活動データ
タイム
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距離
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のぼり
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くだり
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活動詳細
すべて見る#第54回防府読売マラソン #自己ベスト達成 #サブリノ達成 #備忘録 先日、12月3日(日)に開催された『第54回防府読売マラソン』に目標『サブ340(3時間40分切り)』を掲げ出場しました。そして、僅かに目標のサブ340には到達しなかったものの、自己ベストの『3時間41分30秒』で完走を果たしました。 当日、走り終わってからすぐに速報でお伝えした時の記事はコチラから ↓↓↓ 自己ベスト更新🥳🎉‼️でもサブ340ならず😭💦 - 第54回防府読売マラソン-2023-12-03 https://yamap.com/activities/28579395 #YAMAP #山歩しよう ※コメント&ドーモを頂いたみなさん、この場をお借りして、改めて感謝を伝えたいと思います、ありがとうございました。 ◇ ◇ ◇ さて、先月の11月5日(日)に開催された『下関海響マラソン2023』では、同じく目標『サブ340(さんよんまる)』(3時間40分切り)を目指して出場しましたが、トラブル続きのレース展開となり、残念ながら『4時間50分11秒』という自己ワースト記録を打ち立ててしまいました。 レース直後の速報の記事はコチラから ↓↓↓ トラブルだらけの下関海響マラソン2023🥵💦-2023-11-05 https://yamap.com/activities/28022133 #YAMAP #山歩しよう 詳しいレース内容の備忘録の記事はコチラから ↓↓↓ #下関海響マラソン2023 #自己ワースト記録 #備忘録 https://yamap.com/activities/28059790 #YAMAP #山歩しよう ◇ ◇ ◇ 今度こそ目標の『サブ340』(3時間40分切り)を目指し臨んだ今大会で、僅かに目標に届かなかったことが大変心残りです。 ちなみに、『3時間45分切り』のことを『サブリノ』と言うそうです。これは、元AKB48の『指原莉乃(さしはらりの)』さんの愛称が『さしこ』なので、そこから『345(さしこ)』と読めるため名付けられたようです。 目標の『サブ340』(3時間40分切り)は叶いませんでしたが、とりあえず『サブリノ』(3時間45分切り)して『自己ベスト』を更新でき、『自己ワースト』を出した下関のリベンジを果たしたので、一旦はこれで良しとしておきます。 ◇ ◇ ◇ さて、今回、目標の『サブ340』(3時間40分切り)が出来なかった原因について、詳しく分析するために、私の記憶が薄れてしまわないうちに、レースの詳しい経緯について備忘録を残すことにしました。 なお、あくまでも私個人の経験談ですので、有用な情報があるか分かりませんが、今後、フルマラソンにおいて自己ベスト達成を目指す他のランナーの方々に少しでもお役に立てればとの思いで、記事にして公開することにしました。 以下、長文になっております。お時間&ご興味がある方のみで構いませんので、一読して頂けると幸いです。 _,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,. ●事前準備について ・事前準備その1 ~身体の攣り対策について 過去の下関海響マラソンで、毎回、私は身体の攣り対策として、マグネシウム入りの水500mlを持参し、ランニングポーチに常備し、給水も兼ねてレースの最中こまめに補給するようにしていました。 先月の『下関海響マラソン2023』では、このような対策を取っていたにも関わらず、身体の各箇所が攣り、最終的に両足が攣ってまともに走れなくなりました。そして、レース後半のほとんどを歩いたために、自己ワーストの記録となってしまいました。 そして、今回の防府読売マラソンではどうしたか?と言うと、実は、時期的にそこまで暑くないと予想したのと、少しでも軽量化を図るため、マグネシウム入りの水は持参せず、市販の塩ゼリーや塩アメをポーチに入れて対応することにしました。 結果的に、身体の攣りに対してはこの対策で十分だったようで、レース中に身体が攣ることはありませんでした。やはり、この事からも、前回の下関での身体が攣った原因は、レース直前まで続いた時期外れの花粉症による体調不良のせいだったと私は考えています。 ・事前準備その2 ~おトイレ対策について 私はフルマラソンの大会に出場する際、毎回、レースの3日前から『カフェイン断ち』をしています。