湯ノ丸山(北峰)・湯ノ丸山・小烏帽子岳・烏帽子岳

2024.02.24(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:00

距離

6.6km

のぼり

298m

くだり

660m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間
休憩時間
1 時間 47
距離
6.6 km
のぼり / くだり
298 / 660 m
1 47
7
8
1 13

活動詳細

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群馬遠征3座目は湯の丸山に登る。 一緒に登ってくれるのは高崎レディースのリーさんとマウン10さん ( 共にYAMAP名 ) のお二人。去年の夏那須岳で私が道を見失い右往左往している時に、心配そうに声をかけてくれ私を迷子から救い出してくれた命のいや山の恩人。 高崎レディースのお二人とはその後何度か連絡を取り合っていて、今回私からお誘いして今日一緒に雪の湯の丸山に登る約束を交わしていた ( この約束も群馬遠征の大事な目的の1つになっていた )。 私は待ち合わせ場所の湯の丸スキー場の駐車場に前の日に入り、その日はリフトの4時間券を購入して午後からスキーを楽しんだ。群馬に入りスキー場もここで3ヶ所目 ( ここは長野県との県境でギリ長野県になるが )。ここのスキー場がまた昭和のロマン漂うレトロなスキー場だった。まだスキーなんて一部の限られた人達だけの優雅な遊びだった時代 ( 加山雄三の若大将の時代と言えば伝わるだろうか?今の若い人には分からないだろうなぁ ) の雰囲氣が残っていてとても懐かしい感じがした。リフト券が紙で出来た提示式 ( いちいち取り出して見せるのが面倒だった )。極め付けがリフトの終了を知らせるのに蛍の光が流れたのを聞いた時には涙が出そうになった。そんなこんなでまたまた登山前日はスキーに明け暮れ疲れ果てて爆睡。 翌朝体が冷えるので目覚ましより少し早く目が覚めた。昨夜は氷点下8度まで気温が下がっていたのを知ってビックリ!車内に積んでいたタンクの水が凍っていて溶かすのに大変だった。このところ天気の良い日と悪い日が日替わりで交互に入れ変わっている。今日は天気の良い日の番。昨日まで雪が降っていたので今日はその新雪の上を高崎のモンベルで手に入れたスノーシューで高崎レディースと一緒に歩けると思うと準備にも力が入った。 高崎レディースの2人は広い駐車場の中で私の車を探し出し声をかけてくれた。「おはよう!」朝の眩しい日差しを背に現れた高崎レディースの姿に私のテンションはもうMAX状態 ( 何のテンションかって?勿論登山のテンションに決まっている )。高崎レディースとは那須岳以来半年ぶりの再会。2人共お洒落で山のスタイルがセンス良くバッチリ決まっていて相変わらずカッコいい。 AM8:00。3人は駐車場からアイゼンを装着して湯の丸スキー場の罤1ゲレンデに向かいここから登山開始。罤1ゲレンデのリフト横の斜面 ( 罤1ゲレンデは上級者コースなのでいきなりの急登 ) を登りまずは足慣らし。 誰が決めたわけでもなく自然と私が先頭でマウン10さんが真ん中最後にリーさんの順で進んでいた。3人で登るのはまだ2回目なのに既に3人の中ではこの体勢がシックリする事を把握していた、昨日降った雪は硬く締まっておりアイゼンの歯がシッカリ食い込んで歩き易い。天気も青空が広がり最高のコンディションだ。今日の日にちの設定と山のチョイスは全て高崎レディースさんにお任せしていた。二人も自分達のセッティングがこれ以上ない好条件でピタッとはまり大満足のようだ。 罤1ゲレンデの上のリフト駅に到着。足慣らしにしてはキツイ登りだった。でもリフト代1回分3人で1400円 ( 大人1回500円、私はシニアだから400円 ) 節約いや儲けた。私はいつもこんな場合ポジティブに捉え儲けたとプラス志向で言うようにしている。節約と言うとマイナス思考になるので節約とは言わない。( そんな事はどうでもいい、また私のレポートが長くなり誰も見てくれなくなる。トホホホ•••。) ここでリフトで登って来るスキーヤーを横目に登山具の調整や点検をし直す。リーさんは登山ウェアや道具に詳しく山に精通している。マウン10さんのアイゼンの履き方がおかしいと正しながら調整をしてあげていた。リーさんは姉御肌で面倒見が良くマウン10さんはそんなリーさんに頼りっきっていてこの関係が2人の仲を一層深くしているように見えた。 さぁ先ずは湯の丸山の山頂を目標に再出発!標高が上がるにつれ南側の視界が開けて来た。雲が水平線のように見え青空との境目に浮かんでいる八ヶ岳連峰の一団が見えて来ると3人は思わず「ワァ〜!」