北岳・間ノ岳・農鳥岳

2024.07.23(火) 日帰り

日本百名山 北岳、間ノ岳 日本二百名山 農鳥岳へ 白峰三山を含む3,000m超え五座を踏破する。 少し仮眠をとって、自宅を出る。 興奮と緊張であまり眠れず、「どうせ寝れないのなら」と早めに出発。 真夜中の道は空いており、予定より早く4:00頃に奈良田に着いてしまう。平日なのに駐車場キャパ120台の半分程度が既に埋まっている。 準備をして、5:00過ぎにバス停に向かう。 5:15頃、2台のバスが来て乗り込む。 6:15頃、広河原に到着。 平日なのに、人はかなり多い。 折角なので、綺麗なトイレを使う。 6:25 スタート 気温:分からず 天候:快晴 登山口から北岳が間近に見える。 水平距離で5kmほどなので、そんなもんか。 山頂部が思っていたより急峻に見え、少し心拍数が上がる。 最初から急登。白根御池の手前で少し緩くなるが、その後の肩の小屋までも急登が続く。 そりゃそうだよね、5kmで1,700m上げるんだから。 白根御池小屋で、予定していなかった休憩を取る。睡眠不足のせいか、頭に血が行っていないのが分かる。それとも、朝食からかなり時間が経っているので、エネルギー不足のせいか。 とりあえず、おにぎりを胃に詰め込む。 肩の小屋手前で樹林帯を抜け、鳳凰三山が間近に見える。奥には雲一つない八ヶ岳も見える。 北側に目を向けると、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳もすぐそこに見える。 昨年、高嶺(地蔵岳の西)の山頂から眺めて以降、いろんな山頂から眺めてきた白峰三山。今登っていると思うと感慨深い。 肩の小屋で水筒の水をウォーターパックから補給した後、北岳山頂を目指す。まだ獲得標高1,500m程度なのに、かなりキツイ。無事縦走できるのだろうか。 10時、北岳山頂に到着。 やはり予定より少し時間がかかってしまった。 今日は雲が殆ど無く、名だたる山々が見渡せる。 最高。 この時期では珍しいんじゃないかな。 エネルギー補給のため、持って来たメロンパンを食べようとするが、全く喉を通らない。食べようとすると軽い吐気までする。無理矢理水で流し込む。 本当はゆっくり景色を堪能したいけど、先を急ぐ。 北岳山荘まで一旦300m下った後、間ノ岳へ向けて再度300m登る。 途中の中白峰山を経由して向かうが、ここまで来ると登山者は疎ら。 12時、間ノ岳に到着。 山頂は広く、とてものんびりできる。 二人の先客の方と目の前の南アルプスの山々について話す。手前に見える塩見岳。その奥に悪沢岳、赤石岳が見えるが、塩見岳に比して異様に大きく見える。その東奥にも高いピークが見えるが、何だろう。 お二人に別れを告げて、最後のピーク農鳥岳を目指す。この頃から風が少し強くなる。帽子が飛ばされないよう注意しながら進む。ペンキによるマーキングがしっかりあり、進みやすい。時間があれば最高なのに。 農鳥小屋までに出会ったのは、男性のパーティー一組のみ。北岳とは異なり、とても静かで山を独り占めしているよう。 農鳥小屋から最後の登り。 目の前の西農鳥岳とその右側のピークは、見上げるほど急峻。コンディションがイマイチながら、なんとか登る。 西農鳥岳の山頂には、北岳山荘のスタッフと名乗るお兄さんが居た。これから山荘に戻るんだとか。お疲れ様。 ようやく最後のピーク、農鳥岳を捉える。 でも意外と下って登るのね... 14時、農鳥岳に到着。 山頂には誰もおらず。独り占めしたいが時間がないので、先を急ぐ。でも、もう登りがないと思うと気が楽。 あっと言う間に大門沢下降点に着く。 出会ったのは、手前で追い抜いた一人のみ。 「ここまで来れた」という達成感はあるが、 ここからは、2,000mを下げる長い下り道。 大門沢小屋までの前半は、かなりの急斜面でザレていてスベる。沢沿いまで来ると木が減って明るくなるが、やはりスベる。 後半は深い樹林帯。東側斜面なので、この時間だとかなり暗い。途中かなりの登山者を追い抜いたことに少し驚く。皆さん、明るいうちにゴールできるのだろうか。 15:20、大門沢小屋に到着。 とにかく遠い。 持参した水3.5Lが無くなったので、無料の水をいただく。 登山口へ向かう。 前半は、沢沿いを進むが、あまり整備されておらず、歩きやすくはない。(ピンテは多いので、迷うことはない) かなり困難な渡渉もあるし、登山道が川になってしまっているところもある。 後半は、それなりの整った道だが、細かいアップダウンを繰り返すのが地味にキツイ。 あと、暗くて遠い。ひたすら遠い。 吊橋を越えると人工物の脇を抜けて、何かの工事現場を抜けて、登山口に到着。 ここからは林道、第一発電所からは車道を歩いて、無事駐車場に到着。 yamapだと25kmだが、 GARMINでは28kmを超える。 長かったが、充実感はある。

