山である。 熊が種蒔山-三国岳の間で脇の笹藪にいた。東北の山はやはり多いか。 剣ヶ峰を越えれば、長坂の樹林帯となる。 下山開始し、少し急いで 10:30 川入発のバスに乗車、帰路に着いた。 ここに限らず、樹林帯はとにかく虻が多かった。 身体の周りを数十匹が飛び周り、手の甲を一度刺された。本当に煩わしい。 天敵のトンボは、今一時的に少ないと帰りのバスの方に教えてもらった。 次回は切合付近に宿泊して、主稜線以外からも飯豊連峰の広大で険しい景色を見たい。
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