極寒のテン泊@阿弥陀岳

2019.01.26(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 46
休憩時間
1 時間 59
距離
5.2 km
のぼり / くだり
698 / 43 m
DAY 2
合計時間
7 時間 8
休憩時間
2 時間 58
距離
7.2 km
のぼり / くだり
413 / 1062 m

活動詳細

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昨年の赤岳に続き、この時期、阿弥陀岳に登ってみたいと計画しました。 直前には『今年一番の寒波が・・・』『山間部では大雪が・・・』の 予報でしたが、人気の山だし、なんとかなるかと。 ■行程 1日目:車で赤岳山荘~赤岳鉱泉~行者小屋(テント泊) 2日目:文三郎道~中岳~阿弥陀岳(折り返し)     しかし、急遽予定を変更し、中岳沢を往復。 ■テント泊 『最強寒波』の通り、強烈に寒かった(テント内ですら明け方は氷点下18度)。 本を読む気にもなれず18:30就寝。夜、結露が霜になってテント内で降雪あり。 今回の発見として、シュラフに入る際、思い切ってアンダーウエアのみと したところ(いつもはダウンの上下を着込みます)、これが暖かい。 某書籍に書いてあったことは事実でした。 ■山頂を目指すも撤退 中岳沢(積雪の状況では雪崩の危険あり)を登り、中岳のコルまで順調。 稜線に出ると思っていた以上の強風にビビるもいざ山頂へ! トレースを頼りに、アイゼンとピッケルを効かせて一歩一歩前進。 が、山頂までCTであと15分というところでトレースがなくなる。 昨晩の降雪とこの強風で消えた模様。 吹き溜まりには腰まで雪が積もっているし、初めての阿弥陀岳はルートが まったくわかりません。 ・・・撤退です。 そもそも、トレースがあることを前提に、ルートを良く調べもせず・・・ 以下の失敗を含め、今回は自分の計画不足を痛感。 反省しきりの山行でした。 失敗(成長の糧) ・ガソリンストーブの操作を誤り、ストーブが火に包まれました。危うくテント全焼。 ・スリングにぶら下げて持ち歩いていた三脚、どこかに落としてしまいました。 ・ルートを安易に途中変更。もしものとき、登山計画と違う行動をしていたら・・・ ・ピッケルに引っ掛け、サコッシュ破損。 ・アイゼンに引っ掛け、ゲイター破損。 ・会社携帯(ガラケー)の取り扱いを雑にしたため、寒さで使用不可。 ・朝食用のパン、寒さ対策を怠り、カチコチになり食用不可。 ・ソーラーライト、充電不足で使用不可。 ああぁ、我ながら情けない。。。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今回は赤岳山荘まで車でラクチン。駐車料は1,000円/日でした。日曜日はほぼ満車でしたよ。北沢コースと南沢コースの分岐からいよいよスタート。三脚をセットし自撮り。これが今回の山行で最初で最後の自撮りになりました。トホホ・・・
今回は赤岳山荘まで車でラクチン。駐車料は1,000円/日でした。日曜日はほぼ満車でしたよ。北沢コースと南沢コースの分岐からいよいよスタート。三脚をセットし自撮り。これが今回の山行で最初で最後の自撮りになりました。トホホ・・・
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北沢コースを進みます。基本雪道ですが、ところどころアイスバーンになっていたり、石コロが露出していたり、歩きにくい。私はアイゼンをはきましたが、チェーンスパイクがいいかも。
北沢コースを進みます。基本雪道ですが、ところどころアイスバーンになっていたり、石コロが露出していたり、歩きにくい。私はアイゼンをはきましたが、チェーンスパイクがいいかも。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 道の途中に”赤岳鉱泉/行者小屋”のジムニー号が止まっていました。記念にパチリ。そうそう新型ジムニーに興味ありです。
道の途中に”赤岳鉱泉/行者小屋”のジムニー号が止まっていました。記念にパチリ。そうそう新型ジムニーに興味ありです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 堰堤広場から赤岳方面を望みます。今年は雪が少ないですね。
堰堤広場から赤岳方面を望みます。今年は雪が少ないですね。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) どんどん山が深くなります。川のせせらぎと雪を踏む音がなんとも心地いい。