カフェインは血液中の水分を尿に変える働きがあるそうで、レース前日等にコーヒーや緑茶などのカフェインが含まれる飲み物を摂取すると、レース中に尿意に襲われやすくなるそうです。 私はコーヒー(ブラック)が大好きな『コーヒードランカー』なので、この対策は必須です。そして、この『カフェイン絶ち』の期間、私は糖分が多い飲み物(オレンジジュースなど)を飲むようにしています。それと言うのも、血液中に蓄えた糖分はレース中のエネルギーの足しになり、レース後半の粘りに繋がることが期待できるからです。 上記の事前対策に加え、レース直前にはしっかりアップを行い、その後にトイレに行くようにもしています。身体を動かすと血液中の余分な水分を尿に変えようと体が働くそうです。これらの対策を行うようになってからは、レース中に一度もトイレに行きたいと思うことは無くなりました。 ・事前準備その3 ~寒さ対策について 過去の防府読売マラソンでは、大雪の中でレースが行われたこともあるそうです。そのため、私は寒さ対策としてビニール製ランニングビブスを準備していました。 当初の予定では、用意したランニングビブスを着用してアップを行い、温まった体がスタート時に冷えてしまわないようにしようと思っていましたが、結果的に、大会当日の気温は最高気温15℃ほどで、大会開始時刻の10時ごろの気温も14℃と、この時期にしてはそれほど寒くもなく、この用意していたランニングビブスは必要ありませんでした。 ◇ ◇ ◇ ●目標『サブ340』(3時間40分切り)に向けての作戦 今回の防府読売マラソンでは、目標『サブ340』(3時間40分切り)に向けて、GPS機能付きランニングウォッチ『ガーミン』をフル活用し、文明の利器を最大限に活かすことにしました。 まず、今回の大会では、目標である『サブ340』(3時間40分切り)を達成するために、5km毎のペース配分を以下の表のように設定しました。 第54回防府読売マラソン サブ340ン向けた5km毎のペース配分 ────────────────────── スタートラインを通過するまでのロスタイム 0:01:00 ────────────────────── 距離 │スプリット │ ラップ │ ペース (分/km) 05.0km │ 0:27:15 │ 0:26:15 │ 0:05:15 10.0km │ 0:52:40 │ 0:25:25 │ 0:05:05 15.0km │ 1:18:05 │ 0:25:25 │ 0:05:05 20.0km │ 1:43:55 │ 0:25:50 │ 0:05:10 ────────────────────── 21.1km │ 1:49:35 │ 0:05:40 │ 0:05:12 (中間地点) ────────────────────── 25.0km │ 2:09:45 │ 0:25:50 │ 0:05:10 30.0km │ 2:36:00 │ 0:26:15 │ 0:05:15 35.0km │ 3:02:15 │ 0:26:15 │ 0:05:15 40.0km │ 3:28:30 │ 0:26:15 │ 0:05:15 ────────────────────── 42.2km │ 3:39:50 │ 0:11:20 │ 0:05:10 (ゴール) そして、GPS機能付きランニングウォッチ『ガーミン』の『ワークアウト機能』に、これら定めた各区間の目標ペースを設定しました。(ロスタイムも忘れず設定しました。) そして、これら設定ペースを下回って走ると、ガーミンが「ピッピッ!、ヴッ~ヴッ~」と音と振動で知らせてくれるように設定し、この設定したペースで『ガーミン先生に怒られずに走り切る』ことが出来れば、『サブ340』(3時間40分切り)が達成できるという作戦を立てました。 ◇ ◇ ◇ ○大会当日の様子について ●移動手段について 当初、JRを利用し防府駅まで行った後、大会専用のシャトルバスに乗って会場入りしようと考えていました。しかしながら、うちの相方さんが応援をしに一緒に付いて来てくれることになったため、最終的に車での移動を選択しました。 受付&選手着替えの会場になっていた『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』に一番近い選手専用駐車場の『ソルトアリーナ防府北運動広場』の開場時間が7:30であったため、その30分前の7:00に到着するように自宅を出発しました。 結果的に7:00頃到着した時には、既に選手専用駐車場の入り口は入場可能となっていたため(おそらく係員が早めに開けた)、そのままスムーズに駐車することが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ●レースの模様について ☆スタート直前~スター直後 ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 受付会場や選手控え室となっている『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』の目の前がスタート位置で、ゴールはその隣の『キリンレモンスタジアム陸上競技場』となっています。