金峰山・国師ヶ岳（大弛峠から）

前回の山行で傷めた股関節に優しいルートを探したところ、まだ歩いたことのない大弛峠からの金峰山というルートがあったので行ってみることに。今回はマイカー移動だったけれど、大弛峠までの20kmにもおよぶ林道はさすがに長い。 大弛峠から朝日岳までにかかった時間はCT60分に対して約50分。それなりに早いペースで歩いたのにさほど巻けていないことから、朝日岳〜金峰山のCT90分はそれなりに時間がかかるだろうと予想して歩いていたら、なんと45分で到着。先は長いと思っていたので金峰山の山頂標識を見ても、別の山のものと勘違いしてしばらくどこの山を指しているのか理解できなかった。どういうコースタイム設定なのかな。 森林限界を超えて稜線に出たタイミングで太陽が昇ったようで、霧が薄くなる度に周囲がピンク色に包まれてとても幻想的だっった。金峰山に着く頃には霧もだいぶ薄くなって御来光。ピンク色の世界が一気に金色の世界に変わり、霧氷で白くなった草木にその光が反射して、荘厳な雰囲気に包まれてすごい世界だった。久しぶりにブロッケン現象も見ることができて大満足。早起きして良かった。 金峰山行が予想以上に早く終わりそうだったので、国師ヶ岳にも足を延ばしてみる。 山頂までほぼほぼ木道が整備されているのには驚いた。夢の庭園の分岐では、夢の庭園を抜けてそのまま国師ヶ岳に登れるのか判断ができずとりあえず国師ヶ岳を目指すことに。そのあと、再び夢の庭園の分岐があったので、下山時に経由して下りることに。 木道は歩きやすく、ほどなくして前国師岳に到着。ここから先はほとんど木道はなく普通の登山道になる。 残す2座までの高低差は少ないので、それほどのアップダウンもなく、北奥仙丈岳と国師ヶ岳を踏んで下山。どの山頂も霧がかかっていたため展望がなかったのが残念。この山だけを目標に来ることはないだろうけれど、奥秩父縦走とかやることがあれば、そのときは天気が良いといいな。 大弛峠からの2コースはどちらも初級者向けで、森林限界近い稜線歩きや富士山やアルプスなどの展望も楽しめることから、かなりオススメです。大弛峠までのアクセスがよければ尚良しですが、ここまでマイカーで来ることができるというだけでも感謝しなければなりませんね。良い山行でした。 【コースタイム】 04:55 大弛峠 05:22 朝日峠 05:45 朝日岳 06:30 金峰山 06:50 07:35 朝日岳 07:56 朝日峠 08:19 大弛峠 08:50 前国師岳 08:59 北奥千丈岳 09:10 国師ヶ岳 09:32 10:00 大弛峠