始発は、5:30(平日は、トップシーズンのみ)
5:15頃に2台のバスがやってきた

始発は、5:30(平日は、トップシーズンのみ) 5:15頃に2台のバスがやってきた

始発は、5:30(平日は、トップシーズンのみ) 5:15頃に2台のバスがやってきた

広河原まで¥1,300
別に協力金¥300

広河原まで¥1,300 別に協力金¥300

広河原まで¥1,300 別に協力金¥300

6:15頃、広河原に到着
平日なのに人は多い

6:15頃、広河原に到着 平日なのに人は多い

6:15頃、広河原に到着 平日なのに人は多い

いよいよスタート

いよいよスタート

いよいよスタート

間近に、北岳が見える
結構尖ってるのね。
この時は、山頂に雲がかかっていた。

間近に、北岳が見える 結構尖ってるのね。 この時は、山頂に雲がかかっていた。

間近に、北岳が見える 結構尖ってるのね。 この時は、山頂に雲がかかっていた。

最初は緩いが...

最初は緩いが...

最初は緩いが...

あっと言う間に急登になる

あっと言う間に急登になる

あっと言う間に急登になる

スマホの写真では、伝わりにくい…

スマホの写真では、伝わりにくい…

スマホの写真では、伝わりにくい…

白根御池手前で、少し緩くなる

白根御池手前で、少し緩くなる

白根御池手前で、少し緩くなる

橋を渡る

橋を渡る

橋を渡る

白根御池小屋に到着
すでにバテ気味

白根御池小屋に到着 すでにバテ気味

白根御池小屋に到着 すでにバテ気味

少し休憩して、エネルギー補給

少し休憩して、エネルギー補給

少し休憩して、エネルギー補給

白根御池

白根御池

白根御池

振り返ると、鳳凰三山が見える

振り返ると、鳳凰三山が見える

振り返ると、鳳凰三山が見える

樹林帯を抜けて、北岳を目指す

樹林帯を抜けて、北岳を目指す

樹林帯を抜けて、北岳を目指す

急登が続く

急登が続く

急登が続く

肩の小屋に到着
今日は、かなり苦しい...
無事ゴールできるかな…

肩の小屋に到着 今日は、かなり苦しい... 無事ゴールできるかな…

肩の小屋に到着 今日は、かなり苦しい... 無事ゴールできるかな…

「北岳に来ただけ。」

「北岳に来ただけ。」

「北岳に来ただけ。」

ここで、標高1,500mなので、
広河原から1,500m上げたことになる

ここで、標高1,500mなので、 広河原から1,500m上げたことになる

ここで、標高1,500mなので、 広河原から1,500m上げたことになる

山頂まで、あと190m

山頂まで、あと190m

山頂まで、あと190m

振り返ると、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳

振り返ると、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳

振り返ると、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳

あともう少し

あともう少し

あともう少し

この後向かう間ノ岳方面

この後向かう間ノ岳方面

この後向かう間ノ岳方面

北岳、登頂

北岳、登頂

北岳、登頂

奥に中央アルプス
少し雲がかかっている

奥に中央アルプス 少し雲がかかっている

