昨年夏に苦行のような真夏の山行を経験し、二度と夏の低山には行かないことを決意。 暑さを言い訳にして、ここしばらくは活動らしい活動もせずにいたのですが、クーラー病にかかったり体がなまったりでこれはいかんと重い腰を上げることにしました。 当初はスタートから標高が高い大台ケ原に行くつもりが2日続けて寝坊。 やむを得ず六甲全山縦走コースをスタート地点から登り、暑さでアカンと思ったらエスケープするスタイルで。 一応の計画では須磨浦公園から東山まで縦走して板宿に下るルートを予定。 猛暑は間違いないので、鉢伏山、旗振山、鉄拐山までは最低限、後は体力と気分の相談でと緩い計画でスタート。 神戸市の最高気温33℃という猛暑で、登る前から心は折れていますが…。 案の定、暑さにバテつつも最低限の目標である鉄拐山までたどり着き、ここで終了かとも思ったのですが、食事がてらおらが茶屋まで行くことに。 冷房がよくきいた店内、カレーとケーキセットで栄養補給するとまだまだ行けそうな気がしてきました。 後はここまで来たらも一つ先のピークまで…を繰り返し、当初計画どおりの東山まで到達。 計画下山路は板宿に下るルートでしたが、少しでも全山縦走コースをたどること、何より板宿駅よりも妙法谷寺駅の方が近いことから妙法寺駅に下るルートに変更。 ひたすら暑かったけど、よく晴れていて眺望は良かったです。 汗もかいてデトックスは捗ったはず。
夏山低山に二度と行くものかと誓った昨年の反省を活かし、ドライレイヤーにモンベルのジオライン クールメッシュ アームフィット、ベースレイヤーにファイントラックのドラウトゼファーを用意。 何だかんだやる気はある。
須磨浦公園駅からスタート。 六甲全山縦走の序盤ぶった切りコースをこの暑さの中でどこまで行けるか。
与謝野蕪村
間近に海。 須磨ですから!
松尾芭蕉
公園内舗装路ですが、なかなかの上りです。
正岡子規・高浜虚子
鉢伏山への登山道に入ります。
階段が整備されているということは上りはしんどいということ。
このコースは六甲全山縦走路でもあります。
展望台ということですが、木々が生い茂っていて眺望できません。
観光用リフトの機械音がなければいったいどこの山城の石垣と櫓か!と思いますな。
あじさい園はほぼ枯れていますが、ちょうど見頃の花を見つけました。
蝶を発見してもスマホのカメラではなかなか追いきれません。 カラスアゲハだと思っていたのですが、公開する責任上いい加減なことは言えないので調べたらアオスジアゲハでした。 蝦夷地には生息していないので、私が知らないのは当然か。
しっかりとした案内板があるので分岐で迷うことはほぼないでしょう。
須磨展望閣
鉢伏山山頂
先の目標までの距離表示も充実しているので、本日のように緩い計画でも歩きやすいですね。
旗振山山頂。 旗振茶屋は大変賑わっていました。
神戸空港なんて最近できたものかと思っていますが、説明板もだいぶ年季が入ってきたようです。
三つに分岐している道の真ん中を登り鉄拐山へ。
鉄拐山山頂
鉄拐山はぐるりと広い眺望があります。
これはアゲハチョウだと思うのだけど、ネットで調べたアゲハとどこか違う気もします。
さて、ここで下りるか、向こうの山に向かって行くか…。 この時点ではもう帰りたくて仕方がなかったのです。笑
おらが茶屋セットはカレーにケーキがつきます。 店内も普通だったら寒いくらいの冷房でしたが、山行中には生き返ります。
前半のバテは暑さが一番の要因ですが、栄養摂取の失敗もあったかな。 前日夜、当日朝の食事をエネルギーにしなければね。 昼食がすぐエネルギーになるわけではないと思うけど、おらが茶屋でしっかり昼食をとったのが本日後半に頑張れた要因かと。
高倉山はここがピークでよいのかな?
全山縦走路は高倉山から急な階段を一気に下り高倉団地内を通ります。
都市部の低山と侮るなかれ。 分岐には案内板がありますが、踏み跡を間違いやすい箇所もあるのでGPSとアプリは必要です。
地獄の階段
約350段の階段を一気に上るのはキチぃ。
ところどころ須磨アルプスらしい岩が露出した登山道です。
栂尾山山頂
ハンドメイド感ある展望台です。 階段部分が平らではなく丸いので少し怖いです。
横尾山山頂
二等三角点
この下りは足場が確保しにくいので慎重に。
須磨アルプスの岩肌は絶景!
足場は確保しやすいですが油断せず慎重に登りましょう。
名勝 馬の背
文字通り細い尾根を通ります。
本日の縦走最後のピーク、東山山頂です。
全山縦走路はここから一般道に入ります。
本日のゴール、妙法寺駅です。 着いてすぐコンビニでアイスと冷たい飲み物を買いました。
阪神で梅田に帰ってきたので名物ミックスジュースを久し振りにいただきました。