【医王山】霞たなびく雨水の雪山

2019.02.24(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 5
休憩時間
38
距離
8.4 km
のぼり / くだり
562 / 562 m
2
1 26
42
21
51
1

活動詳細

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≪アプローチ≫ 車:28分(金沢-見上峠) ≪登山コース≫ 6:45見上峠-7:15医王の里キャンプ場-7:55西尾平-9:05/9:30白兀山-10:07西尾平-10:30医王の里キャンプ場-10:51見上峠 ≪歩行時間≫ 登り=2時間20分(見上峠-白兀山)、下り=1時間21分(白兀山-見上峠) 季節は初春。二十四節気の「雨水」にあたる。空から降るものが雪から雨に変わり、積もった雪が解け始める時季とされる。昨日今日と、めずらしく2日続けて快晴との天気予報。せっかくの機会を逃したくないと、昨晩、山仲間を医王山に誘ったところ、「午後に用事があるけど、正午までならOK」との返事をもらった。 午前6時過ぎに車で金沢を出発し、杜の里から医王山方面へ。医王山スポーツセンター付近まで雪はほとんどない。6時35分に見上峠に到着。先客は2台のみ。登山靴を履き、ゲイターを装着して登山道を歩き始める。期待どおり、天気は最高だ。 医王の里オートキャンプ場を通り抜け、菅池の裏を回り、大きな鉄塔をくぐる。高度を上げるにつれて雪は深くなる。気温が低いせいか、雪は締まっていて思いのほか歩きやすい。ワカンを持ってきたが、ツボ足で問題なく登れそうである。7時55分、西尾平に到着。白山山系の山々が朝日を浴びて輝いている。 見晴らしのよい場所から金沢方面を眺めると、日本海の水平線がぼんやりと霞んでいる。春の霞か、それともPM2.5か。木々の間から見えるのは、とても北陸の冬とは思えない鮮やかな青空。蓼科山で見た八ヶ岳ブルーを思い出す。足取りも軽く、一気呵成に白兀山(標高896m)の頂上へ。さすがに山頂は積雪が多く、標識も展望台も半分以上雪に埋まっていた。 山仲間が持ってきてくれたフルーツをつまみながら、眺望を楽しむ。剱岳や立山がはっきり見え、奥医王山の背後に白山が恥ずかしそうに頭をのぞかせる。快晴、微風、これ以上はないという登山日和である。もし山に来なかったら、きっと激しく後悔しただろう。 25分ほど山頂をブラブラしてから、来た道を戻る。時折りトレースから外れ、新雪の上を駆け下りる。これもまた雪山登山ならではの楽しみ。気温が上がり、医王の里オートキャンプ場辺りから雪が腐ってきた。早くスタートして大正解。10時51分、見上峠に帰還。最高のコンディションで山行を堪能できた。山仲間に感謝である。

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