奥に中央アルプス 少し雲がかかっている

眼下に北岳山荘が見える

眼下に北岳山荘が見える

眼下に北岳山荘が見える

八本歯のコルとの分岐
次来るときは、このルートで登ろう

八本歯のコルとの分岐 次来るときは、このルートで登ろう

八本歯のコルとの分岐 次来るときは、このルートで登ろう

八本歯のコル方面

八本歯のコル方面

八本歯のコル方面

振り返った北岳

振り返った北岳

振り返った北岳

北岳山荘
北岳山頂から300m下った

北岳山荘 北岳山頂から300m下った

北岳山荘 北岳山頂から300m下った

間ノ岳へ向けて、下った300mを登る
目の前は、中白峰山

間ノ岳へ向けて、下った300mを登る 目の前は、中白峰山

間ノ岳へ向けて、下った300mを登る 目の前は、中白峰山

本日の二座目
中白峰山、登頂

本日の二座目 中白峰山、登頂

本日の二座目 中白峰山、登頂

ようやく間ノ岳が見える

ようやく間ノ岳が見える

ようやく間ノ岳が見える

こんな岩場を越えて行く

こんな岩場を越えて行く

こんな岩場を越えて行く

本日の三座目
間ノ岳、登頂
雲はないが、風が強くなってきた

本日の三座目 間ノ岳、登頂 雲はないが、風が強くなってきた

本日の三座目 間ノ岳、登頂 雲はないが、風が強くなってきた

三角点

三角点

三角点

山頂はとても広くて、のんびりできる
(でも予定時間が押し気味)
先客は、二人だけ

山頂はとても広くて、のんびりできる (でも予定時間が押し気味) 先客は、二人だけ

山頂はとても広くて、のんびりできる (でも予定時間が押し気味) 先客は、二人だけ

農鳥岳を目指す
左の尖ったピークは、手前の西農鳥岳

農鳥岳を目指す 左の尖ったピークは、手前の西農鳥岳

農鳥岳を目指す 左の尖ったピークは、手前の西農鳥岳

この開放感は、ハンパない
でも疲れすぎて、楽しさ半減

この開放感は、ハンパない でも疲れすぎて、楽しさ半減

この開放感は、ハンパない でも疲れすぎて、楽しさ半減

開けた稜線の奥に富士山

開けた稜線の奥に富士山

開けた稜線の奥に富士山

振り返って、間ノ岳

振り返って、間ノ岳

振り返って、間ノ岳

農鳥小屋
ここまでで出会ったのは、一組のパーティーのみ

農鳥小屋 ここまでで出会ったのは、一組のパーティーのみ

農鳥小屋 ここまでで出会ったのは、一組のパーティーのみ

農鳥岳を目指す
手前のピークは、意外に急峻なんですね...

農鳥岳を目指す 手前のピークは、意外に急峻なんですね...

農鳥岳を目指す 手前のピークは、意外に急峻なんですね...

急登をつづら折りで登って行く
キツイ

急登をつづら折りで登って行く キツイ

急登をつづら折りで登って行く キツイ

山頂付近の凄い岩を巻く

山頂付近の凄い岩を巻く

山頂付近の凄い岩を巻く

ようやく農鳥岳が見えたか?

ようやく農鳥岳が見えたか?

ようやく農鳥岳が見えたか?

吸い込まれそうな綺麗さ

吸い込まれそうな綺麗さ

吸い込まれそうな綺麗さ

本日の四座目
西農鳥岳、登頂
北岳山荘で働くスタッフの方が来ていた

本日の四座目 西農鳥岳、登頂 北岳山荘で働くスタッフの方が来ていた

本日の四座目 西農鳥岳、登頂 北岳山荘で働くスタッフの方が来ていた

ここを越えて、農鳥岳へ

ここを越えて、農鳥岳へ

ここを越えて、農鳥岳へ

下って、登る
本日最後の登り(かな?)

