活動データ
タイム
06:21
距離
10.8km
のぼり
753m
くだり
752m
活動詳細
すべて見る以前に駒の尾山や芦津渓谷を訪れた際に、そこから見えていた気になる山がありました。 その名は鳥取県の智頭(ちづ)町にある沖ノ山(おきのせん)です。 地形図上では東西南北どの方向からもアプローチできるようですが、 なぜか、どのルートも頂上まで続く道がありません。 山行記録を見ても、雪山記録が圧倒的で、無雪期に登った人がほとんどいません。 不安と冒険心が交錯する中、岡山県側の若杉天然林駐車場を起点とし、 出発点近くの東屋から1140m峰の東南尾根に取り付きました。 最初は歩きやすいジグザグ道でしたが、 突然、道がなくなり、ネマガリダケの笹薮に突入しました。 これがきつかった(*_*; 県境尾根に出るまでネマガリダケとの格闘が続きました。 気が付けば、ネマガリダケに刺されて、脛や太腿が傷だらけでした(´・ω・`) 若杉峠に向かう途中にある第1分岐路➝第3分岐路経由で登ればもっと楽でした。 1196m峰(三角点名:若杉)までは、岡山県と鳥取県の県境尾根を歩きました。 傾斜が緩くなったぶん、歩きやすくはなりましたが、 踏み跡があったり、なかったりで、ルートファインディングを誤ると、 ネマガリダケの藪に突入という罰ゲームが待っています。 沖ノ山までは途中からアスファルト道が出てきて、ピーク南直下まで続いていました。 那岐山、駒の尾山、船木山、後山、三室山などの名峰を望みながら、快適な山行ができます。 最終的には標高1,280m地点から沖ノ山南尾根を登り、ピークに立つことができました。 帰りは三町(智頭・若桜・西粟倉)尾根分岐まで、来た道を引き返し、 若杉峠経由で若杉天然林を抜けていきました。 紅葉はもう終わっていましたが、その分、コケの緑が目立ち、 若杉峠を境に、昔の人が因幡(いなば)と美作(みまさか)の国を往来するために 敷いた石畳ロードがコケの道と化していました。 これはこれで、紅葉とは異なる鮮やかで目に優しいシーンでした。 こうして、「冬が来る前に」敢行した無雪期の沖ノ山登山は 想像以上に刺激的で楽しかったです。 ちなみに、「冬が来る前に」というタイトルは、 1977年11月に大ヒットした曲名に因んでいます。 山行中、頭の中をこの曲がずっと流れていました(^^♪
動画
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