活動データ
タイム
07:27
距離
7.5km
のぼり
1182m
くだり
1180m
活動詳細
すべて見る秋晴れの最高の天気の中、市房神社コースから市房山に登ってきました。 早朝5時30分頃に人吉インターで高速を降り、 水上村の登山口を目指して車を走らせます。 通過地である『あさぎり町』名の通りの霧の中を慎重に運転します。 途中で霧も晴れ、無事に登山口の市房キャンプ場に到着。 6時40分頃に登山開始です。 4合目の市房神社までは『市房杉』と呼ばれる杉の巨木の中を進みます。 かの屋久杉程ではありませんが、それでも圧倒的な迫力を醸し出しており、 見る者に自然の雄大さを物語ってくれます。 この時間、他の登山者・参拝者が誰もいなかったせいか、 自然の音以外の静寂に包まれた、厳かな雰囲気を味わえました。 4合目までの登山道(参道)はあまり傾斜もなく、 巨大杉でテンションも上がりますので、比較的楽に到着できます。 しかし、このコース4合目から頂上まで、ほぼ、ずぅ~っと急登が続きます。 神社で登山の安全を祈願して、気合を入直して登山を再開します。 7合目あたりまでは、森の中をもくもくと進んでいきます。 数え切れないくらいの丸太の階段や、丸太のはしご、木の根っこの階段等がでてきます。 木の根っこはともかく、逆に言えば登山道の整備が行き届いているということ。 危険な箇所・迷う箇所はなく、安全に登山を楽しめます。 とはいえ、エンドレス急登がきついのは変わりません。 ところどころの紅葉や、ちょっと覗かせてくれる展望を眺めつつ、 バテないようにゆっくりゆっくり登っていきます。 7合目付近で、植生が変わり始め、森の雰囲気も変わり始めます。 8合目過ぎで、森を抜け展望が利きはじめ、 周囲に水上村や人吉盆地のパノラマが広がります。 さて、このコースには悪名高い『ニセ頂上』が存在します。 初めて登る人は9合目の標柱から見えるピーク、 それを頂上と信じてしまうことでしょう。 そしてそのピークの直前で真実を知り、 今までの急登の疲労からの軽い絶望を伴った 『…マジかよ』 とつぶやくことになるのです。 ニセ頂上から10分程度で本当の頂上です。3時間30分ほどかかりました。 本日は天気もよく遠くまで展望が利きます。 さて、市房山は、もう一つお楽しみがあります。 山頂から5分程度の場所にある『心見橋』です。 所謂チョックストーンで、切れ落ちた谷の上部に 絶妙のバランスで岩がひっかかっています。 心にやましいことが無い人だけが渡ることができるそうな… 実は、今回の登山の真の目的は、 この岩を渡っている颯爽としたカッコいい、ナイスガイを撮影することでした。 この場所ですが、実は安全な巻き道があり、 あえてわざわざこの岩を渡る必要は微塵もありません。 その巻き道にあるベストの撮影ポイントに、 デジカメをいい具合にセットして、岩へ向かいました。 ……当初の予定と異なり、へっぴり腰のひびりまくっている おっさんしか撮影できませんでした。 さて、山頂へ引き返し景色をみながらまったりとし、11時位に下山開始。 行きが急登だったということは、下りも急降下ということ。 膝がガクガクになりながらも、慎重に下りていきます。 下りにもっと市房杉をいろいろ見てみようと最初は思っていましたが、 もうそんな余裕はありませんでした。 そんなこんなで、本日も無事に終了できてよかったです。 このコースですが、市房杉の森、急登だけど歩きやすい中腹、 標高が上がってからの展望、心見橋と、 いろんな表情と見所のつまった非常にいいコースだと思います。 オススメです。 下山後は、近くの元湯という日帰り温泉に入り、 多良木町のナチュラルというパン屋で ジェラートとホットコーヒーを頂きました。 アイスとホットコーヒーの組み合わせは、 存外によいものであると気付かされた一日でした。
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