っと声をあげた。「あれ富士山じゃない?」とリーさんが気付き八ヶ岳連峰の左に綺麗な正三角形の頭をちょこんと出している富士山を3人で確認した時は「ウワァ〜‼︎」っと一斉にもっと大きな歓声をあげていた。富士山は不思議な山だ。見えると思うと一目拝もうと皆んな一生懸命その姿を探し、見えたら一斉に大喜びで歓声を上げる。さすが誰からも愛されている日本一の山だ。と感心するが登りたいとは一度も思った事がない。 「同感!」とリーさんが横で頷いてくれた ( リーさんと私は合い通ずるところがあるようだと単純にバカがつく私はまた勝手にそう思ってしまう ) 。そこから3人は八ヶ岳連峰と富士山を左手に楽しみながら今度は湯の丸山の山頂から見える360度のパノラマビューに期待を膨らませ山頂を目指した。 AM10:10 湯の丸山山頂に到着。 私達が山頂に到着すると上から下まで真っ赤な登山着の外国の男性が1人私達の後に続いて登って来た。陽気で賑やかそうな人だ。私は英語は話せないが日本に来た外国の方をせっかく日本に来たんだから楽しませてあげたいと常々思っていたので、挨拶をしようと顔を向けた途端なんと相手の方から堰を切ったように話しかけて来た。「どうも私はアメリカ人で日本大好き東京に住んでいて今妻と一緒に長野に住んでいる長野いいとこ⁇•••××¢⁂?!↑⤵︎」。 流暢とは言えないがシッカリした日本語で機関銃のごとく次から次へと言葉が飛び出し話が止まらない。私は彼の半生を一気に聞かせれて彼のバックボーンを理解したような気がした。せっかくだから彼に私達3人のショットを撮ってもらう事にした。彼は私のスマホを構え私達に向かって「はいチーズ!」「ビザの上にあるのも 『はいチーズ!』」と幾つもの写真撮影用のなんだか分からないセリフを連発し ( 彼こそ私と一緒でサービス精神旺盛な昭和のオヤジの匂いがした ) その都度シャッターを押していた ( 後で確認したら私のスマホのアルバムには全く同じフレーズの写真が何枚も残っていた。話と一緒でどんだけ撮ったら気が済むねん!)。彼は「後でYAMAPの交換をしましょう」と言いながら今度は私とのツーショット写真を撮り終えるとスタスタと湯の丸山北峰に向かって歩き出しそのまま角間峠方面に姿を消した。おいおいYAMAPの交換はどうなった?賑やかで忙しい人だった。YAMAPの交換は気になるがきっと彼から後に連絡が来るのは分かっていた ( 案の定翌日彼が私のフォロワーになった連絡が入る。彼の名前は「Pat」。彼はブログもやっていて彼のスマホで撮った私とのツーショットを載せていいか聞いて来た。勿論OK!彼のブログに私の写真が載れば爺遊人もworldwideになる )。 Patの登場で私達は山頂からのパノラマビューを楽しむ事を忘れていた。気がつけば青く広がる大空の下で雲海に浮ぶ銀色に輝く山々が私達を取り囲むように360度にわたって展開していた。眩い光と澄み切った空気で視界が透明感を増し遠くまで見渡せる。西は北アルプスから東は上越までの名だたる山々を見ることが出来た。3人は知っている山を見つけては歓声をあげて大喜び ( 一番多く見つけたのはリーさんだった。さすがリーさんには勝てない )。日本の山の中心 ( いや無限に広がる宇宙空間の真ん中に浮かんでいる感覚のようにも思えた ) に自分がいて周りの山々から一斉にパワーをもらっている。「これでまたこのままの状態で百歳まで頑張れる気がしてきた」とポツリ一人呟いた。それを聞いたリーさんとマウン10さんはアングリ口を開き唖然としていた。湯の丸山最高!私はノルマ達成のためだけに百名山をガムシャラに登っていたが本来の山の楽しみ方はこういうもんだと改めて湯の丸山と高崎レディースの二人に気づかせてもらった。 さていよいよここから今日の最終目的地となる烏帽子岳山頂を目指す。烏帽子の形をした山が私達が立っている湯の丸山と対峙して目の前に見えている。湯の丸山を一度下ってまた烏帽子岳に登り返すのが大変そうだ。烏帽子岳に向かう前に湯の丸山北峰の山頂を踏む為さっきPatが向かった方向に300mほど進んで折り返して来る。湯の丸山が2101m湯の丸山北峰が2099m。高低差のない見晴らしのいい稜線を歩き湯の丸山北峰の山頂らしき場所を見つけ ( 何処が山頂か分かりにくく3人で暫く探し回った ) 湯の丸山北峰踏破完了。再び湯の丸山の山頂に戻って今度は烏帽子岳に向けて一旦湯の丸山を下る。 進む順番は勿論変わっていない。 私→マウン10さん→リーさんの順。もう何十年も一緒に登っている山友のように3人には自分のポジションが分かっていた。 マウン10さんは私の後ろにピッタリくっ付いて話の話題を振ってくれたり質問を投げかけてくれたりして私との会話に花を咲かせようと務めてくれた。