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・スタートゲートをくぐるまでのタイムロス:1分02秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・ガーミンに設定したタイムロス:1分00秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 朝7:30に受付会場や選手控え室となっている『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』の入り口が開けられると、私はすぐに入場しました。この時間帯はまだ、選手の姿もまばらで、余裕をもって受付が出来ました。 その後、着替えを済ませた後、アップ場所に指定されている人工芝多目的広場でアップを済ませました。 10:00過ぎ頃、スタート地点に並んでいると、偶然にもヤマッパーの『かず』さんがお隣にいました。『かず』さんとは今年と昨年の『くだまつ笠戸島アイランドトレイル』でスタート&ゴールの時にお会いしたり、先月の『下関海響マラソン2023』では、レース中にお声をかけて頂いたりと、大会の度にお会いしており、大会での遭遇率がかなり高いのです。 その『かず』さんとスタート前に楽しくおしゃべりしながら、ヤマップの設定するためにスマホを取り出すと、お互いに持っていたスマホの機種と色、それとカバーの種類まで全く同じだったため、こんなにも偶然が重なるなんて、、、と、お互いに笑うしかありませんでした(笑)!! そのように、楽しく過ごしていると、アッと言う間にスタート時刻の10:40が差し迫って来て、1分前にヤマップのアプリを起動し、スタートの合図と共にガーミンのスタートボタンを押して、慌ただしくスタートを切ったのでした。 ちなみに、参加選手の各ゼッケン番号は、大会エントリー時に申請した『持ちタイム』順で決められています。そして、スタート位置もゼッケン順でブロック毎に分けられているため、必然と周りにいるランナー達は自分と同じくらい実力を持った選手だということになります。 私の持ちタイムは、昨年の『下関海響マラソン2022』で出した『3時間55分50秒』で、防府読売マラソンの出場資格である『サブ4』(4時間切り)ギリギリであるため、スタートブロックが最後の方だと言うことが分かっていました。 防府読売マラソンでは、後方からスタートした場合、スタートラインを切るまでのロスタイムが約1分だという事が、事前の調査で分かっていましたので、ガーミンの値をそのように設定しました。そして、実際のロスタイムも1分02秒とほぼ予想通りでした。 ◇ ◇ ◇ ☆スタート直後~5km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 受付会場や選手控え室となっている『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』前をスタート。その後、県道58号線・防府環状線を西へ3km進むと『中関トンネル』の手前の交差点を左に折れて、工場地帯の間を縫うようなコースとなっています。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分01秒 ・スプリットタイム:27分03秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分00秒 ・スプリットタイム:27分15秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 目標の『サブ340』(3時間40分切り)を行うためには、最低でも『5分12秒/km』のペースで42.195kmを走り切る必要があります。しかしながら、最初の5kmであるこの区間は、スタート直後で選手同士がお団子状態でゴッタ返しているため、思うように走れ無いと予想しました。 そこで、設定のペースを『5分15秒/km』と抑え目に設定しました。この様に、抑え目に設定していたお陰でほぼ想定通りのラップタイムでこの区間を走ることが出来ました。 なお、この区間では、ヤマッパーの『hiro』さんに偶然にも出会い、走りながら声をかけて頂きました。『hiro』さんとは、以前、10月に行われた『ケイ』さん主催の『大平山での峠走練習会』に一緒に参加した仲でした。 その『大平山の峠走練習会』の記事はコチラから ↓↓↓ 下関へ最後の追い込み❗大平山で峠走チャレンジ⛰️🐖💨‼️ - 防府市・大平山-2023-10-15 https://yamap.com/activities/27461963 #YAMAP #山歩しよう ◇ ◇ ◇ ☆5km~10km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 工場地帯を縫いながら進み、約8km地点でスタート位置の『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』前に戻って来ます。