辻子谷越・宝山寺道・庄兵衛道

2018.11.02(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 44
休憩時間
15
距離
13.0 km
のぼり / くだり
879 / 969 m
47
24
1 14
2 19
47

活動詳細

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整備された直後の北部庄兵衛道を歩くため、今回は石切から通してみました。以前に比べて随分と歩きやすくなっています。 宝山寺経塚から「三十丁」の道標までは、地滑り被害で道が消失しています。赤い紐のマーキングとトラロープを見逃さないようにしましょう。ここでも、東生駒のMさんに感謝です。 ※南部庄兵衛道の詳細については、10.30の活動日記をご覧ください。 北部庄兵衛道の見どころは、石出し道の影響でほとんど残っていません。しかし、教弘寺と鶴林寺に残された石造遺物は必見です。今回のハイライトは、何と言っても最後に見た自然石の道標です。奈良県の道標研究で名高い「こいわいさん」から教えて頂きました。 この道は何度も通っているのに、これまで全く気が付きませんでした。まず、下りで使うことが多かったこと。そして、この手の大石はこのルートにごろごろしています。東面に刻されているため、登り専用の道標なのですね。生駒山系には、まだまだ興味深いモノがあるということ。久しぶりに山歩きの醍醐味を楽しめました。 南部庄兵衛道を走り抜けて、千光寺経堂前で休憩していると。初老の二人組が声を掛けてくださいました。 二人「どこから来られたのですか?」 ふぁ「宝山寺から庄兵衛道で」 二人「どの道でっか?」 ふぁ「山腹に宝山寺から千光寺へ通じる古道があるんです。草刈りされたので歩いてきました」 二人「へぇー、道教えてもらえますか。」 ふぁ「いいですけど、ちょっとややこしいですよ」 二人「これからどこへ?」 ふぁ「来た道ちょっと戻って、途中にある道標を見学しようと思います」 というワケで、お二人とご一緒に鳴川の農道から行者みちへ出て、鳴川峠までご一緒することになりました。一人の方は、当方の説明に大変興味を示されていた様子。もう一人の方は、道標なんかに興味なしという風情。ちょっと心配でしたが、歩いたルートは初めてということもあってか、最後は喜んでくださいました。当方としても、道標撮影時に、フラッシュ・ライトをベストポジションで持っていただけるなど、とても助かりました。 今から思うと、これは天の粋な計らいです。生駒の神々がなさることはオモシロイ。普段は滅多に人と会話することなく、一人でブツブツ言ってるのに。。。全く不思議な体験でした。

生駒山・神津嶽・大原山 久々に石切駅南口から出発。音川に架かる橋を越えて、辻子谷ハイキング道へ。
久々に石切駅南口から出発。音川に架かる橋を越えて、辻子谷ハイキング道へ。
生駒山・神津嶽・大原山 民家の庭先に残された道標。上之宮への道標らしい。詳細は不明。「左 かうや」の文字が読み取れました。
民家の庭先に残された道標。上之宮への道標らしい。詳細は不明。「左 かうや」の文字が読み取れました。
生駒山・神津嶽・大原山 最近修復された大師堂。
最近修復された大師堂。
生駒山・神津嶽・大原山 背中合わせの四光さんと爪切さんにご挨拶。
背中合わせの四光さんと爪切さんにご挨拶。
生駒山・神津嶽・大原山 「生駒山宝山寺三十六丁・鷲尾山興法寺十八丁」と刻む。宝山寺参詣道の起点石とされています。
「生駒山宝山寺三十六丁・鷲尾山興法寺十八丁」と刻む。宝山寺参詣道の起点石とされています。
生駒山・神津嶽・大原山 砂倉橋に立つのは、興法寺さんの道標です。
砂倉橋に立つのは、興法寺さんの道標です。
生駒山・神津嶽・大原山 宮山分岐を通過。石切神社元宮へのルート、ちょっと荒れていますよ。気軽に行ける場所ではありません。
宮山分岐を通過。石切神社元宮へのルート、ちょっと荒れていますよ。気軽に行ける場所ではありません。
生駒山・神津嶽・大原山 最近まで場所を特定できなかった六丁石です。道路拡幅で道が掘り下げられたため、見上げないと見つかりません。しかも、上から笹ヤブが覆い隠しています。
最近まで場所を特定できなかった六丁石です。道路拡幅で道が掘り下げられたため、見上げないと見つかりません。しかも、上から笹ヤブが覆い隠しています。
生駒山・神津嶽・大原山 苔むした七丁石です。字体、石材ともに六丁石と共通しています。
苔むした七丁石です。字体、石材ともに六丁石と共通しています。
