日光氷瀑巡り1日目 雲竜渓谷(初心者登山44座目)

2019.02.01(金) 日帰り

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 59
休憩時間
32
距離
18.3 km
のぼり / くだり
1072 / 1217 m
31
4 2
1

活動詳細

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遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします! 昨年の夏から今年の1月下旬まで私を苦しめ続けた昇格研修の発表も終わり、晴れて自由の身になった。長らく続いたストレスフルな状況から解放されたものの、蓄積したダメージから、直ぐに何かしようという気分にはならず、2週間死んだ目でただただボーっと過ごしていた。 これではいかんと、久しぶりに独りで山へ入ることにした。しかし、今の精神状態でハードな雪山に行くのは不安があったので、昨年に続き雲竜渓谷を行先に定めた。夜は中禅寺湖温泉街に泊まり、翌日は戦場ヶ原を横断し庵滝の氷瀑を見に行く1泊2日の計画。日光氷瀑巡り。 当日は5時前に浅草発の始発で出発。天気が良く、車窓から筑波山がよく見えた。新栃木で誤って東武宇都宮線に乗ってしまったため、30分遅れの8時過ぎに東武日光駅に到着。昨年は駅から徒歩で雲竜渓谷まで往復したが、かなり辛かったので、今回は往路のみタクシーを利用し林道ゲートまでワープ。しかし、滝尾神社で降ろされ林道ゲートまで歩かなければならなかった。後続のタクシーは入口まで行っていたので運転手によるようだ。つくづく、くじ運がない。 滝尾神社から林道ゲートまでは徒歩で30分程。山ルートと沢ルートを選択できるが、昨年同様景色の良い沢ルートを選択。一度歩いた道なので気楽にサクサク進む。雲竜渓谷の入口までノーアイゼン。途中のダムの巻き道の凍った急斜面以外は問題なかった。 ダムの上に広がる河原から見上げる女峰山は今年も最高。ここから見た女峰山に惚れて、昨年末にあの山に登ったのだった(酷い目に遭ったが)。しかし、昨年より積雪が少ないな。 河原から林道をつづら折りに上り、しばらく歩くと洞門岩に到着。ここからはまた山ルートと沢ルートを選べる。昨年は沢ルートを歩いたが、今年は工事が進んで歩きにくくなっているという情報を仕入れていたので山ルートを選択。しかし、この後、つづら折りの林道を延々と上ることになるわ、時間はかかるわでとても後悔した。最高点の赤那岐国有林標を過ぎたあたりから女峰山の山頂が良く見えたが、ちょっと割に合わないかな苦笑 30分ほどで雲竜渓谷入口に到着。ここでアイゼンを付けて沢に下りる。 渓谷に入って最初に現れる氷のカーテンは美しかった。今年も感動。私的にはここが一番好きな場所である。日に照らされてすごい勢いで融解していたので、頭上に気をつけて見学。 その先の友知らずと呼ばれる巨大氷柱群は殺人級のデカさなので一気に駆け抜ける。常時バキバキ音が鳴っていたのでめちゃめちゃ怖かった。 そして雲竜瀑下の右の急斜面を上り氷瀑本体へ無事到着。ここはコース上の数少ない危険スポットだと思うが、チェーンスパイクで滑りまくっていた人がいたので、アイゼンの方が安心だろう。 雲竜瀑本体は昨年見たより肉付きは良い気がした。圧巻。その辺にいた人に記念写真を撮ってもらい昼食にする。30分程度周りを散策し下山開始。 復路は雲竜渓谷入口→洞門岩までは沢コースを選択。噂通り昨年来た時とルートが変わっていた。往路で沢コースを選んでいたら新しい巻き道には気づかないだろうな。行きに沢コースを進まれる方は調べて行った方が良いと思われる。 ダムの上の林道→林道ゲートまでは山ルートを歩いた。安全な道だったがやたら長く感じたのでダムの横を通る沢ルートの方が良いなと思った。 林道ゲートからはひたすら歩いて東武日光駅を目指す。帰りは車の轍が凍って滑るので気を使って疲れた。神橋まで歩いたところでバスが来たので、最後はずるして東武日光駅にゴール。 駅で一息つきたかったが、中禅寺湖行のバスの出発が10分後だったので、そのままバスを待ち中禅寺湖へ上る。いろは坂からは男体山、太郎山、女峰山が良く見えた。 40分ほどで中禅寺湖へ着く。クソ寒い。雲竜渓谷より遥かに寒い。後でホテルマンに聞いたが、この日はマイナス9度だったらしい。予定より早く到着したので、まず華厳の滝を見に行く。多少歩くのかと思ったが、エレベーターで下り、展望台から滝を眺めるだけだったので拍子抜け。滝には近寄れないのが不満だったがそれでも中禅寺湖から流れ落ちる落差97mの大瀑布は迫力があった。 10分ほど滝を眺め撤退。中禅寺湖と男体山が納まった写真を撮ろうとちょうどいいポジションまで湖畔を歩く。湖から吹いてくる風がとにかく冷たい。10分ほど歩いた場所で写真を撮ってさっさと撤退。宿へ向かう。 宿へ向かう道で営業している飲食店を探したが、無い。本当にゼロ。それは事前調査でわかっていた事とはいえ落胆。空いている可能性があったとんかつやも閉店、最終手段として考えていたおしゃれなフランス料理屋もPrivate Partyの札が出ていては入れず。せっかくフランス料理のマナーを軽く復習してきたというのに無念である。 今回は旅籠なごみという宿に泊まった。宿の前まで行くと体育会系のホテルマンがすごい笑顔で手を振り歓迎してくれた。何故、私が客だとわかったのかと訊ねると、先ほど電話された方ですよね?という回答。人違い。 キレキレの利用案内を受け部屋へ通される。ツインベッド、ソファ、湖を望むテラス、完全に一人で持て余す部屋である。 温泉前に街で唯一のスーパーを教えてもらいお酒とおつまみの買い出しに行く。久しぶりの一人旅、ブチ上がるしかない。 宿に戻りお湯を頂く。露天風呂は源泉かけ流しの硫黄臭プンプンの濃ゆいお湯だった。温度も調度良く、久しぶりの山歩きで疲労した脚に染みる。30分ほどお湯を楽しんで、部屋に戻りビールを飲む。至福。 18時頃にスーパーで情報を得たホテル裏の飲食店で夕食。飲食店というかスナックだった。店内には歌い手のいない90年代Jポップのカラオケが垂れ流されており感情の無いコーラスをBGMに湯葉とクリームチーズのスパゲティを食べた。無理せずホテルの食事を食べればよかったと心底後悔した。 再び宿に戻り、酒をかっ喰らいながらMステの特番でイエモンやらTMGEの映像でブチ上がる。19時~23時まで飲み続け、不意に虚無感に襲われたので宴を終えて風呂に入って寝る。

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