そして、そこを過ぎた後、横入川交差点を左に折れて、県道185号線・防府(停)向島線を北に進みます。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分35秒 ・スプリットタイム:52分38秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分25秒 ・スプリットタイム:52分40秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最初の区間の5kmを走り身体も十分温まったので、この区間では、『5分15秒/km』から『5分05秒/km』へとペースを上げるように設定していました。 ここまで、『ガーミン先生』の指示を守りながら、順調にレースを進めていました。その結果、ほぼ予定通りのラップタイムでこの区間を走り切ることが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ☆10km~15km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ ゆめマート三田尻店を過ぎた先の新田交差点をさらに左に折れて、県道183号線・中関港新田線へ入ると、今度は住宅街を縫うように走ります。そして、県道58号線・防府環状線へ戻ると、次は、浜北交差点から再び左に折れ、工場地帯へ入ります。このように、この区間は細かく折れ曲がるコースが多い区間となっています。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分56秒 ・スプリットタイム:1時間18分34秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分25秒 ・スプリットタイム:1時間18分05秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この区間も、前の区間と同様に『5分05秒/km』のペースで進み、給水でのロスタイムにより約30秒ほど遅れてはいるものの、ほぼ予定通りのラップタイムでこの区間を走り切ることが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ☆15km~20km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 工場地帯を細かく折れ曲がり、約17km過ぎに再びスタート位置の『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』前を過ぎた後、県道58号線・防府環状線を東へ進み、三田尻大橋の前を通ります。防府読売マラソンのコースはほぼフラットなことで有名ですが、この三田尻大橋前がコース中数少ないアップダウンの箇所の一つになっています。その後、県道184号線・三田尻港徳地線を北へ進んで行きます。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分09秒 ・スプリットタイム:1時間44分43秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分50秒 ・スプリットタイム:1時間43分55秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 前までの区間の5~15kmまでの10lkmを『5分05秒/km』と設定していましたが、中盤での若干の落ち込みを想定して、この区間以降15km~25kmまでを『5分10秒/km』と設定していました。 この区間でも、給水でのロスタイムにより約20秒ほど遅れてはいるものの、ほぼ予定通りのラップタイムでこの区間を走り切ることが出来ました。 しかしながら、給水によるこの僅かな遅れが後々になって積み重なるとは、この時は思ってもいませんでした。 ◇ ◇ ◇ ☆20km~25km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 県道184号線を北へ進んで行き、萩往還の終点地である三田尻御茶屋『英雲荘』を過ぎた辺りが中間地点となっています。JR山陽本線の高架橋下をくぐり、国府橋北交差点を左折すると、防府市街の繁華街を通りながら、防府駅前を通過します。おそらく、私個人の感想では、防府読売マラソンのコース内で一番沿道の声援が多い区間ではないか?と思います。