どんどん山が深くなります。川のせせらぎと雪を踏む音がなんとも心地いい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) おなかが少し減ってきたころ、赤岳鉱泉着。今年もアイスキャンディが見られました。装備は全てレンタルできるらしく、手ぶらでOKとのこと。いつか登ってみたい。
おなかが少し減ってきたころ、赤岳鉱泉着。今年もアイスキャンディが見られました。装備は全てレンタルできるらしく、手ぶらでOKとのこと。いつか登ってみたい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳鉱泉は食事のメニューが豊富。カレー、ラーメン、パスタとレストラン並み。カレーだけでも7種類くらいあったかな。ありがたい。
赤岳鉱泉は食事のメニューが豊富。カレー、ラーメン、パスタとレストラン並み。カレーだけでも7種類くらいあったかな。ありがたい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) さらに進んで、本日テント泊する行者小屋着。残念ながらどんより曇り空。今年一番とされる寒波のせいでやはり寒い。
さらに進んで、本日テント泊する行者小屋着。残念ながらどんより曇り空。今年一番とされる寒波のせいでやはり寒い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) テントを設営。後ろには今回目指す阿弥陀岳の勇姿。って、ホントにあそこまで登るのか???
テントを設営。後ろには今回目指す阿弥陀岳の勇姿。って、ホントにあそこまで登るのか???
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) テント場近くにある水場は冬になってもこの通り。防寒仕様のナルゲンボトルに入れて。
テント場近くにある水場は冬になってもこの通り。防寒仕様のナルゲンボトルに入れて。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 晩御飯はインスタントラーメン。豪華?に鶏肉とゆで卵入り(^^)。でもほんとにうまいんだよね。で、この調理の際あわやテント全焼の大失敗あり。気をつけねば。
晩御飯はインスタントラーメン。豪華?に鶏肉とゆで卵入り(^^)。でもほんとにうまいんだよね。で、この調理の際あわやテント全焼の大失敗あり。気をつけねば。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この日テント内は氷点下18度まで下がりました。外はもっと寒かったでしょう。何もかもが凍る世界。シュラフカバーもバリバリ。
この日テント内は氷点下18度まで下がりました。外はもっと寒かったでしょう。何もかもが凍る世界。シュラフカバーもバリバリ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 夜、シュラフから出ている顔に冷たいものが。どうやらテントの結露が凍り、霜がパラパラと降ってきたようです。翌朝見るとマットの上はこの通り。
夜、シュラフから出ている顔に冷たいものが。どうやらテントの結露が凍り、霜がパラパラと降ってきたようです。翌朝見るとマットの上はこの通り。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 凛とする早朝、日の当たる阿弥陀岳の上にお月様。神々しい・・・この景色を見れただけでここまで来た甲斐があります。
凛とする早朝、日の当たる阿弥陀岳の上にお月様。神々しい・・・この景色を見れただけでここまで来た甲斐があります。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 流れる雲がモルゲンロート。しばし見とれる。朝食を済ませ、準備を整えます。ダブルアックスを持ったパーティの方々は早々に出発。どこに向かうのでしょう。
流れる雲がモルゲンロート。しばし見とれる。朝食を済ませ、準備を整えます。ダブルアックスを持ったパーティの方々は早々に出発。どこに向かうのでしょう。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今日は見事な八ヶ岳ブルー。しかし風がすごい。大同心から雪煙が舞います。予報では午前中20m/sの風。午後には収まると。
今日は見事な八ヶ岳ブルー。しかし風がすごい。大同心から雪煙が舞います。予報では午前中20m/sの風。午後には収まると。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 阿弥陀岳目指していざ行かん!当初文三郎道の予定でしたが、中岳沢ルートに変更。
