活動データ
タイム
08:00
距離
18.0km
のぼり
1384m
くだり
1384m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る一般的に冬にしか登れないと言われる知床の幻の山「海別岳」へ行ってきました😃✨⛄️ スタートは朝5時。真っ暗な林道から出発しました。 序盤は快適な林道を行きますが、初めての山だったので、コースを確認しながら慎重に。 少し林道を進むと、いよいよ道なき道へ!! 登山道など存在しない海別なので、深い森の中でGPSとコンパスを頼りに進むこととなります。 新雪でトレースも全くなかったのですが、よ~く見てみると、意外にもほんのりとマーキングがあったので、道しるべを見失わないように。。。(ただ、そのマーキングも進んでいるうちにいつの間にかなくなりましたが) 森を抜けて灌木帯(標高700mあたり)まで進むと雪が固くなり、スキーシールでは登れなくなってきたので、スキーアイゼンを装着してハイクアップ🎵 そしてこのあたりから何やら怪しい雲が出てきて強風が吹き始めました。。。 さらに進むと一面のハイマツ帯へと変遷しました。ハイマツの枝はまだ完全に埋まりきっておらず、スキーに引っかかって歩きにくいので標高1100mあたりでスキーをデポし、アイゼン・ピッケルにチェンジ! …が、”モナカ雪”だったので、踏み抜きが続いてなかなか苦労しました。。。😅 そのあたりから風は一段と威力を増してホワイトアウトになってきました。 なので、30m間隔くらいでコースフラッグを打ちながら登って行くことに。 ニセピークあたりまで進めば踏み抜きはほとんどなくなりましたが、打って変わってとにかく猛烈な爆風となりました。 握っているピッケルさえも飛ばされそうなほどの風で、耐風姿勢をとるたびに「まだ行けそう?まだ大丈夫??」と自身のカラダに問いかけながら山頂を目指しました。 撤退すべきかどうかギリギリの状況でしたが、ピンチをかわして山頂に到着。 ただ、登頂の達成感に浸る余裕などなく、写真だけ撮って逃げるように下山してきました。 道しるべのコースフラッグを辿ってスキーデポ地点まで下りてくれば爆風も収まってきて、ようやく生きている心地が戻ってきました。 アイゼンを脱いでギアチェンジをしていたら、意外にも遥か下の方に登ってくる人影を発見しました。 今まで危機的状況にさらされていただけに、他の人と会えたことが最高に嬉しかったです。 スキーにチェンジしてからは「戦いの下り」。なんたって雪がカッチカチだし、ハイマツが出ており、それを避けなければならないので、程なくして脚はパンパンになりました😅 でも、下山中に晴れてきてお隣の斜里岳やオホーツク海の流氷までよく見えたので、最高の絶景を満喫することができました✨ 最後、また森林地帯に戻ってきたあたりで緩斜面となり少しだけ登り返しも登場するので、スキーシールを装着してそのままゴール🎵 スキーを楽しむには雪が悪く少しイマイチな感じはありましたが、終盤は晴れて絶景を拝めたので、また行きたいと思えるような素晴らしい山行となりました😃✨ 爆風に見舞われて苦しい山行ではありましたが、厳しい天候にさらされるほど自然の偉大さや力強さを感じ取ることができるから、これはこれでキライじゃないです😊
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