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分55秒 ・スプリットタイム:2時間10分38秒 ★中間地点(21.0975km)タイム:1時間50分28秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:25分50秒 ・スプリットタイム:2時間09分45秒 ★中間地点(21.0975km)タイム:1時間49分35秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 萩往還の終点地である三田尻御茶屋『英雲荘』を過ぎた辺りが中間地点となっており、そこでのタイムが『1時間50分28秒』でした。 この時点で、私は「あれっ!?これまでほぼ予定通りに進んでいるのに、このままではサブ340(3時間40分切り)は難しいゾ!」と思いました。 それと言うのも、この中間地点でのタイムを単純に2倍にした場合、『3時間40分56秒』で、サブ340(3時間40分切り)がギリギリ出来ない計算になります。 当然ながら、後半は疲労でスピードが落ちてくると予想されます。よほどのエリート選手でもない限り、レース終盤でビルドアップなど出来ないのが現実です。 この後、レースの後半で無理にタイムをリカバーしようとした挙句に、前回の下関海響マラソンの様にトラブルが発生して走れ無くなったら元も子もありません。なので、後半以降もガーミンに設定したペースをしっかり守ることを心掛け、『自己ベスト更新での完走』へ目標を切り替えて走ることにしました。 この中間地点の時点で、約1分ものタイムロスが発生した原因として、給水によるロスが大きいと私は考えています。順調に走っている最中はガーミンに設定したペースを守って走ってはいるものの、給水時は若干ペースを落とさざる得ません。これら給水によるロスがじわじわ積み重なったと考えています。 ちなみに、これまでのフルマラソンにおける私の中間地点の最速通過タイムは、先月の11月5日に行われた『下関海響マラソン2023』での『1時間50分57秒』でした。今回の防府読売マラソンでの中間タイムは『1時間50分28秒』で、中間地点の最速タイムを少しばかり更新することが出来ました。 ちなみに、この区間で私が防府駅前の手前22km付近を走ってる時、復路37km手前の地点でトップの川内選手とすれ違いました。この時、川内選手は他の選手達とデットヒートを繰り広げており、私を含めた周りのランナーたちもみんな「凄い!」って歓声を上げていました! ◇ ◇ ◇ ☆25km~30km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 25km過ぎ植松交差点を左折すると、植松跨線橋で防府読売マラソンのコース上の数少ないアップダウンの一つを迎えます。その後、航空自衛隊・防府北基地を横目に県道190号線中関港線を南下し、航空自衛隊・防府南基地前の折り返し地点を折り返すといよいよマラソン最大の壁30km地点です。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分02秒 ・スプリットタイム:2時間10分38秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分15秒 ・スプリットタイム:2時間36分00秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 前の15~25kmの10kmの区間は中盤での若干の落ち込みを想定して、『5分10秒/km』と設定していました。これから以降の終盤の区間25km~40kmまでの15kmは、マラソン最大の壁30kmが控え、疲労によるペースダウンを考慮して、設定ペースを更に落とし『5分15秒/km』としていました。 また、この区間は25km過ぎにある植松跨線橋のアップダウンで、さらにペースが落ちやすい区間でもあります。しかしながら、前述した様に設定ペースを落としたことで、ほぼ設定タイム通りに、この区間を走り切ることが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ☆30km~35km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 30kmの壁を越えて、いよいよマラソンの佳境です。県道190号線中関港線を北進し、再び植松跨線橋のアップダウンを迎えると、植松交差点を右折します。普段なら何てことは無い植松跨線橋の軽いアップダウンですが、30km過ぎの一番ランナーがキツイ時には『鬼の坂道』に思えてくることでしょう。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分45秒 ・スプリットタイム:3時間03分25秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分15秒 ・スプリットタイム:3時間02分15秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ いよいよ、マラソン最大の壁30km地点を超えて、レースも終盤へ突入します。