<<コース状況>> ◆ゲート~桂小場 数日前に雨が降ったようで、 サラサラ新雪の下はツルッツル!! ここは赤城大沼かスケートリンクか!というくらい。 チェンスパが大正解。 ◆桂小場~避難小屋 チェンスパがベストマッチ。 微妙に凍っているところもあり、ツボ足では何度かスリップも。 ◆避難小屋~稜線 スノーシューを使用。 先々週来た時と比べると雪が締まりあまり沈まずに済んだ。トレースは吹き溜まりで無くなるので、 自力でルーファイ出来ないと辛いはず。 ◆稜線 アイゼン+ピッケル使用。 ここも自力で安全なルートを見つけられないと、 ひとつ間違えれば死ぬ場所がたくさんある。 2週前にソロで挑み敗退した将棊頭山。 今回は装備面も万全を期して、頼れる友人と一緒に3人で挑んだ。 ちょっと前に雨が降ったようで、最初の道路が恐ろしいほどツルツル。何度かすっ転んだのでアイゼン装着したが歩き始めで足がまだ動かない.. チェンスパがあればなー!と心底思った。 前回もそうだったが、小屋まではツボ足で余裕なのに、小屋から先はスノーシューが無いと無理。 この境目はなんなんだ(笑) そして前回撤退したポイントからほんの数十メートル頑張れば、視界が開ける場所に出たということも判明(;´д`) まあその悔しさを今回の山行の糧としたわけだが... そしてなかなか届かない稜線に出ると、真っ青な空に真っ白な霧氷(゜∀゜) しかも360度の絶景が待っていた! まさに歓喜の時! しかし同時に猛烈な冷風を浴びる。 顔を出していたので一瞬で顔じゅうが痛いほどの冷たい風だ。 稜線上はアイゼンが気持ちよく効くが一度転べば止まらないであろうコンディション。 気を引き締めて木曽駒へ向かった。 本当に長く難しく辛い道のりだったので、木曽駒ケ岳に届いた時には、マスクの下で嗚咽を漏らしながら号泣した...。 歩き切る体力、安全なルーファイ、ツボ足、スノーシュー、アイゼンでのミックスやクライムダウンなどの歩行技術、 自分の持てる力を全て出し切って木曽駒ケ岳まで辿り着けた。 これは間違いなく自分史上、かなり上位な印象に残る山行だった。 しかし天気が崩れないでいてくれたことは本当にラッキーだったし、アクシデントもなく生きて戻れて良かった。 この週末中に亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
夜中の気温は低く、雪が結晶で降ってきた
登山口から小屋まではツボ足でいけたが、 チェンスパがあれば最高
そして小屋から上はやはりラッセル でも、前回よりも雪が締まっていて歩きやすい
そして待ちに待ったご来光
すごくほっとする
暖かい色がうれしい
気温も上がってくれるといいが
はやくあったかくなって~
空が広くなってきたら
霧氷も見えて
待ちに待った
森林限界♪♪
んだー!!前回もこれを見たかった!
たまらんちん
最高過ぎる
御嶽山もバッチリ
こちらは茶臼山
雪の少ない八ヶ岳
最高の天気だが風が強い
そして将棋頭山へ
はるか遠くに木曽駒が見える♪
だいぶ歩いてきたがまだつかない
雲海もまたよし
足元はカチカチ
一歩一歩気をつけながら
それにしても遠いな。。
ひさびさの高い標高。 息が上がる
乗鞍岳
西駒山荘が見えた!
はぁはぁ(;´Д`) 疲れた。。
テッカテカの稜線を
木曽駒方面を見つつ詰めていく
南アルプスを見ていたら
富士山はっけん!!
そしてついに到着! 手書きの標柱
頼りになるメンバーに感謝
こんな景色を見ながらここまで来れて最高だ!
西駒山荘アップ 様子を見には行かなかった
しばし景色を楽しんだら
意を決して木曽駒へ!!!
木曽駒は右のピークかその先か
果てしなく遠いような
地図で見るとそうでもないような
まあ行くだけだな
振り返ると、すでにかなり来た
壁のように見えるが
近づいてみると行けそうだ
いやらしい難所が続く。 転んだら止まらないし、おそらく死ぬ
ルーファイできないと無理
麦草岳か
馬の背のあたりが一番やばかったかな
最後の最後でこの日一番の強風!
シュカブラも
疲れた体でものすごい向かい風に立ち向かう
ハッキリ言って頂上山荘へトラバースしたかったw
でも、どうにかこうにか木曽駒に到達
ついにきた
たくさん撮りたかったが、 八丁坂がクラストしているとの報
急ぎ降りる(;´Д`)
三の沢岳とか檜尾とか
中岳の登り返しもやっとだったが、
宝剣岳を見ながら乗越浄土へ。。
宝剣岳はスルー
そして八丁坂では救助活動も行われていて、 様々なレベルの登山者がひしめく。。