活動データ
タイム
06:31
距離
8.8km
のぼり
959m
くだり
960m
活動詳細
すべて見る釈迦ヶ岳には何回も登っていますが、いつも朝明からのルートです。北側の八風キャンプ場から登ったことはありません。そこで、今回は、八風キャンプ場の上流に車を置き、三池岳、八風峠を通って釈迦ヶ岳のピークに立ち、岩ケ峰を下る周回ルートを巡ることにしました。 先回の登山から1週間が経過し、本格的な雪の鈴鹿になる前に登るには、この日がラストチャンスです。前日の天気予報は、今ひとつでしたから、眠りに就くまで、登山するつもりはありませんでした。でも、暗いうちに目を覚まして鈴鹿の方角に目をこらすと暗闇の中にはっきりと鈴鹿の山並みが見えます。空は満天の星。ネットで雲の動きを見ると、ほとんど雲はありません。 急遽、山に行くことにしました。行き先は、寝る前に目星をつけていた釈迦ヶ岳。周回コースにするためには岩ケ峰を通るルートがよさそうです。 いつもなら家人のこしらえてくれるお弁当を持参するのですが、今回は、突然の登山なので、何もありません。大慌てで山に必要なものを確認し、水筒にお茶を詰め込み、出発しました。菰野のおむすび屋さん「桃太郎」でおいしいおにぎりを調達して八風キャンプ場へ。もちろん、キャンプ場の駐車場は利用者用ですから、駐めることはできません。少し行き過ぎると先客が数台とめている場所を発見。ヤマップの地図を見ているとここから岩ケ峰に行けそうですが、入り口には巨大なショベルカーが置いてあり、工事中通行止めの表示があります。登山者向けの案内表示は一切ありません。帰り道に使えば、どこに出てくるのかわかるはずです。おそらくこのショベルカーの車道に出るはず。 登りは三池岳経由の尾根ルートを通ることにします。車道を歩き始めてじきに道案内が次から次へと現れ、道に迷うことはありません。三池岳までの登りは順調そのもの。県境尾根に合流し、進路を南に変えながら、釈迦ヶ岳を目指します。三つの峠を通過し、次第次第に釈迦ヶ岳のピークが近づいてきます。途中までは、展望がよい道ですが、やがて灌木帯の中に入り、登り続けるとピークはいきなり登場します。ピークの10分ほど手前に岩ケ峰に下りていく道があります。入り口を示す道標、案内は一切ありませんが、テープ類などからきっとここだと確信しながら通過しました。 頂上、最高地点で景色を堪能し、昼食をとってから、先ほど目星をつけておいた入り口に戻り、岩ケ峰ルートを下り始めました。県境尾根からこのルートに入ると、入った瞬間に劇下りが待っています。真っ逆さまという感じ。長い長いロープがかけてあります。このロープがなければ、谷底まで突き落とされそうです。残雪がありますから、ロープにしがみつかないと滑り落ちること必定。 全体を通して踏み跡は薄く、ときどき、道が分からなくなります。長年の経験(山勘)で下りていきました。激しい下りが続きます。岩場も何か所かあります。難しい岩場はありません。岩場には必ず赤ペンキの矢印がありますから、岩礁地帯で道に迷うことはないでしょう。 杉の植林帯を抜けると沢を渡渉して対岸に出ます。少しよじ登って車道に出ます。この車道はやはり、駐車したすぐ下流の巨大ショベルカーの道でした。もし、ショベルカーの方から登ってくると、沢を渡渉する地点が分かりにくそうです。ヤマップの位置情報で現在地点を把握し、対岸の岩に着いている赤ペンキ矢印を見つけるしかありません。砂防ダムも目印です。そして激しい登りの連続が待っています。展望は期待できません。破線の難コースですね。 釈迦ヶ岳のピークから1分ほど南に東側の尾根に続くわずかな踏み跡があります。ヤマップの地図には赤線はありませんが、尾高山につながる破線が書いてあります。もしつながっているのなら、いつの日にか挑戦してみたいものです。
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