また、この区間は、航空自衛隊・防府南基地前29km過ぎの折り返し地点を折り返すと、約3kmほど北上するコースとなっているのですが、防府盆地特有の『北風』を正面からまともに受ける『向かい風区間』にもなっています。 大会が行われた当日も最大で7mの北西の風が吹いており、終盤の疲れたランナー達に過酷な試練を与えることとなりましたが、私はこの区間の風対策として大柄のランナーさんの後ろにピッタリ付いて走っていました。 この『コバンザメ走法』で風対策をしたおかげで、約30秒のロスのみと大幅なタイムロスを防ぎながら、この区間を走り切ることが出来ました。 ◇ ◇ ◇ ☆35km~40km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 再び、防府駅前を通り過ぎ、防府市一番の繁華街で多くの沿道の応援を受けることになります。この沿道の大きな声援が終盤の疲れたランナー達の励みになります。国府橋北交差点を右折し、再び県道184号線・三田尻港徳地線を南下して行くと、39km地点に疲れたランナーにトドメを刺す三田尻大橋前道路のアップダウンを迎えます。その後、県道58号線・防府環状線へ戻って来ると、いよいよゴールが近づいてきます。 ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分37秒 ・スプリットタイム:3時間30分02秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:26分15秒 ・スプリットタイム:3時間28分30秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 前の区間に引き続き、私は『コバンザメ走法』で前を走っていたランナーさんに引っ張ってもらいながら走っていました。しかしながら、この前のランナーさんがこの区間で力尽きてしまい、『5分15秒/km』から『5分25秒/km』へとペースダウンしてしまいました。 設定ペースの『5分15分/km』を下回ったため、『ガーミン先生』が「ピッピッ!、ヴッ~ヴッ~」と音と振動で知らせてくれていましたが、私はこの時点で「自分も随分疲れちゃったし、ガーミン先生に怒られながら、このままのペースで走っちゃおうかなぁ~!?」と甘い考えが頭に浮かんでいました。 その時、後方から女性ランナー2人が勢い良く私を追い抜いて行ったのです!!終盤でも強気の姿勢を崩さないお二人の姿に刺激を受けて、私は「ここで緩んではダメだ!!この強気な女性ランナー達に付いて走ろう!!」と気合を入れ直して、慌ててこの2人を追いかけました。 その甲斐あって、ペースを設定の『5分15分/km』に戻すことが出来て、終盤の最難関である三田尻大橋前道路のアップダウンを超えることが出来ました。 結局、この強気の女性ランナー2人の内、1人は40km地点の手前でペースダウンして遅れて行き、もう一方の1人は最後の力を振り絞ってペースアップして遥か先へ行ってしまいました。 ともあれ、この強気の女性ランナー2人がタイミング良く現れてくれたおかげで緩んだ気持ちを持ち直すことが出来ました。そして、終盤のキツイ区間で目標のタイムから大きくロスすることなく走り切ることが出来たのです。 ◇ ◇ ◇ ★ゴール42.195km ~ コース解説 ~~~~~~~~~~~~ 県道58号線・防府環状線を西へ進むと、コースの序盤で何度も横切ったスタート位置の『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』が見えてきます。その隣の『キリンレモンスタジアム陸上競技場』へと向かい、競技場のトラックでのウィニングランの後、ゴールゲートをくぐり有終の美を飾りましょう!! ~ 公式データ ~~~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:11分28秒 ★最終結果タイム:3時間41分30秒 ~ ガーミン設定値 ~~~~~~~~~~ ・ラップタイム:11分20秒 ・スプリットタイム:3時間39分50秒 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この最後の残り2km+αの区間は、設定ペースを『5分15秒/km』から『5分10秒/km』へと上げて走るように定めていました。そのため、疲れた脚にムチを打って必死に走っていました。 この区間を走りながら、「なぜ、この最後の区間でペースを上げるように定めたのかしらん?」と、過去の自分を恨みながら走っていました(笑)。 『キリンレモンスタジアム陸上競技場』のトラックへ入ると、長い旅路もいよいよ終わりです。最終的に、公式記録『3時間41分30秒』でゴール!! 