辻子谷越・宝山寺道・庄兵衛道

2018.11.02(金) 09:00 - 2018.11.02(金) 14:50
整備された直後の北部庄兵衛道を歩くため、今回は石切から通してみました。以前に比べて随分と歩きやすくなっています。 宝山寺経塚から「三十丁」の道標までは、地滑り被害で道が消失しています。赤い紐のマーキングとトラロープを見逃さないようにしましょう。ここでも、東生駒のMさんに感謝です。 ※南部庄兵衛道の詳細については、10.30の活動日記をご覧ください。 北部庄兵衛道の見どころは、石出し道の影響でほとんど残っていません。しかし、教弘寺と鶴林寺に残された石造遺物は必見です。今回のハイライトは、何と言っても最後に見た自然石の道標です。奈良県の道標研究で名高い「こいわいさん」から教えて頂きました。 この道は何度も通っているのに、これまで全く気が付きませんでした。まず、下りで使うことが多かったこと。そして、この手の大石はこのルートにごろごろしています。東面に刻されているため、登り専用の道標なのですね。生駒山系には、まだまだ興味深いモノがあるということ。久しぶりに山歩きの醍醐味を楽しめました。 南部庄兵衛道を走り抜けて、千光寺経堂前で休憩していると。初老の二人組が声を掛けてくださいました。 二人「どこから来られたのですか?」 ふぁ「宝山寺から庄兵衛道で」 二人「どの道でっか?」 ふぁ「山腹に宝山寺から千光寺へ通じる古道があるんです。草刈りされたので歩いてきました」 二人「へぇー、道教えてもらえますか。」 ふぁ「いいですけど、ちょっとややこしいですよ」 二人「これからどこへ?」 ふぁ「来た道ちょっと戻って、途中にある道標を見学しようと思います」 というワケで、お二人とご一緒に鳴川の農道から行者みちへ出て、鳴川峠までご一緒することになりました。一人の方は、当方の説明に大変興味を示されていた様子。もう一人の方は、道標なんかに興味なしという風情。ちょっと心配でしたが、歩いたルートは初めてということもあってか、最後は喜んでくださいました。当方としても、道標撮影時に、フラッシュ・ライトをベストポジションで持っていただけるなど、とても助かりました。 今から思うと、これは天の粋な計らいです。生駒の神々がなさることはオモシロイ。普段は滅多に人と会話することなく、一人でブツブツ言ってるのに。。。全く不思議な体験でした。

写真

久々に石切駅南口から出発。音川に架かる橋を越えて、辻子谷ハイキング道へ。

久々に石切駅南口から出発。音川に架かる橋を越えて、辻子谷ハイキング道へ。

民家の庭先に残された道標。上之宮への道標らしい。詳細は不明。「左 かうや」の文字が読み取れました。

民家の庭先に残された道標。上之宮への道標らしい。詳細は不明。「左 かうや」の文字が読み取れました。

最近修復された大師堂。

最近修復された大師堂。

背中合わせの四光さんと爪切さんにご挨拶。

背中合わせの四光さんと爪切さんにご挨拶。

「生駒山宝山寺三十六丁・鷲尾山興法寺十八丁」と刻む。宝山寺参詣道の起点石とされています。

「生駒山宝山寺三十六丁・鷲尾山興法寺十八丁」と刻む。宝山寺参詣道の起点石とされています。

砂倉橋に立つのは、興法寺さんの道標です。

砂倉橋に立つのは、興法寺さんの道標です。

宮山分岐を通過。石切神社元宮へのルート、ちょっと荒れていますよ。気軽に行ける場所ではありません。

宮山分岐を通過。石切神社元宮へのルート、ちょっと荒れていますよ。気軽に行ける場所ではありません。

最近まで場所を特定できなかった六丁石です。道路拡幅で道が掘り下げられたため、見上げないと見つかりません。しかも、上から笹ヤブが覆い隠しています。

最近まで場所を特定できなかった六丁石です。道路拡幅で道が掘り下げられたため、見上げないと見つかりません。しかも、上から笹ヤブが覆い隠しています。

苔むした七丁石です。字体、石材ともに六丁石と共通しています。

苔むした七丁石です。字体、石材ともに六丁石と共通しています。

興法寺さんの荷揚げ用モノレール。探偵ナイトスクープで、人も乗っているところを見ました。

興法寺さんの荷揚げ用モノレール。探偵ナイトスクープで、人も乗っているところを見ました。

興法寺に到着。ここまで、ずっと舗装路です。

興法寺に到着。ここまで、ずっと舗装路です。

宝山寺同様に歓喜天を信仰する場所。元聖天ということは、コチラが本家と言うことなのでしょう。

宝山寺同様に歓喜天を信仰する場所。元聖天ということは、コチラが本家と言うことなのでしょう。

ここからは、やっと山道ですけれど、石畳道は膝に優しくないです。雨の日は滑るし。

ここからは、やっと山道ですけれど、石畳道は膝に優しくないです。雨の日は滑るし。

アレ? まだ通行止め? 自己責任で行ってみるか。ホントに自己責任ですよ。

アレ? まだ通行止め? 自己責任で行ってみるか。ホントに自己責任ですよ。

石畳が真っすぐ登っていきます。

石畳が真っすぐ登っていきます。

今は使われなくなった直登路のハイキング道。結局、コチラを再整備した方が早そうだけど。。。

今は使われなくなった直登路のハイキング道。結局、コチラを再整備した方が早そうだけど。。。

ココが崩落現場です。これは修復まで時間がかかるなぁ。

ココが崩落現場です。これは修復まで時間がかかるなぁ。

本日は経塚経由なので、ここでスカイラインを横断。足が長いので、ガードレールをらくらくで乗り越えます。(ホンマか?)

