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最高の1日 旭岳の写真

2024.02.18(日) 14:46

この写真を含む活動日記

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05:11

5.3 km

701 m

最高の1日 旭岳

大雪山系・旭岳・トムラウシ (北海道)

2024.02.18(日) 日帰り

前日、東川町のモンベルで、 「けーちゃん、旭岳登頂するならピッケル買ってく?」 「いや、いい…スノーシューで行けるとこまででいい」 朝起きると快晴。 朝食後ロープウェー駐車場に移動する。 準備をし、スキーやボードを抱えた人々の長い列に並ぶ。 周りに日本人はごくわずか、しかも登山者も見当たらない。 数便待ってやっと姿見駅に着くと、碧天を背景に真っ白な旭岳が待ち構えていた。 スノーシューを履いてスタートする。 噴気孔まで歩き、斜面をトラバースして夏道に入る。 「けーちゃん、今日はどこまで行く?」 「前回より高いとこ!」 ヒールリフターを上げて急斜面を直登する。スノーシューでは斜めに登るよりずっと楽だった。 標高が上がるに連れ絶景が広がる。 「けーちゃん、7合目着いたよ~」 「ひぇ~、まだ7合目…」 この辺りではアイゼンが多いがスノーシューもかなり見かける。スキーヤーはシールでスイスイ登って行く。 8合目で状況を見て判断することにし、少しでも上を目指す。 途中、下山者から今日はチェーンスパや軽アイゼンでも行けると聞いたけーちゃんが俄然やる気を出した。 「たんたん、リミットは?」 「山頂13時だな」 8合目を過ぎて風が強くなる。 バラクラバとゴーグルはザックの中で装着するタイミングを逃す。 雪は柔らかくそのままスノーシューで十分登れた。 さすがにスキーヤーはシートラで、しかしなんとアイゼン無しで登って行く。 「けーちゃん、大丈夫か?」 「行く!こんなチャンス二度と無い!」 ニセ金庫岩に着いた。 強風による寒さで顔が痛い。 「けーちゃん、もう少しだよー」 「すれ違う人がみんな、もうすぐ、頑張れ!て声掛けてくれた…優しいねぇ~ゼイゼイ…」 「…よっぽどヘバッて見えるんだな…」 結局山頂にスノーシューを履いたまま到着、そこでは多くの人が絶景と感動に包まれていた。 風も強いしロープウェーの最終便のこともあり、写真を撮ってすぐ下山する。 何とかスノーシューで降りる事が出来たが、急斜面の下りはアイゼンのほうが遥かに安全だ。 風の弱い所でピーナツパンと暖かいコーヒーで休憩し、時間を確認してやっと余裕が出来た。 石室からは登り無し最短ルートを縦横無尽に続くトレースから選びながら歩き姿見駅に着いた。 スノーシューを脱ぐと同時に臨時便のアナウンスが流れたので余韻に浸る間もなくゴンドラに飛び乗った。 「たんたん、厳冬期の旭岳登頂出来るなんて思って無かった!」 「今日は暖かいから厳冬期では…」 「でも2月だから人には厳冬期登頂って自慢出来る!」 今日だから登頂出来た。 最高の1日だった。