唐松岳 ホワイトアウト 撤退

2024.02.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 34
休憩時間
1 時間 34
距離
9.4 km
のぼり / くだり
986 / 990 m
45
2 47
1 54
45
13

活動詳細

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唐松山荘目前で撤退を決意しました。遅すぎる決断でした。唐松山荘目前の急な雪深いトラバースで危うく滑落しそうになり、「これ以上は無理だ」と判断。ピッケルが命を守る道具なのだ実感しました。 撤退を決意して後ろを振り返ると、ホワイトアウトで目先1mしか目視できない状況でした。行きで作ったトレースは、強風で吹き飛ばされ、灰色の世界が広がっていました。スマホのGPSだけが頼りで、-20℃の中電源が落ちていたら、おそらく「遭難」していました。 反省が多く残る山行となりました。撤退の決断が遅れたことの要因を振り返ってみました。 ①天気予報への過信 唐松岳山頂からアーベントを狙って登頂を目指しました。17時頃に雲が開けて晴れる予報を信じて登頂を目指しました。しかし、天気は良くなるばかりか悪化していきました。少しでも気象条件が良くなければ撤退を視野に入れるべきでした。 ②先行者トレースへの期待 ほとんどの登山者は、吹き溜まりの尾根上で撤退していました。トレースはなく、腰上ラッセルが待っていました。 ③複数なら行けるという思い込み 尾根上で出会った1人のスキーヤーと「行けるところまで行ってみよう!」となりました。私自身も「2人なら行ける」と過信してしまいました。 そのスキーヤーは、重たいスキー板を担ぎながら、「俺は行く!!」と言って、深い雪の中へと消えていきました。下山を決意してから、スキーヤーが心配で何度か後ろを振り返りました。トラバースに悪戦苦闘していて、途中から後ろを振り返るのが怖くなりました。「後ろを振り返っていなかったらどうしよう。。」恐怖心が心を蝕んでいきました。 ④Youtubeでアップされている動画への思い込み 予習のため厳冬期唐松岳の動画を見ましたが、気象条件で難易度は大きく異なりました。どこか心の中で、唐松岳は「雪山中級」という認識がありました。中級だから大丈夫だろう。。。 初級だろうが、中級だろうが、上級だろうが、雪山は刻一刻と大きく変化していくリスクがあり、それらのリスクと絶えず向かい合わなければなりません。 「やばい」と思った時には、もう遅かったです。 YAMAPのGPSに救われました。

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