目標のタイム『3時間39分50秒』から1分40秒遅れで、『サブ340』(3時間40分切り)には、わずかに届かなかったものの、昨年の『下関海響マラソン2022』で打ち立てた自己ベスト『3時間55分50秒』を更新することが出来ました。 また、今年、大失敗をしでかし『4時間50分11秒』という自己ワースト記録を打ち立てた『下関海響マラソン2023』のリベンジを果たすことも出来ました。 ◇ ◇ ◇ ●ゴール後の様子について ゴール後、フィニッシャータオルを係の方から受け取った後、ゴール会場の『キリンレモンスタジアム陸上競技場』を後にし、選手控え室となっている『キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府』へ向かいました。この『陸上競技場』から『ソルトアリーナ防府』までが約1km離れてて地味に遠く、辿り着くまで長く感じました。 『ソルトアリーナ防府』に辿り着くと、貴重品の受け取り、計測タグの返却等を行い、のろのろと着替えを済ませました。また、『ソルトアリーナ防府』の建屋内では、大会の公式タイムの表示に使われた『セイコー製の計測用時計』に今大会完走者の自己記録のタイムを表示させて、一緒に記念撮影するコーナーがありました。しかしながら、完走者が長蛇の列を作っていたため、私は記念撮影を諦め会場を後にしました。 その後、選手専用駐車場の『ソルトアリーナ防府北運動広場』で、応援のため一緒に付いて来てくれた相方さんと合流しました。そして、私はフルマラソン後の脚のダメージはあるものの、車の運転には支障がなさそうだったので、自分で運転して帰路に着きました。 相方さんは、「最後ゴール間際、川内選手が他の選手とデットヒートを繰り広げていた!!凄かった!!」と生で川内選手が見れて喜んでいました(笑)。 こうして、初めて臨んだ『防府読売マラソン』は、目標のサブ340には届かなかったものの自己ベストを更新し、とりあえず満足の行く形で幕を閉じたのでした。 ◇ ◇ ◇ ●今回のレースの分析 今回のレースの中間地点までのタイムが『1時間50分28秒』だったことは先にもお伝えしましたが、その後の後半部分のタイムが『1時間51分02秒』で、前半とほぼ同じでした。このことから、前後半通じてほぼフラットペースで走り切れていることが分かり、このような安定したペースでレースを走り切れたのは、ガーミンの『ワークアウト機能』のおかげだと私は思っています。 このように『ガーミン先生』の指示通りに走ったにも関わらず、結果的に、目標のタイムより前半で約1分、後半で約40秒のタイムロスが起きたのですが、これらは『給水によるタイムロス』が原因であったと考えています。ちなみに、前半のロスより後半のロスが少なかったのは、後半が緩めの設定だったためです。 そして、レース中に『ガーミン先生』の指示通りに走ることに拘り過ぎたことによって、これら『給水によるタイムロス』をリカバーすることが出来なかったのも事実だと私は考えています。但し、レース中にペースを無暗に上げ下げすることは、終盤の疲労に繋がり、42.195kmを走り切る事を困難にします。そのため、レースの全体を通して『ガーミン先生』の指示通りに走ることに拘たことは、決して悪い判断では無かったと考えます。 これらの事から、今回のレースで目標の『サブ340』(3時間40分切り)が出来なかった最大の原因は、ガーミンのペース設定を行う際に、『給水のロス分も加味した目標タイムを設定していなかった』ことが挙げられ、『そもそもレースを行う前から、私の計画に抜けがあった』ことが原因であったと考えています。 今後は、今回の反省を活かし、目標に対し『給水によるタイムロス』を考慮した余裕を持ったペース配分を設定するように心掛けたいと思います。 ◇ ◇ ◇ ●最後に 今年は、11月5日(日)に開催された『下関海響マラソン2023』で『4時間50分11秒』の自己ワースト記録を打ち立て、その1か月後の12月3日(日)に開催された『第54回防府読売マラソン』では自己ベストの『3時間41分30秒』を更新するという、短い期間で最低と最高を味わった波乱万丈のシーズンとなりました。 今回のレースでとりあえず下関のリベンジを成し遂げれたのも、ヤマップのフォロワーのみなさまのお陰だと思っています。いつも私のチャレンジを見守って下さり、ありがとうございます。そして、みなさまのお暇が許す限りで構いませんので、今後も私の拙い記事を読んで下さると幸いです。 _,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,._,.:*"^*;:,. 以上、『第54防府読売マラソン』で自己ベストを更新した私の備忘録でした。 最後に、私の長文・駄文に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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