下って、登る 本日最後の登り(かな?)

下って、登る 本日最後の登り(かな?)

本日最後
農鳥岳、登頂
奥に、北岳と間ノ岳

本日最後 農鳥岳、登頂 奥に、北岳と間ノ岳

本日最後 農鳥岳、登頂 奥に、北岳と間ノ岳

山頂には誰もおらず
独り占め

山頂には誰もおらず 独り占め

山頂には誰もおらず 独り占め

時間が押し気味なので、先を急ぐ
奥の稜線も綺麗

時間が押し気味なので、先を急ぐ 奥の稜線も綺麗

時間が押し気味なので、先を急ぐ 奥の稜線も綺麗

大門沢下降点まで、もう少し

大門沢下降点まで、もう少し

大門沢下降点まで、もう少し

大門沢下降点に到着
ここから奈良田まで長い下りになる
ここまでで出会ったのは一人

大門沢下降点に到着 ここから奈良田まで長い下りになる ここまでで出会ったのは一人

大門沢下降点に到着 ここから奈良田まで長い下りになる ここまでで出会ったのは一人

トラバースが崩落気味

トラバースが崩落気味

トラバースが崩落気味

急斜面を下る
登るのはキツイだろうな

急斜面を下る 登るのはキツイだろうな

急斜面を下る 登るのはキツイだろうな

沢沿いで樹林帯が少し開ける

沢沿いで樹林帯が少し開ける

沢沿いで樹林帯が少し開ける

また樹林帯に戻る

また樹林帯に戻る

また樹林帯に戻る

東側斜面なので、結構暗い

東側斜面なので、結構暗い

東側斜面なので、結構暗い

橋で沢を渡る

橋で沢を渡る

橋で沢を渡る

無理矢理感満載の足場

無理矢理感満載の足場

無理矢理感満載の足場

橋で沢を渡る

橋で沢を渡る

橋で沢を渡る

この辺りは、少し開けるが
この時間でもかなり暗い
追い抜いた人たちは、どうするのだろう?

この辺りは、少し開けるが この時間でもかなり暗い 追い抜いた人たちは、どうするのだろう?

この辺りは、少し開けるが この時間でもかなり暗い 追い抜いた人たちは、どうするのだろう?

工事現場手前の吊橋
ここまでくれば、ほぼ山道は終わり

工事現場手前の吊橋 ここまでくれば、ほぼ山道は終わり

工事現場手前の吊橋 ここまでくれば、ほぼ山道は終わり

最後の吊橋
「もりやまばし」だったっけ?

最後の吊橋 「もりやまばし」だったっけ?

最後の吊橋 「もりやまばし」だったっけ?

無事、登山口に到着

無事、登山口に到着

無事、登山口に到着

林道の入り口
第一発電所のところ
ここから車道を歩いて駐車場へ向かう

林道の入り口 第一発電所のところ ここから車道を歩いて駐車場へ向かう

林道の入り口 第一発電所のところ ここから車道を歩いて駐車場へ向かう

早川にかかる橋
朝、バスで通ったところ

早川にかかる橋 朝、バスで通ったところ

早川にかかる橋 朝、バスで通ったところ

奈良田の駐車場に到着
無事、ゴール

奈良田の駐車場に到着 無事、ゴール

奈良田の駐車場に到着 無事、ゴール

始発は、5:30(平日は、トップシーズンのみ) 5:15頃に2台のバスがやってきた

広河原まで¥1,300 別に協力金¥300

6:15頃、広河原に到着 平日なのに人は多い

いよいよスタート

間近に、北岳が見える 結構尖ってるのね。 この時は、山頂に雲がかかっていた。

最初は緩いが...

