大岳山 鋸山縦走 怒りのデス下りロード

2024.06.01(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 25
休憩時間
48
距離
11.6 km
のぼり / くだり
831 / 1340 m
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6
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16
7
1 43
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活動詳細

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いつになったらこの下り道は終わるんだ! 天は、天は、我を見放したーーー! そこは、奥多摩三山の一つ、大岳山から奥多摩駅へと連なる鋸尾根。 10キロちょっとという甘いトレーニング願望から選んだその尾根。 その甘い見込みを、モノの見事に打ち破ったのは、大きい岩と神経を使う木の根が続くエンドレス下りロードでした。 大岳山という人気の山と、奥多摩駅という便利な2点を結んでいながら、明らかに閑散としたそのトレイルに違和感を覚えたのは、大岳山を下りはじめてすぐのことです。 御岳山と大岳山の間の道のりの面白さはとても良く、最後のひと登りも楽しいものです。 両手を使って岩をひょいひょいと登るのも、ちょっと違った楽しみがあります。 ここまで想定通りで進んだことから、大岳山から奥多摩駅まで行けるルートでさらに身体を鍛えてみようと考えたのです。 甘かった。 鋸山までもかなり長く感じます。 平坦な部分も多いのですが、下りでは段差も大きい箇所も多く、地道に行かないと危ないところも多くあります。 鋸山まであっという間だろうという目論見は崩れ、結構な体力消費です。 問題は、鋸山から奥多摩駅までの道のりです。 一言でいうとですね。 長い……。 長すぎます。 ……つらいです。 多くの山でちょっとタフな下り場面は何か所かあると思うのですが、それが何度も何度もやってきて、メンタルとの戦いになります。 御岳山から大岳山の途中でも、腰のあたりまである岩を登って降りてとする箇所が3か所ぐらいあり、そこで渋滞が起きていましたが、それが無数に連続する感じです。 技術的には、難所という難所ではないです。 しかし、手を突きながら慎重に降りた方がいいかなぐらいのレベルの場所が多く、神経も使いますし、やはり肉体的な疲労も蓄積されていきます。 到着予想時刻を見ても、とても1時間で着くような距離ではなく、グラフで見ても傾斜もどんどん増してくるので、これ以上の下りがやってくるのかという絶望感に包まれていくのです。 絶望は怒りへと変わります。 鋸尾根は、怒りのデス下りロードと化しました。 もちろん肉体的にもダメージは大きいです。 先々週はお隣の御前山に登り、下ったわけですが、足の痛みやだるさはほとんどありませんでした。 ところが、この道はというと、鋸山をしばらくしてから、足にかなりの疲れが来ました。 ダルくて力が入りにくい感じです。 塩分はしっかり取っていたつもりだったのですが、ペットボトルを3本のみで登っていたので、水分がやや足りてなかったのかもしれません。 この道が地獄なのは、「もう下りはしんどい! やめてくれ!」と思ったところで現れる絶望的な登りです。 絶望は怒りへと変わります。 両手と怒りを超えられない大きな段差や鎖場もあります。 「こういうのは頂上近くでやるものですよね。もう少し、こう、何というか。手心というか……」 終わり近くともなれば無難に終わるだろうという、山道の普通のコースレイアウトを裏切る鬼仕様に悶絶します。 杉林に入り、平和が訪れたと安堵。 ところが終わらないつづら折り。 さてはループ設定を入れすぎたなと推理しながら、何回も曲がります。 どんだけ振り回すんだと怒りが頂点に達したところで、最後は飽きてくるのですが、さらに数回曲がっていると、左右に振り回す十分な距離のつづら折りの道があるだけマシだから、これがずっと続いてくれ……心がありのままを受け止めてあげよう……とも思えてきます。 (直で降りるところで地獄を見てきたので) 怒りの行く先は、煩悩を捨てた世界でした。 最後の最後、聞いてはいた恐ろしい神社の階段です。 傾斜がきつくて一段一段がつらい、というか痛い。 そのあとの道も人里近くとは思えないしっかりした山道でバテバテになり、煩悩を捨てた状態でゴールしました。 駅前で食べたわさび丼。染みました。 店員さんの温かい言葉とともに生き返りました。 わさび丼、ありがとうございました。 煩悩、蘇りました。 --------------------- ◆総括 ・長い。つらい。 --------------------- ◆気温と服装 ・登山口近くでは20度台半ばで暑かった。 ・大岳山から下山時までは涼しさを感じ、腕まくりも要らなかった。 ・湿度が高かったせいかHOUDINIの長袖(Cover Crew)は汗がたまる印象があったので、ボタンで開閉できるシャツの方が良かったかも。 --------------------- ◆登山道の状況 (鋸山~奥多摩駅) ・十分整備はされていて、全般に危険という感じはない。 ・ただ、大きい木の根の段差を超えた先が崖という箇所(滑落事故発生の看板あり)もあり、疲労で体力が落ちたときにワンミスで大ケガにつながるリスクは感じた。 --------------------- ◆山の選定理由 ・温帯低気圧通過直後の日ということで、天気情報から晴れる時間が長いのが、奥多摩の北側(奥秩父の南側)、群馬県あたりと絞り込んだ。 ・前日が忙しく、荷物のパッキングも無理だったため気楽に行ける奥多摩をチョイス。 ・早朝出発が難しいことから、川苔山は行動時間が長くなりちょっと無理と判断。 ・気楽モードにも切り換えられる御岳山・大岳山周辺へと絞り込んだ。 ◆ルートの選定理由 ・山を選んだ上で、奥多摩駅をゴールにし、奥多摩駅周辺でも観光ができるルートがよいと考えた。 ・鋸山・鋸尾根ルートが長いとは知っていた。 ・しかしながら、下りであってもルートが険しいことや、初心者上がりにはキツい道であることは調査では十分把握できていなかった。 --------------------- ◆下山メシ(わさび丼) ・わさび食堂さんのフードトラックのわさび丼で生き返りました。ありがとうございました。

メンバー

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