八ヶ岳 天狗岳日帰り

2019.02.10(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:00

距離

8.3km

のぼり

811m

くだり

814m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間
休憩時間
18
距離
8.3 km
のぼり / くだり
811 / 814 m
3
2 3
55
3 17

活動詳細

すべて見る

連休を前に山選びをするのだがベストな山がなかなか見つからない。 北アルプスはこの時期天候不安定でぼくの技術ではまだ危険。かといって近場の鈴鹿に目を向けるも、こちらは雪が激減。奈良の方は中途半端に遠いし・・・ しかしながらこのままウジウジと家に篭っていても精神衛生上よくない。 厳冬期は青春と同じだ、瞬く間に過ぎ去って行くのだから。 それならばと困った時の八ヶ岳ということで八ヶ岳の中でも少し雪が溜まってきた北の天狗岳の日帰りを行なう事にした。 夜中に車を走らせ朝方に出発点である渋の湯着なのだが 渋の湯までの山道、ウネウネの登り道で道路を雪が覆っていて極度の緊張運転。 気温-13℃であるから間違いなく道路凍結である。 去年力を見せてくれたスタッドレスタイヤを信じるしかなくゆっくりゆっくり、 たまにタイヤを頑張らせながらの運転。これもう少し雪が積もってたらアウトだったに違いない。天狗岳行くのに山中1泊する人が多いのはこの道のせいもあるのかとも思った。 無事渋の湯まで到着したかと思うと事前情報通り駐車場待ち。 車をあっち動かしこっち動かし、渋の湯のおばさんもせわしなく動いてやっと駐車できたのが6時半。出発は7時になった。 渋の湯から黒百合ヒュッテまでの樹林帯を歩く。軽アイゼン等はつけない。 手がキンキンで痛いのだけど真っ白な雪道と樹氷が綺麗で写真を撮りながら 歩いた。が、1時間も歩けば飽きた。 写真を撮りながらダラダラ歩いても黒百合ヒュッテまでは夏のコースタイム程度で到着できた。 これまでの寒さは一転し太陽がポカポカ温かい。風もなく気持ちよくアイゼン、ハードシェルなどの準備がストレスなく出来た。 天狗に向かって登り始めるとキンキンの風が襲ってきた。 風はさほど強くはないが八ヶ岳である、冷たい。 もっと楽勝かと思ったけど、サーマルアンダーにミッドレイヤー、ハードシェルのしっかり装備でギリギリだった。冬山は晴れ模様に騙されちゃいかん、舐めちゃいかん。 前方にはたくさんの登山者が山頂を目指して歩いているのが見えた。 そして自分もしばらく登って天狗岳山頂。 爆風の中記念撮影なのか証明写真なのかとりあえず撮影である。 近くにいた方に写真をお願いするもここでまさかのバッテリー落ち。すぐさまアイフォンでお願いしたがこちらも1~2枚撮った後動作がおかしくなって終了。 恐るべし山頂の強風と低温。 まだ稜線の綺麗な写真も霧氷も樹氷も満足に撮ってないのにカメラ無しになるのは非常に寂しいので条件は厳しくもカメラのバッテリー交換に挑んでみる事にした、換えのバッテリーは念のため持って来ているのである。 爆風で荷物が飛んで行かないように細心の注意を払いながらリュックの中から換えのバッテリーが入ったポーチを探す。 見つからない。恐らくかなり下の方である。 そういえばGoProはどこ行った?すっかり忘れていた。 しかし見つからない。肝心な時にGoProは役にたたん。というより忘れてきたようだ。自分の馬鹿さ加減に呆れてしまう。 そうこうしてるうちに心が折れた。諦めて西天狗岳に向かう事にしよう、そしてさっさと下山して温泉で傷心を温めてやろうと。 しかし歩きながら思う。写真は毎回嫁も楽しみにしてるのにな、SNSにもUPできないな・・・その心は落ち込むばかりである。そういえば先日はサングラス落としたな、今年の山行はイマイチうまくいかない。 と思っていたら鞍部まで下りたら風が弱まった。しかしまだ寒いのでしばらく迷ったが再度挑戦してみる事にした、バッテリー交換。 リュックの中身を外に出しながら下の方からポーチを取り出す。 これだこれだと換えのバッテリーを手に取り、カメラの蓋を開けよう・・・と思ったらカメラとカメラカバーをつけている金属製のネジ(大きめ)が凍っていてまわらない。予想外の展開に焦る。しかしぼくも男であるそしてもう一児のパパである、これまでのぼくではない。気合いでネジをまわしてカメラの蓋をあけてバッテリーを取り出し換えのバッテリーを・・・と思ったらGoProのバッテリー。 これじゃない!と吉本ばりのボケツッコミを瞬時に終え、もう一度ポーチの中を探して正真正銘カメラのバッテリーを手に取り無事カメラの電源ONに辿り着いた。 西天狗岳に上がり、思う存分写真や動画を撮った。 労力の割にはさほど感動する写真は撮れなかったがこれも経験である。満足感は大きかった。 黒百合ヒュッテの定番ビーフシチューに後ろ髪を引かれながら下山。 今日は気になるハルピンラーメンを食べるのだ。 下山口の渋の湯温泉もスルー。こちらも気になる諏訪湖隣接の片倉館に行きたいのだ。 14時ゴール。そこからハルピンラーメンと片倉温泉へ。 結論から言うと、ハルピンラーメンはそこそこ美味かったものの片倉館の温泉には期待を裏切られた。 というかなぜ素直にビーフシチューと渋の湯温泉(それ以外にも良い温泉はたくさんある)にしなかったのか、その辺を自分に深く問いながら心地よい疲労とともに帰路についた。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。