落葉の一ノ倉沢トレッキング

2018.11.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 26
休憩時間
3
距離
14.3 km
のぼり / くだり
571 / 578 m
8
11
1 15
58
1 7
23

活動詳細

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深秋の一ノ倉沢を周回。元々は、土合駅から蓬峠を越えて土樽駅へ行く予定だったが途中で引き返して周回することとなった。 少しは紅葉が残っているだろうと期待したが、下の方ではわずかに紅葉が見られるものの、山に奥深く入るほど落葉が進んでいた。天候も晴れの予報に反して雨に降られ、葉を落としたブナの木と山に垂れ下がる雲がモノトーンの景観を造りだしていた。 土樽駅に戻ってくる予定だったので、駅前の駐車スペースに車を置いて6時28分発のJR上越線で土合駅に向かった。朝の乗客は少ない。土合駅で下りたのは自分ひとりだった。曇り空だったが晴れを信じて歩き出す。 谷川ベースプラザから旧道を歩く。紅葉シーズンが終わったので全体的に観光客は少なかったが、一ノ倉沢まではハイキングを楽しむ人はまだいる。一ノ倉から先はほとんど人は入らずJR巡視小屋までに会った人は2人だけだった。 一ノ倉沢を過ぎて未舗装路を進むと旧清水越国道の石垣が残されているところがある。そこで対向してきた方から熊を目撃したという情報を聞く。この先旧道の斜面5m位のところでついさっき見たというのである。情報を頂いた礼を言って先に進むが人気が無いし熊が気になって仕方が無い。幸いというと申し訳ないが、すぐその後に足の速い人が追い越して先に行ってくれたのでやや安堵する。 やがて新道との分岐にさしかかる。旧道にはロープが渡してあり注意看板がぶら下がっている。この先に崩壊箇所があるので新道を利用するようにと促している。通行止めでは無かった。その証拠にロープは頭上に張ってあって体をかがめなくても通り抜けられるようになっている。だが、人気の無い山道でたった一人であえて危険は犯すまい。新道に下る。さきほど追い越していった人はここで引き返していった。 JR見張小屋まで下りてくると薪を燃やすにおいがした。人がいるようだ。ここからは新道で蓬峠に向かう。 轟音を立てて流れる湯檜曽川沿いの新道は全く人と出会わない。人の気配が無い。たぶんこの日最初に歩く人間なのだろう。そう考えると熊の存在が近くに感じられてくる。熊鈴を強く鳴らしながら辺りを見回しながら歩く。 JR見張小屋から雨が降り出しており、山に近づくにつれて雨粒が大きくなってきていた。雨対応に支度を整え直したが、しばらくして足が先に進まなくなっていた。新道入り口にあった熊注意の札を思い出していた。 「・・熊に襲われ重傷・・朝晩の時間帯と人の気配が少ない所はご注意・・」 よし!引き返そう。 冬眠前のこの時期の熊はえさを探し回っているだろうし、雨も止む様子が無いし紅葉も無い。電波が通らないので助けも呼べない。何も良いことが無い。 JR見張小屋まで戻ると賑やかな団体さんと出会う。一般の観光客はここまでは来るようだ。今度はそのまま新道を歩いて帰る。 新道は数箇所渡渉するが、水に濡れることはなく観光客向けに橋も整備されており平坦で歩きやすい。 土合駅に戻って時刻表を確認すると次の下り電車は13時49分発だった。1日5本しか無い。その次は17時58分発。他に交通手段が無いので待つしかない。 とりあえず近くにある「谷川岳ドライブイン」で昼食にしようとするが、予約団体客で席が空かないため1時間待たされる。他に食堂が無くガスが使えそうな場所も無いのでここでも待つ。 昼飯後もこの辺は何も無いのでまだまだ時間を持て余す。仕方ないのでモグラ駅で時間を潰した。