阿弥陀岳目指していざ行かん!当初文三郎道の予定でしたが、中岳沢ルートに変更。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹林帯を抜けると強風。目指す阿弥陀岳も雪煙がすごい。午後まで待って状況が良くなってから登ろうか逡巡するも決行。
樹林帯を抜けると強風。目指す阿弥陀岳も雪煙がすごい。午後まで待って状況が良くなってから登ろうか逡巡するも決行。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 中岳沢には昨晩降り積もった雪がモフモフ。ただ先行者がいたお陰でラッセルせずに済みました。ありがたい。なお、帰りはここを初シリセード。苦労して登ったのに帰りはあっという間。
中岳沢には昨晩降り積もった雪がモフモフ。ただ先行者がいたお陰でラッセルせずに済みました。ありがたい。なお、帰りはここを初シリセード。苦労して登ったのに帰りはあっという間。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 中岳のコルに到着。瞬間的に暴風となり踏ん張らないと身体ごともっていかれそう・・・赤岳方向を見るも人影見えず。ナイフリッジがかっこいいような恐ろしいような。
中岳のコルに到着。瞬間的に暴風となり踏ん張らないと身体ごともっていかれそう・・・赤岳方向を見るも人影見えず。ナイフリッジがかっこいいような恐ろしいような。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 阿弥陀岳を見ると(写真中央)先行していた3人パーティが引き返して降りてきました。この後、私も途中まで行くも、トレースがなくなり、雪溜りは腰まで埋まる状況。ここで引き返すことを決断しました。CTではあと15分程で山頂なのに・・・
阿弥陀岳を見ると(写真中央)先行していた3人パーティが引き返して降りてきました。この後、私も途中まで行くも、トレースがなくなり、雪溜りは腰まで埋まる状況。ここで引き返すことを決断しました。CTではあと15分程で山頂なのに・・・
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 行者小屋に帰還。ホッとする気持ちと、撤退の悔しい気持ちと半々。。。
行者小屋に帰還。ホッとする気持ちと、撤退の悔しい気持ちと半々。。。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 見上げる阿弥陀岳。いつかリベンジします!
見上げる阿弥陀岳。いつかリベンジします!
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 今回、行者小屋ではゆっくり休憩させていただきました。スタッフの方、忙しいのに皆さん親切でホッコリ。ありがたい。
今回、行者小屋ではゆっくり休憩させていただきました。スタッフの方、忙しいのに皆さん親切でホッコリ。ありがたい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) もう一度振り返り、赤岳。帰りのルートは南沢予定でしたが、三脚が落ちていないか確認するため、北沢コースを戻ります。しかし結局三脚は見つからず。
もう一度振り返り、赤岳。帰りのルートは南沢予定でしたが、三脚が落ちていないか確認するため、北沢コースを戻ります。しかし結局三脚は見つからず。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 駐車場に戻ってきました。車のつららが昨晩の寒さを物語ります。
駐車場に戻ってきました。車のつららが昨晩の寒さを物語ります。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 山行の〆は、談合坂SAで海老天重。今回はいろいろと失敗が多かったなとひとり反省会。
山行の〆は、談合坂SAで海老天重。今回はいろいろと失敗が多かったなとひとり反省会。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) おまけ。今回の山行には、山際淳司さんと大倉崇裕さんの本を。が、結局寒すぎてどちらも読むことが出来ず。さて、昨年の赤岳山行で無くしたモンベルの水筒が赤岳山荘さんに届いていました。これで同じものが2本になっちゃった。
おまけ。今回の山行には、山際淳司さんと大倉崇裕さんの本を。が、結局寒すぎてどちらも読むことが出来ず。さて、昨年の赤岳山行で無くしたモンベルの水筒が赤岳山荘さんに届いていました。これで同じものが2本になっちゃった。

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