久々くじゅう―平治岳

少しは歩けるようになってきた気がするから，くじゅうに行ってみたいね，とつれあいと作戦会議． 最初は途中棄権した大船山を思ってましたがYamapのコースタイムを足し算すると8時間近くに…こりゃダメだ，と5時間半の平治岳に行ってみることにしました 男池前の駐車場に車を停めて出発です． 入口で清掃協力金を払って，いざYamapをスタートしよう，とゴソゴソしてると つれあいが係のおばさんから栗饅頭を貰ってます． さっきトイレに行ったときあって立ち話をしたって…人見知りの僕が生きて行けるのはあなたのお陰． まずは男池…その手前の川の澄み具合に感動し，男池の湧き出す様にびっくり… 滝は帰りに見に行くことにして，男池だけ見て山に急ぎます 麓はまだ名残の紅葉です…赤だ，黄色だ，と感嘆しつつ進んでいきます． かくし水を越えて，ソババッケに「えー，降りるの」と言いながら下り，大戸越を目指して登ります どんどんと落葉を済ませた裸木が増えてくると道はどんどんガレガレに 岩を避けつつ，ゴロゴロの石の上を踏んで登って行きます 中々見通しがきかず，赤テープを一生懸命探しながらの登りです 急登じゃないけど，岩をうんこらせ，よっこらしょと踏み越えて行くので中々厳しい 休み休みでようやく大戸越に到着すると，ススキ野原と季節外れのミヤマキリシマが迎えてくれました 大戸越で「朝早かったもんね」とパンをかじってエネルギーチャージ． ミヤマキリシマの藪の急な登りをせっせと平治岳山頂を目指して登ります ようやく登り終えたと見晴らしのいい巨岩の側にでたものの，その先に山頂…うーん，もうひと踏ん張り 山頂の温度計は10度を切っていましたが，無風，強い日射しで，陽だまりに居ると春の陽気です 日陰にちゃっかり座ったつれあいの前，日に焙られながらお昼ご飯となりました 下りは「下り道専用コース」で降りて行きます．微妙に岩の高さが高く一足一足降りるたびに足に響きます． 途中見えた坊がつるやくじゅうの山々に慰められつつ何とか大戸越まで下りました． つれあいはここでポールを放棄．岩をズリズリと滑り降りて行きます． 僕は高さの合わない一足一足に腿が急激に疲れていってしまい，遅れがちに… つれあいが何度か停まって振り返る，という超遅速で降りて行きました そんな足もソババッケを越えて普通の下りになるとすぐに回復…どんどん増える赤黄色を楽しみながら下ります 男池近くにくると，写真を撮っている方と遭遇…あそこが綺麗ですよ，こちらもいいですよと教えていただき， さらに，あそこがベストだ，と「エバの樹」に連れて行ってもらいました… 木に蔦が巻き付く姿が，蛇とイブを想起させるから，エバの樹，というのだそうです． その前は燃えるような紅葉でとても綺麗でした 行きに残していた名水の滝まで歩き，ドウドウと音を立てて落ちる滝に感動！ 滝側で，かくれ水で汲んだ水でコーヒーを入れて一休みしました 脚がパンパンだ，と滝からの登り階段で泣き言を言いつつも，男池湧き出し付近の川で遊んで帰ってきました 今日も一日楽しい山登りでした．ありがとさんです． 余談： 　行き道は湯布院インターで降りたもののナビに湯平経由の知らない道で連れていかれました． 　帰りは山なみハイウェー経由で湯布院インターに出たのですが…こっちの方が道が広くて楽なんだけどなあ 　帰りの鳥栖付近で高速が大渋滞．これは初体験でビックリでした． 　基山のパーキングエリアで食べた煮卵ラーメンは美味でした