あっと言う間に急登になる

スマホの写真では、伝わりにくい…

白根御池手前で、少し緩くなる

橋を渡る

白根御池小屋に到着 すでにバテ気味

少し休憩して、エネルギー補給

白根御池

振り返ると、鳳凰三山が見える

樹林帯を抜けて、北岳を目指す

急登が続く

肩の小屋に到着 今日は、かなり苦しい... 無事ゴールできるかな…

「北岳に来ただけ。」

ここで、標高1,500mなので、 広河原から1,500m上げたことになる

山頂まで、あと190m

振り返ると、甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳

あともう少し

この後向かう間ノ岳方面

北岳、登頂

奥に中央アルプス 少し雲がかかっている

眼下に北岳山荘が見える

八本歯のコルとの分岐 次来るときは、このルートで登ろう

八本歯のコル方面

振り返った北岳

北岳山荘 北岳山頂から300m下った

間ノ岳へ向けて、下った300mを登る 目の前は、中白峰山

本日の二座目 中白峰山、登頂

ようやく間ノ岳が見える

こんな岩場を越えて行く

本日の三座目 間ノ岳、登頂 雲はないが、風が強くなってきた

三角点

山頂はとても広くて、のんびりできる (でも予定時間が押し気味) 先客は、二人だけ

農鳥岳を目指す 左の尖ったピークは、手前の西農鳥岳

この開放感は、ハンパない でも疲れすぎて、楽しさ半減

開けた稜線の奥に富士山

振り返って、間ノ岳

農鳥小屋 ここまでで出会ったのは、一組のパーティーのみ

農鳥岳を目指す 手前のピークは、意外に急峻なんですね...

急登をつづら折りで登って行く キツイ

山頂付近の凄い岩を巻く

ようやく農鳥岳が見えたか?

吸い込まれそうな綺麗さ

本日の四座目 西農鳥岳、登頂 北岳山荘で働くスタッフの方が来ていた

ここを越えて、農鳥岳へ

下って、登る 本日最後の登り(かな?)

本日最後 農鳥岳、登頂 奥に、北岳と間ノ岳

山頂には誰もおらず 独り占め

時間が押し気味なので、先を急ぐ 奥の稜線も綺麗

大門沢下降点まで、もう少し

大門沢下降点に到着 ここから奈良田まで長い下りになる ここまでで出会ったのは一人

トラバースが崩落気味

急斜面を下る 登るのはキツイだろうな

沢沿いで樹林帯が少し開ける

また樹林帯に戻る

東側斜面なので、結構暗い

橋で沢を渡る

無理矢理感満載の足場

橋で沢を渡る

この辺りは、少し開けるが この時間でもかなり暗い 追い抜いた人たちは、どうするのだろう?

工事現場手前の吊橋 ここまでくれば、ほぼ山道は終わり

最後の吊橋 「もりやまばし」だったっけ?

無事、登山口に到着

林道の入り口 第一発電所のところ ここから車道を歩いて駐車場へ向かう

早川にかかる橋 朝、バスで通ったところ

奈良田の駐車場に到着 無事、ゴール

この活動日記で通ったコース

【縦走】北岳→農鳥岳(広河原・奈良田)

  • 17:15
  • 23.9 km
  • 2781 m
  • コース定数 68

広河原から小太郎尾根までは登り坂、とくに草すべりコースは急登が続くが、夏はシナノキンバイなどの高山植物が目を和ませる。小太郎尾根前後からは視界が開け、楽しい稜線歩き。初日に肩ノ小屋まで到達すれば、2日目に北岳と間ノ岳、3日目に農鳥岳のピークを踏める雲上のトレイルを歩くとができる。稜線歩きなので水場はほとんどないが、各小屋で水を買えるほか、肩ノ小屋から往復30分の場所に水場がある。農鳥岳下山後、ヤグラが立つ大門沢下降点から奈良田までは6時間近くの下りが続くので、体力を残しておこう。とくに大門沢小屋までは急坂が続くのでスリップに注意を。