三条山(その1) 小田登山口であえなく撤退

2019.03.26(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
27
休憩時間
0
距離
294 m
のぼり / くだり
45 / 44 m
28

活動詳細

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 かつて福井正身氏は、著書『飯高・三杉・松阪の山』(1990年10月刊)において、「田引から宮川村・栗谷への峠道に、田引越えという道が使われていたが、三条山はその田引越えの峠の東に位置する山である。(中略)登路は2本あり1本は上記田引越えの道であるが、峠に行くに従って道は不鮮明となり、そのまま沢登りとなって山を越える」ので、そこでは「登頂しやすい小田の東の登り口からの登路を紹介」された。  また、三重県中部を中心に登山活動をされている「れぇは」さんは、2019年2月2日付のYAMAPログ「三条山ふらっと周回」に、かつて飯高から三条山にトライし、道迷い撤退したことを、忌憚なくしるされ、あらためて南側からのルートを紹介しておられる。  このような先人の案内に触発され、いちどは三条山に登ってみたくなった。今回は、福井氏の示唆に従って、小田の登山口から登頂を目論んだ。  小田の集落のはずれ近く、道端に小さな登山口の道標がある。福井氏が言う茶畑は、もはや無くなってしまっているが、当たりをつけていれば、車窓からでもそれと見つけることができるはずだ。この辺りちょうど道路が広くなっているので、道端に駐車し、早速山道に入り込む。ところが道は、ただちに急な山腹の植林帯に紛れ、細い踏み跡が交錯するのみ。テープなどの目印も無い。  まずは目の前の斜面を登りきり、尾根に出れば道は開けるのかもしれないが、GPSログはもちろんのこと、25000分の1地図にも頼りにする情報は無い。急で荒れた斜面をしばらく彷徨うが、福井氏の簡単な略地図と説明だけでは、この先に進む自信はなく、撤退を決断したのだった。

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