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 朝5時半過ぎに土樽駅に到着
到着が早すぎた
朝5時半過ぎに土樽駅に到着 到着が早すぎた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 電車が入ってきた
電車が入ってきた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 土合駅に到着して下りたのは自分一人だけだった
土合駅に到着して下りたのは自分一人だけだった
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 では出発
では出発
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新道入口はスノーシェッド手前にある
気になるのはぶら下げられた注意書き
「熊に襲われて重傷・・」と書かれている
新道入口はスノーシェッド手前にある 気になるのはぶら下げられた注意書き 「熊に襲われて重傷・・」と書かれている
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 旧道入口
旧道入口
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 紅葉の最盛期はとっくに過ぎてほぼ落葉だ
紅葉の最盛期はとっくに過ぎてほぼ落葉だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 マチガ沢
マチガ沢
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 一ノ倉沢に着いた
一ノ倉沢に着いた
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 写真では伝わりにくいが圧倒的な迫力で迫る岩の壁
一ノ倉
写真では伝わりにくいが圧倒的な迫力で迫る岩の壁 一ノ倉
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 先に進む
先に進む
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 旧清水越国道の石垣が残されていた
※ここで対向してくる方から「この先旧道斜面5m位のところでさっき熊を見た」の情報を得る
旧清水越国道の石垣が残されていた ※ここで対向してくる方から「この先旧道斜面5m位のところでさっき熊を見た」の情報を得る
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ブナのしづく
ブナのしづく
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 わずかに残る紅葉・・というより熊が気になる
わずかに残る紅葉・・というより熊が気になる
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新道への分岐
旧道の進行方向にはロープを渡してあるが普通にくぐり通り抜けられる高さに張ってある
新道への分岐 旧道の進行方向にはロープを渡してあるが普通にくぐり通り抜けられる高さに張ってある
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「武能沢付近で登山道崩壊のため新道の利用をお勧め」通行止めではないが危険は避けて新道へ進む
「武能沢付近で登山道崩壊のため新道の利用をお勧め」通行止めではないが危険は避けて新道へ進む
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 つづら折れの急坂
濡れた岩が滑りやすい
つづら折れの急坂 濡れた岩が滑りやすい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 下りきるとJR見張小屋がある
ここで雨が降り出した
下りきるとJR見張小屋がある ここで雨が降り出した
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新道を蓬峠に向かうがさっきから熊が気になって斜面を伺いながら歩く
新道を蓬峠に向かうがさっきから熊が気になって斜面を伺いながら歩く
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 渡渉地点は飛び石で渡って濡れることは無かった
渡渉地点は飛び石で渡って濡れることは無かった
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 湯檜曽川の清流
湯檜曽川の清流
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 崩壊した岩が濡れて滑りやすかった
崩壊した岩が濡れて滑りやすかった
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 霧雨から次第に雨粒が当たるようになってきた
JR見張小屋から誰にも会っていない
人の気配が無いので熊に遭遇するかもしれないと考えるようになる
スマホのアンテナも立たなくなった
雨が大粒になってきたのでここで引き返す
この先もどんより曇っている
霧雨から次第に雨粒が当たるようになってきた JR見張小屋から誰にも会っていない 人の気配が無いので熊に遭遇するかもしれないと考えるようになる スマホのアンテナも立たなくなった 雨が大粒になってきたのでここで引き返す この先もどんより曇っている
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 今度は土合駅まで新道を歩く
今度は土合駅まで新道を歩く
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「清水越新道と宿泊茶屋」
明治7年に清水越新道開通
明治18年に開通した清水街道(旧国道8号)は災害で瞬く間に廃道となるも一ノ倉付近には6棟の宿泊茶屋が建てられ栄えた
しかし明治26年信越線の開通によりその栄華は儚くも短命に終わったと書かれている
「清水越新道と宿泊茶屋」 明治7年に清水越新道開通 明治18年に開通した清水街道(旧国道8号)は災害で瞬く間に廃道となるも一ノ倉付近には6棟の宿泊茶屋が建てられ栄えた しかし明治26年信越線の開通によりその栄華は儚くも短命に終わったと書かれている
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 駐車スペースがあるが沢と倒木でここまで車両は乗り入れられない
駐車スペースがあるが沢と倒木でここまで車両は乗り入れられない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 倒木
倒木
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 時々紅葉
時々紅葉
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 沢を渡る
ここが車両が入れる限界
沢を渡る ここが車両が入れる限界
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 新道入口に到着
新道入口に到着
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 今まで気が付かなかったが新道入口のスノーシェッドに上がる階段は土合霊園地への近道だった
今まで気が付かなかったが新道入口のスノーシェッドに上がる階段は土合霊園地への近道だった
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 土合駅に到着
土合駅に到着
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 土樽駅へ行く電車は13時49分
まだ3時間近く待たなければならない
土樽駅へ行く電車は13時49分 まだ3時間近く待たなければならない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 飯を食いに谷川岳ドライブインへ行く
飯を食いに谷川岳ドライブインへ行く
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 谷川岳そばは舞茸天入り
谷川岳そばは舞茸天入り
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 再び土合駅
再び土合駅
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 乗車駅証明書を発行して改札に入る
乗車駅証明書を発行して改札に入る
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 モグラ駅へ
モグラ駅へ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ホームに着いたが電車はまだ1時間後
暇だ
ホームに着いたが電車はまだ1時間後 暇だ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なんと!こんな地下深くでアンテナがしっかり立っている!!暇つぶしができる♪
なんと!こんな地下深くでアンテナがしっかり立っている!!暇つぶしができる♪
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 間もなく電車が来る
間もなく電車が来る
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 乗車駅証明書と土樽駅までの運賃240円
乗車駅証明書と土樽駅までの運賃240円
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 土樽駅
土樽駅
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 帰りに寄った「岩の湯」
帰りに寄った「岩の湯」
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 こじんまりした日帰り温泉で内湯しか無いが湯加減が丁度良かった
こじんまりした日帰り温泉で内湯しか無いが湯加減が丁度良かった

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