南アルプス 塩見岳

毎年恒例となっている年末の泊まり掛けでの山行。今回は以前から行きたいと思っていた冬季の南アルプス　塩見岳に行ってきました。 １日目（１２／３０）：鳥倉林道冬季ゲート～鳥倉登山口～三伏峠（冬季小屋泊） ２日目（１２／３１）：三伏峠～本谷山～塩見小屋～塩見岳～塩見小屋～本谷山～三伏峠（冬季小屋泊） ３日目（１／１）：三伏峠～鳥倉登山口～鳥倉林道冬季ゲート この時期、塩見岳の登山口である鳥倉登山口へ通じる林道は冬季閉鎖されているため、冬季ゲートから登山口まで約９キロを歩かなければなりません。また、山小屋は営業していませんので、テント泊か開放している冬季小屋泊になります。 実はこの年末山行の候補に北岳も挙がっていたのですが、冬季北岳にアタックする前に一つステップを踏んでおいた方が良いのではないかと思い、ステップには丁度良い塩見岳を今回の山行に選んだ経緯があります。 三伏峠にある三伏峠小屋は冬季は小屋を一部開放しており、出来ればこの冬季小屋に泊まりたいと考えていましたが、満員の場合に備えて、当然の事ながら冬山テント泊フル装備で入山しました。幸いなことに冬季小屋は二晩とも空いていましたので、有り難く冬季小屋を使わせて頂きました。 塩見岳には２日目の大晦日の日に三伏峠から日帰りでアタックしましたが、この時期にしては穏やかな好天で絶好のアタック日和となりました。トレースも終始しっかりと付いていて、雪の状態も良かったので、懸念していた天狗岩から山頂までの急峻な岩稜帯も楽にクリアすることができました。（逆に無積雪期より今回の方が雪のお陰で歩き易かったかもしれません） 塩見岳西峰山頂からは３６０度の大展望が待っていました！塩見岳は南アルプスの中央に位置するため、南アルプス北部、南部の展望が素晴らしく、また対峙する中央アルプスも近く、遠くには北アルプスも見えていました。西峰から少しの距離にある東峰からの展望も西峰同様に素晴らしく、特に蝙蝠岳へと続く稜線が本当に美しくて暫し見惚れてしまいました。この日はすれ違った人からして登頂した人は意外と少なく自分以外に僅か２組４名だけで、静かな山歩きができたのも良かったです🎶 大晦日の晩は塩見岳登頂を祝って、一人祝杯を挙げたことは言うまでもありません… この３日間、お天気にも恵まれ２０１８年の締めに相応しい最高の山旅となりました。 ２０１９年も２０１８年と同じように、安全第一に素晴らしい山旅がたくさんできたらと思います！