生駒山・神津嶽・大原山 興法寺さんの荷揚げ用モノレール。探偵ナイトスクープで、人も乗っているところを見ました。
興法寺さんの荷揚げ用モノレール。探偵ナイトスクープで、人も乗っているところを見ました。
生駒山・神津嶽・大原山 興法寺に到着。ここまで、ずっと舗装路です。
興法寺に到着。ここまで、ずっと舗装路です。
生駒山・神津嶽・大原山 宝山寺同様に歓喜天を信仰する場所。元聖天ということは、コチラが本家と言うことなのでしょう。
宝山寺同様に歓喜天を信仰する場所。元聖天ということは、コチラが本家と言うことなのでしょう。
生駒山・神津嶽・大原山 ここからは、やっと山道ですけれど、石畳道は膝に優しくないです。雨の日は滑るし。
ここからは、やっと山道ですけれど、石畳道は膝に優しくないです。雨の日は滑るし。
生駒山・神津嶽・大原山 アレ? まだ通行止め? 自己責任で行ってみるか。ホントに自己責任ですよ。
アレ? まだ通行止め? 自己責任で行ってみるか。ホントに自己責任ですよ。
生駒山・神津嶽・大原山 石畳が真っすぐ登っていきます。
石畳が真っすぐ登っていきます。
生駒山・神津嶽・大原山 今は使われなくなった直登路のハイキング道。結局、コチラを再整備した方が早そうだけど。。。
今は使われなくなった直登路のハイキング道。結局、コチラを再整備した方が早そうだけど。。。
生駒山・神津嶽・大原山 ココが崩落現場です。これは修復まで時間がかかるなぁ。
ココが崩落現場です。これは修復まで時間がかかるなぁ。
生駒山・神津嶽・大原山 本日は経塚経由なので、ここでスカイラインを横断。足が長いので、ガードレールをらくらくで乗り越えます。(ホンマか?)
本日は経塚経由なので、ここでスカイラインを横断。足が長いので、ガードレールをらくらくで乗り越えます。(ホンマか?)
生駒山・神津嶽・大原山 経塚周辺は綺麗に草刈りされて明るくなっていました。
経塚周辺は綺麗に草刈りされて明るくなっていました。
生駒山・神津嶽・大原山 二七丁石から宝山寺参詣道へ突入。
二七丁石から宝山寺参詣道へ突入。
生駒山・神津嶽・大原山 いきなり大きな倒木。赤紐に従って迂回しました。
いきなり大きな倒木。赤紐に従って迂回しました。
生駒山・神津嶽・大原山 谷筋は広々としています。崩れていてよく分かりませんが、右岸側に道を形成していたと思われます。
谷筋は広々としています。崩れていてよく分かりませんが、右岸側に道を形成していたと思われます。
生駒山・神津嶽・大原山 以前は左を進んで斜面を乗り越えていました。右に明瞭な道が見えています。
以前は左を進んで斜面を乗り越えていました。右に明瞭な道が見えています。
生駒山・神津嶽・大原山 ゴロゴロ石の川床を横断します。ココからしばらくは、「昭和の水害」で崖崩れの起きたポイント。赤紐マーキングを見失わないようにしましょう。
ゴロゴロ石の川床を横断します。ココからしばらくは、「昭和の水害」で崖崩れの起きたポイント。赤紐マーキングを見失わないようにしましょう。
生駒山・神津嶽・大原山 トラロープは良き目印です。
トラロープは良き目印です。
生駒山・神津嶽・大原山 ここは広々としていて、ほんの少し道跡が残っているような感じ。
ここは広々としていて、ほんの少し道跡が残っているような感じ。
生駒山・神津嶽・大原山 しかし、その先は歩きにくい。マーキング必須なポイントです。
しかし、その先は歩きにくい。マーキング必須なポイントです。
生駒山・神津嶽・大原山 両側の赤紐を過ぎたら、「回れ左!」
両側の赤紐を過ぎたら、「回れ左!」
生駒山・神津嶽・大原山 トラロープに従って下ります。その先は道が徐々に復活して来ます。
トラロープに従って下ります。その先は道が徐々に復活して来ます。
生駒山・神津嶽・大原山 曲がり角を過ぎると三十丁石が半分埋まっています。
曲がり角を過ぎると三十丁石が半分埋まっています。
生駒山・神津嶽・大原山 かつては伐採林を積み上げて通行困難だった区間。今は問題ありません。
かつては伐採林を積み上げて通行困難だった区間。今は問題ありません。
生駒山・神津嶽・大原山 十六文キックを飛ばすと、折れて上の木も地面に落ちるなぁ。十六文には遙か及ばないので、やめておきます。ケガの元ですから、自然に折れるのを待ちましょう。
十六文キックを飛ばすと、折れて上の木も地面に落ちるなぁ。十六文には遙か及ばないので、やめておきます。ケガの元ですから、自然に折れるのを待ちましょう。
生駒山・神津嶽・大原山 三十二丁石です。特徴的な「三」の異体字です。
三十二丁石です。特徴的な「三」の異体字です。
生駒山・神津嶽・大原山 現ハイキング道を横切ると、道標が裏返ってる?
