寒波明けの藤原岳

2018.12.30(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 40
休憩時間
17
距離
4.9 km
のぼり / くだり
787 / 789 m
3 29

活動詳細

すべて見る

今年の登り納めということで寒波明けの藤原岳に向かった。 御在所岳の藤内沢か本谷に登る予定だったが、積雪状況もわからず、天くらC判定の天気で突っ込むのは少々怖かったので、どういう状況でも行けそうな藤原岳にしたのだが、これが甘いという事に後に気づくわけである。 早朝、麓の道は少しばかりの積雪、駐車場は雪あり、ノーマルは厳しい状況。 スタッドレスタイヤを履いてれば問題なし。 駐車場先客は3台ほど。準備を済ませ珍しくスピーディーにスタート。 アイゼンとストック持参、スノーシューとピッケルは車に置いて行くことにした。 ハードシェルは着用せず。 何度も登っているお馴染みの山なのにスタート直後から美しい景色に見とれる。 先客も少ないからか道もベチャベチャしていない、というか初っ端から雪がある。 藤原岳は冬に登っても5合目、へたすれば7合目手前まで雪がないという事も少なくないのに雪がある。 この時点でスノーシューを取りに帰れば良かったのだが、「来てよかったなー、綺麗だなー」と呑気に写真を撮りながら歩いていたのだから情けない。 4合目で先客のパーティーを追い越してからは、道が一段と美しくなった。 しかも風がなく快適で上着のベンチレーション全開で歩いた。 時折膝下ほどまで埋まる箇所もあったものの、7合目までは楽勝だった。 しかし気の弛みからか大事なサングラスを落としてしまった。 6合目途中から7合目手前で落とした事は確実なのに、引き返して探すも出てこない。しょうがないので下山時にまた探そうと気落ちしながら前に進んだ。 7合目につくと、前方に膝下まで足を埋めながら急登に挑む男性が見えた。その状況を見て、アイゼン無しでつぼ足で突っ込む事にした。 しばらく登ると先ほどの男性のものか、10本アイゼンが落ちていた。 進むのが大変でアイゼンが取れた事に気づかなかったのであろう。 拾って前に届ける事にした。道は大変だが先客がいるのでまだまし。 急坂を登って9合目についたところで、アイゼンを落とした男性に追いつき無事に物を渡す事ができた。年の瀬に良い事をした。当の本人はアイゼンを落とした事には気づいてなかったが。 ここで本日4時半からラッセルで進んだという男性に会った。小屋手前で疲れてしまったのと時間の関係で引き返す事にしたのだと。先頭を変わって現在2名ほどでラッセル中だと。 痺れる展開ではないか。先を急いだ。道はこれまでとうってかわり膝下から腰まで埋まる雪道。 ここでスノーシューを持ってこなかったことに後悔。 そしてパンツが撥水してない事に気づく。ハードシェルに履き替えるの面倒くさい。先ほど落としたサングラスが気になりはじめた。 ガラスのメンタルである、引き返す事にした。そしてサングラスは見つからなかった。 小屋まで辿り着きたかったけど、これで今年の山行はおしまい。 今回の反省を踏まえて年明けからの雪山に挑もうと心に誓い帰路についた。 今年1年ありがとう。来年もよろしく。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。