たまには人とすれ違う可能性のある山へ行こう

仲間から誘われる時以外は、人と殆どすれ違うことのない山をソロで登ることが多い。日常は人に囲まれ、常にコミュニケーションを求められる仕事。時には孤独になりたいのだ。 しかし、そういう山は、時々、むしょうに不安感が自分の心を支配する。足元でガサっと音がすれば、🐍かと思って、独り飛び上がって大声を出している自分。次は驚くまいと心の準備をしておいて、いざガサっと音がしても「ふんっ！」と平静を装って足元を見れば、本物のマムシでやっぱり独り飛び上がって大声を出す羽目になる自分。 今日は、人気のある山に行こう。孤独になりたい誘惑もあるが、人が沢山いて、不安を感じない山に行こう。すれ違う人に、挨拶を交わす登山もいいではないか。転倒しそうになり「うわっ！」と大声を上げてしまうときに限って、近くに人がいて恥ずかしい思いをしたが、本当に怪我をしたときは安心だ。