本日は経塚経由なので、ここでスカイラインを横断。足が長いので、ガードレールをらくらくで乗り越えます。(ホンマか?)

経塚周辺は綺麗に草刈りされて明るくなっていました。

経塚周辺は綺麗に草刈りされて明るくなっていました。

二七丁石から宝山寺参詣道へ突入。

二七丁石から宝山寺参詣道へ突入。

いきなり大きな倒木。赤紐に従って迂回しました。

いきなり大きな倒木。赤紐に従って迂回しました。

谷筋は広々としています。崩れていてよく分かりませんが、右岸側に道を形成していたと思われます。

谷筋は広々としています。崩れていてよく分かりませんが、右岸側に道を形成していたと思われます。

以前は左を進んで斜面を乗り越えていました。右に明瞭な道が見えています。

以前は左を進んで斜面を乗り越えていました。右に明瞭な道が見えています。

ゴロゴロ石の川床を横断します。ココからしばらくは、「昭和の水害」で崖崩れの起きたポイント。赤紐マーキングを見失わないようにしましょう。

ゴロゴロ石の川床を横断します。ココからしばらくは、「昭和の水害」で崖崩れの起きたポイント。赤紐マーキングを見失わないようにしましょう。

トラロープは良き目印です。

トラロープは良き目印です。

ここは広々としていて、ほんの少し道跡が残っているような感じ。

ここは広々としていて、ほんの少し道跡が残っているような感じ。

しかし、その先は歩きにくい。マーキング必須なポイントです。

しかし、その先は歩きにくい。マーキング必須なポイントです。

両側の赤紐を過ぎたら、「回れ左!」

両側の赤紐を過ぎたら、「回れ左!」

トラロープに従って下ります。その先は道が徐々に復活して来ます。

トラロープに従って下ります。その先は道が徐々に復活して来ます。

曲がり角を過ぎると三十丁石が半分埋まっています。

曲がり角を過ぎると三十丁石が半分埋まっています。

かつては伐採林を積み上げて通行困難だった区間。今は問題ありません。

かつては伐採林を積み上げて通行困難だった区間。今は問題ありません。

十六文キックを飛ばすと、折れて上の木も地面に落ちるなぁ。十六文には遙か及ばないので、やめておきます。ケガの元ですから、自然に折れるのを待ちましょう。

十六文キックを飛ばすと、折れて上の木も地面に落ちるなぁ。十六文には遙か及ばないので、やめておきます。ケガの元ですから、自然に折れるのを待ちましょう。

三十二丁石です。特徴的な「三」の異体字です。

三十二丁石です。特徴的な「三」の異体字です。

現ハイキング道を横切ると、道標が裏返ってる?

現ハイキング道を横切ると、道標が裏返ってる?

