六度目の正直 ガードルストーン登頂!

2019.03.11(月) 日帰り

活動詳細

すべて見る

2019年3月9日 Mt Ruapehu Girdle Stone Summit やったー!!!!!! 登山を始めて約二年… マウンテニアリングを始めて約一年半… 厳冬期マウントタラナキ登頂断念(x2) 厳冬期マウントルアペフ (タフランギ峰)登頂断念(x3) 夏季マウントナラフイ登頂断念 そして…ついに…… 2658メートル マウントルアペフ (ガードルストーン峰)登頂しました!!!!!! ああああああ!!! いまになって嬉しさがこみあげてきます!!!いままでの失敗から学んだものすべて生かしきった感がとてもする!!! 最初から最後までリラックスしながらフォーカスしてたし、ペース配分も間違えなかった。天気は最高で、パートナーのサポートもほんとうに心強かった。 山行は、金曜の講義と実験を全て終えて3時ごろに出発。 今回のパートナーはライアン。若干35歳、脳外科・放射線治療医、イケメン、背が高い、マウンテニアリング歴15年のベテラン。そうですよ、こんな漫画みたいなひとが地球上に存在するんですよ。 ドライブのお供はトリュフの香りがするポテチ!リッチかよ!でもめちゃくちゃうまいんだ! ボーカルが変わる前のピンクフロイドを聴きながら、宗教についてボロクソディスる。なんてヤツだ。 今夜の天気予報は大雨に雷。土曜の朝にはよくなってるはず。氷河手前までハイクインしてテントを張るつもりだったけど、駐車場で車中泊に決定。 くだらない話をしながらご飯を食べ、就寝。 その夜ライアンはあまり眠れなかったらしい。私はまぁまぁ眠れました。 ギアを整えていざ出発。 ニュージーランドの高山はだいたいほとんどバリエーションルートなので、てきとうに氷河があるところまでは岩場を登ります。 ベースキャンプを張る場所を見つけて、サミットアプローチに不必要なギアを降ろす。 氷河をトラバースするときにクレバスに落ちないように慎重に、かつ素早く。 傾斜が強いところは足首がねじ曲がったまま歩きます。ふつうに痛いです。 ライアンは「マウンテニアリングとは痛みだ!もう一生やらんと思っても、うちに帰るときには次のプランを立てているものだ。そのとき痛みの記憶は快感に変わっている。」と言っておりました。 氷河のあとは靴をアプローチシューズ(トレランシューズ)に履き替え、ピッケルやアイゼンはその場に残して、サミットまで7割がれ場、3割ロープなしロッククライミング。笑 事前に約束していたカットオフ時間の午後二時半ちょうどに登頂。快晴、無風、絶景。 ベースキャンプまでまた同じことの繰り返し。ガードルストーン峰自体が岩のレゴみたいなかんじでできていて、クライミング中は掴まる岩が抜けないか確認しながら慎重に。でも落石が激しいから、かつ素早く。全部ゆるゆるでいつかガードルストーンなくなるんじゃないか… キャンプに戻ってからテン場作り。雪の斜面を並行にするためにピッケルでひたすら掘りました。 シングルベッド?ってぐらいの広さができたときに雹が降り始め、大雨に…。慌ててテントを張ってギアを放り込む。寒いし濡れるしテントは十分な広さがなく、二人で苦笑。 結構夜は気まずいほど近かったです。「間違いは起きないはず」と言ってくれるもののライアンは着替えを持ってきてないからと寝袋のなかはすっぽんぽん… その夜は豪雨に。窮屈だっただけにテントの中はポカポカ。だけど結露が顔に滴り落ちて何度も目が醒める。 翌朝も雨は止まず本峰のタフランギ登頂はキャンセル。 駐車場まで無事に戻って、帰宅。 山に登りはじめて、山小屋で知らないひとたちと同じ屋根の下で夜を過ごしたり、異性の友達と並んで寝たりすることがあまりにも多くなって、初めは混乱したけどいまじゃあたりまえとして受け入れられるようになりました。いや、慣れって怖いなぁ。 追記:ライアンは既婚者です。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。