現ハイキング道を横切ると、道標が裏返ってる?
生駒山・神津嶽・大原山 前へ回って納得。立派な石段の道が残っていました。
前へ回って納得。立派な石段の道が残っていました。
生駒山・神津嶽・大原山 五丁先の「八大龍王」はどこだ? この論争は結論を得たでしょうか? 旧鶴林寺は遠すぎる。
五丁先の「八大龍王」はどこだ? この論争は結論を得たでしょうか? 旧鶴林寺は遠すぎる。
生駒山・神津嶽・大原山 三十三丁石は、現在のハイキング道に立っています。
三十三丁石は、現在のハイキング道に立っています。
生駒山・神津嶽・大原山 三十四丁石は、チョイ斜め。ココまで来ると宝山寺はも、もうチョイですね。
三十四丁石は、チョイ斜め。ココまで来ると宝山寺はも、もうチョイですね。
生駒山・神津嶽・大原山 でも、この道嫌~い。庄兵衛道の起点石は見逃すけど、岩谷の滝からショートカットします。
でも、この道嫌~い。庄兵衛道の起点石は見逃すけど、岩谷の滝からショートカットします。
生駒山・神津嶽・大原山 天気が良くてスバラシイ眺めでした。円錐形の山は、精華町東畑最高峰の「嶽山」と思われ。
天気が良くてスバラシイ眺めでした。円錐形の山は、精華町東畑最高峰の「嶽山」と思われ。
生駒山・神津嶽・大原山 鬼取村の人が薪を担いで、宝山寺の料亭へ売りに通ったと言われる庄兵衛道。かつては重要な生活道路でした。しばらくは舗装されています。
鬼取村の人が薪を担いで、宝山寺の料亭へ売りに通ったと言われる庄兵衛道。かつては重要な生活道路でした。しばらくは舗装されています。
生駒山・神津嶽・大原山 ココからは山道となります。ちょっと草深いですが、邪魔な倒木などは除去してくださいました。
ココからは山道となります。ちょっと草深いですが、邪魔な倒木などは除去してくださいました。
生駒山・神津嶽・大原山 台風の影響ですね。荒れてます。でも、歩けます。問題なし。
台風の影響ですね。荒れてます。でも、歩けます。問題なし。
生駒山・神津嶽・大原山 この区間、ほんの僅か、古道の雰囲気を楽しめます。
この区間、ほんの僅か、古道の雰囲気を楽しめます。
生駒山・神津嶽・大原山 水路(?)が横断し、対岸に道が続いています。
水路(?)が横断し、対岸に道が続いています。
生駒山・神津嶽・大原山 初めて来たときは、丸木橋かなと思ったけど、今見ると倒木にしか見えない。
初めて来たときは、丸木橋かなと思ったけど、今見ると倒木にしか見えない。
生駒山・神津嶽・大原山 左の白テープは、ここまで来た証に付けたもの。
左の白テープは、ここまで来た証に付けたもの。
生駒山・神津嶽・大原山 かつては生駒石の搬出に使われていた道を横断します。迷えばエスケープにも使えます。
かつては生駒石の搬出に使われていた道を横断します。迷えばエスケープにも使えます。
生駒山・神津嶽・大原山 さて、このテープは重要なマークです。整備されるまでは、直進して崖状の斜面からずり落ちていました。右へ赤紐を辿ってください。トラロープに沿って安全に着地可能。
さて、このテープは重要なマークです。整備されるまでは、直進して崖状の斜面からずり落ちていました。右へ赤紐を辿ってください。トラロープに沿って安全に着地可能。
生駒山・神津嶽・大原山 教弘寺に出ます。以前はヤブ漕ぎで強引に飛び出していましたけれど。。。そんなイノシシみたいなことしなくても、悠々と教弘寺の境内へ。
教弘寺に出ます。以前はヤブ漕ぎで強引に飛び出していましたけれど。。。そんなイノシシみたいなことしなくても、悠々と教弘寺の境内へ。
生駒山・神津嶽・大原山 ココでの必見、桃山時代の作とされる役行者像。
ココでの必見、桃山時代の作とされる役行者像。
生駒山・神津嶽・大原山 十三重石塔横から、とても良さげな道が続いています。これに油断しちゃダメ!