お陰様でまた私のお喋りが止まらない。 リーさんは後尾について私とマウン10さんの後をシッカリ固めてくれている。リーさんがそうする事で頼もしく感じ安心できる。 そうか!これがマウン10さんとリーさんのポジションなのか。じゃぁ私のポジションはなんだ?そうだ!2人を前へ前へと先導して行くのが私の役割なんだ。よし頑張ろ!単純な私にまた俄然力が湧いてきた。 湯の丸山の下りは思った以上に長くて急だった。雪が一日中照りつける日差しを浴びて朝に比べるとだいぶベトついてきた。踏み跡のある両足幅の細い道から外れると直ぐに踏み抜いてしまう。後でマウン10さんが踏み抜いて「ギャフンギャフン」言っている声を何度か聞いた。枝についた雪が解けて水玉になりそこらじゅうでキラキラ輝いているのが綺麗だ。女性陣にはたまらないらしい何枚も写真に納めていた。 湯の丸山を下り切った烏帽子岳との鞍部で昼食を摂り終え烏帽子岳の登り返しに入る。冬の柔らかな陽射しでも汗ばむくらいで湯の丸山山頂手前で脱いだ上着はバックに収めたままだ。スノーシューも背中に背負ったままで出番がなさそうだ。 相変わらずマウン10さんは私の後ろにピタッとくっ付いて私のお喋りに付き合ってくれている( 人生の大先輩として何かためになる話をしてあげれれば良いのだが残念ながら私にはそういった引き出しを1つも持っていないトホホホ••• )。時折2人で声を揃えて笑ったり頷いたりしているとそれだけで親しみがわいて楽しい山歩きができた。 リーさんは二人の後で今日の私達の山行きの行程をマネジメントしているかのように一歩一歩正確に歩みを進めてくれている。リーさんの前にいる限り安心だ。先を行く私とマウン10さんの間で時折リーさんの話題が出て笑いが起こっているのを知っているのだろうか?そんな事は意に関せず淡々と登っている姿がまたカッコイイ!( 後でわかったことだがリーさんは後ろから前を行く私とマウン10さんの写真を沢山撮ってくれていた。リーさの写真はそんなに撮っていなくて申し訳ない )。 今日は一日中好天で360度の景色は色褪せることなくずっとそのまま広がっていた。3人は幾度も足を止めてはその景色に見入った。何度見ても見飽きない。 リーさんは私の左手に立って「あれが八ヶ岳の赤岳と硫黄岳。そして穂高連峰が連なってチョコンと槍の穂先が突き出しているのが見える。あっちは五竜方面じゃないかな?」と教えてくれた。山の形は分かるが方向音痴な私はそうして言ってもらって初めて見ている山と山の名前が合致した。 私の右手ではマウン10さんが「ワァーワァーキャァーキャァー」声を上げて感動しっぱなしだった ( 感情豊かで楽しい人だ )。 PM13:20 烏帽子岳山頂到着。 午後に入っても烏帽子岳山頂から見える周りの山々の景色は霞むことなく湯の丸山の山頂から見たのと同じように光り輝き鮮明に私達の目に飛び込んで来た。富士山もまだシッカリ見える。私達が登って来た方向には浅間山のテッペンのホワイトショコラが冷たく冷えて甘さそうな頭をのぞかせている ( スプーンですくって一口食べたい衝動に駆られた )。私達は山頂で3人一緒の記念撮影を摂り終え熱い飲み物を飲みながら暫くジッと景色を眺めてそれぞれに思いを巡らせていた ( 私には巡らせる思いが出てこなかった トホホホ•••)。そうこうして烏帽子岳の山頂で30分程過ごし名残惜しいが下山に取り掛かる。最後に3人はもう一度山頂からの景色を目に焼き付けそして3人で一緒に過ごした湯の丸山での楽しかった時間を記憶として心に焼き付け山頂を後にした。 烏帽子岳からの帰りは昼食を摂った鞍部から湯の丸山を登り返さずにトラバースして湯の丸キャンプ場に抜けるコースを選んだので2時間程で今朝集合した地蔵峠の駐車場に戻って来れた ( 勿論帰りも私→マウン10さん→リーさんの順でそれぞれのポジションをキープしていた )。 ここで高崎レディースのお二人とはお別れ。今日もお二人には素敵な山登りを体験させて頂きました。 マウンテンさん今日は私の側で1日ずっとお付き合い頂き有り難うございました。二人で笑ったり感動したり楽しい時間を一緒に過ごすことができて大満足です。ありがとう。 リーさん山のチョイスから日程の調整また今日の行程のマネジメントに至るまでご苦労をかけたと思います。素晴らしい今日のセッティングに大満足です。ありがとう。 いやぁ〜今日も高崎レディースは最高でした。次は6月に会う約束を交わし高崎レディースはいつも通り颯爽と高崎に舞い戻って行った。 そして最後に山の楽しみ方を再確認させてくれた湯の丸山にもありがとう。

メンバー

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