前へ回って納得。立派な石段の道が残っていました。

前へ回って納得。立派な石段の道が残っていました。

五丁先の「八大龍王」はどこだ? この論争は結論を得たでしょうか? 旧鶴林寺は遠すぎる。

五丁先の「八大龍王」はどこだ? この論争は結論を得たでしょうか? 旧鶴林寺は遠すぎる。

三十三丁石は、現在のハイキング道に立っています。

三十三丁石は、現在のハイキング道に立っています。

三十四丁石は、チョイ斜め。ココまで来ると宝山寺はも、もうチョイですね。

三十四丁石は、チョイ斜め。ココまで来ると宝山寺はも、もうチョイですね。

でも、この道嫌~い。庄兵衛道の起点石は見逃すけど、岩谷の滝からショートカットします。

でも、この道嫌~い。庄兵衛道の起点石は見逃すけど、岩谷の滝からショートカットします。

天気が良くてスバラシイ眺めでした。円錐形の山は、精華町東畑最高峰の「嶽山」と思われ。

天気が良くてスバラシイ眺めでした。円錐形の山は、精華町東畑最高峰の「嶽山」と思われ。

鬼取村の人が薪を担いで、宝山寺の料亭へ売りに通ったと言われる庄兵衛道。かつては重要な生活道路でした。しばらくは舗装されています。

鬼取村の人が薪を担いで、宝山寺の料亭へ売りに通ったと言われる庄兵衛道。かつては重要な生活道路でした。しばらくは舗装されています。

ココからは山道となります。ちょっと草深いですが、邪魔な倒木などは除去してくださいました。

ココからは山道となります。ちょっと草深いですが、邪魔な倒木などは除去してくださいました。

台風の影響ですね。荒れてます。でも、歩けます。問題なし。

台風の影響ですね。荒れてます。でも、歩けます。問題なし。

この区間、ほんの僅か、古道の雰囲気を楽しめます。

この区間、ほんの僅か、古道の雰囲気を楽しめます。

水路(?)が横断し、対岸に道が続いています。

水路(?)が横断し、対岸に道が続いています。

初めて来たときは、丸木橋かなと思ったけど、今見ると倒木にしか見えない。

初めて来たときは、丸木橋かなと思ったけど、今見ると倒木にしか見えない。

左の白テープは、ここまで来た証に付けたもの。

左の白テープは、ここまで来た証に付けたもの。

かつては生駒石の搬出に使われていた道を横断します。迷えばエスケープにも使えます。

かつては生駒石の搬出に使われていた道を横断します。迷えばエスケープにも使えます。

さて、このテープは重要なマークです。整備されるまでは、直進して崖状の斜面からずり落ちていました。右へ赤紐を辿ってください。トラロープに沿って安全に着地可能。

さて、このテープは重要なマークです。整備されるまでは、直進して崖状の斜面からずり落ちていました。右へ赤紐を辿ってください。トラロープに沿って安全に着地可能。

教弘寺に出ます。以前はヤブ漕ぎで強引に飛び出していましたけれど。。。そんなイノシシみたいなことしなくても、悠々と教弘寺の境内へ。

教弘寺に出ます。以前はヤブ漕ぎで強引に飛び出していましたけれど。。。そんなイノシシみたいなことしなくても、悠々と教弘寺の境内へ。

ココでの必見、桃山時代の作とされる役行者像。

ココでの必見、桃山時代の作とされる役行者像。

十三重石塔横から、とても良さげな道が続いています。これに油断しちゃダメ!

十三重石塔横から、とても良さげな道が続いています。これに油断しちゃダメ!

坂を下るとそこは残置石の竹林。とても見通しが悪い。

坂を下るとそこは残置石の竹林。とても見通しが悪い。

すっかり切り倒されて通行に支障なし。かつて、この地点でコンテナを眺めながら撤退しました。

すっかり切り倒されて通行に支障なし。かつて、この地点でコンテナを眺めながら撤退しました。

問題なく車道へ。向かい側の階段を上ります。

問題なく車道へ。向かい側の階段を上ります。

車道をもう一本横断。その先が問題。どこから突入しようかな。

車道をもう一本横断。その先が問題。どこから突入しようかな。

この地点でイイと思うけど、蜘蛛の巣がたくさん張ってます。オカシイ。Mさんが通ってるはずだから、蜘蛛の巣貼るはずがない。ちとウロウロして探したけど分からない。

この地点でイイと思うけど、蜘蛛の巣がたくさん張ってます。オカシイ。Mさんが通ってるはずだから、蜘蛛の巣貼るはずがない。ちとウロウロして探したけど分からない。

とにかく突っ込んで、この檻を目標にしましょう。

とにかく突っ込んで、この檻を目標にしましょう。

道はくっきり明瞭です。

道はくっきり明瞭です。

明るい鶴林寺に出ました。

明るい鶴林寺に出ました。

この地点にかつては道標が立っていたと云う。南部庄兵衛へ急ぎます。

この地点にかつては道標が立っていたと云う。南部庄兵衛へ急ぎます。

今回は一気にここまで駆け抜けました。

今回は一気にここまで駆け抜けました。

前回、見ていなかった千光寺前の起点石です。

前回、見ていなかった千光寺前の起点石です。

もう一本の道標は絵文字で瓢箪山と書かれています。

もう一本の道標は絵文字で瓢箪山と書かれています。

経堂前でランチタイム休憩。

経堂前でランチタイム休憩。

黄葉はすぐそこまで来ています。

黄葉はすぐそこまで来ています。

コチラのお二人さんと一緒に歩くことになりました。

コチラのお二人さんと一緒に歩くことになりました。

本日のお目当てに到着。今まで気が付かなかった自然石の道標です。「左 大坂四條 右 くらがり峠」

本日のお目当てに到着。今まで気が付かなかった自然石の道標です。「左 大坂四條 右 くらがり峠」

鳴川峠側から見ると、道標には気が付きません。お二人とは鳴川峠でお別れしました。

鳴川峠側から見ると、道標には気が付きません。お二人とは鳴川峠でお別れしました。

快調に駆け下っていると、鉄の杭を踏んだ。めちゃ痛かった。皆さんも気を付けてくださいね。

快調に駆け下っていると、鉄の杭を踏んだ。めちゃ痛かった。皆さんも気を付けてくださいね。

黒光りしたナメ滝です。

黒光りしたナメ滝です。

らくらく道の崩落個所。修復にはまだ時間がかかりそうです。

らくらく道の崩落個所。修復にはまだ時間がかかりそうです。

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