十三重石塔横から、とても良さげな道が続いています。これに油断しちゃダメ!
生駒山・神津嶽・大原山 坂を下るとそこは残置石の竹林。とても見通しが悪い。
坂を下るとそこは残置石の竹林。とても見通しが悪い。
生駒山・神津嶽・大原山 すっかり切り倒されて通行に支障なし。かつて、この地点でコンテナを眺めながら撤退しました。
すっかり切り倒されて通行に支障なし。かつて、この地点でコンテナを眺めながら撤退しました。
生駒山・神津嶽・大原山 問題なく車道へ。向かい側の階段を上ります。
問題なく車道へ。向かい側の階段を上ります。
生駒山・神津嶽・大原山 車道をもう一本横断。その先が問題。どこから突入しようかな。
車道をもう一本横断。その先が問題。どこから突入しようかな。
生駒山・神津嶽・大原山 この地点でイイと思うけど、蜘蛛の巣がたくさん張ってます。オカシイ。Mさんが通ってるはずだから、蜘蛛の巣貼るはずがない。ちとウロウロして探したけど分からない。
この地点でイイと思うけど、蜘蛛の巣がたくさん張ってます。オカシイ。Mさんが通ってるはずだから、蜘蛛の巣貼るはずがない。ちとウロウロして探したけど分からない。
生駒山・神津嶽・大原山 とにかく突っ込んで、この檻を目標にしましょう。
とにかく突っ込んで、この檻を目標にしましょう。
生駒山・神津嶽・大原山 道はくっきり明瞭です。
道はくっきり明瞭です。
生駒山・神津嶽・大原山 明るい鶴林寺に出ました。
明るい鶴林寺に出ました。
生駒山・神津嶽・大原山 この地点にかつては道標が立っていたと云う。南部庄兵衛へ急ぎます。
この地点にかつては道標が立っていたと云う。南部庄兵衛へ急ぎます。
生駒山・神津嶽・大原山 今回は一気にここまで駆け抜けました。
今回は一気にここまで駆け抜けました。
生駒山・神津嶽・大原山 前回、見ていなかった千光寺前の起点石です。
前回、見ていなかった千光寺前の起点石です。
生駒山・神津嶽・大原山 もう一本の道標は絵文字で瓢箪山と書かれています。
もう一本の道標は絵文字で瓢箪山と書かれています。
生駒山・神津嶽・大原山 経堂前でランチタイム休憩。
経堂前でランチタイム休憩。
生駒山・神津嶽・大原山 黄葉はすぐそこまで来ています。
黄葉はすぐそこまで来ています。
生駒山・神津嶽・大原山 コチラのお二人さんと一緒に歩くことになりました。
コチラのお二人さんと一緒に歩くことになりました。
生駒山・神津嶽・大原山 本日のお目当てに到着。今まで気が付かなかった自然石の道標です。「左 大坂四條 右 くらがり峠」
本日のお目当てに到着。今まで気が付かなかった自然石の道標です。「左 大坂四條 右 くらがり峠」
生駒山・神津嶽・大原山 鳴川峠側から見ると、道標には気が付きません。お二人とは鳴川峠でお別れしました。
鳴川峠側から見ると、道標には気が付きません。お二人とは鳴川峠でお別れしました。
生駒山・神津嶽・大原山 快調に駆け下っていると、鉄の杭を踏んだ。めちゃ痛かった。皆さんも気を付けてくださいね。
快調に駆け下っていると、鉄の杭を踏んだ。めちゃ痛かった。皆さんも気を付けてくださいね。
生駒山・神津嶽・大原山 黒光りしたナメ滝です。
黒光りしたナメ滝です。
生駒山・神津嶽・大原山 らくらく道の崩落個所。修復にはまだ時間がかかりそうです。
らくらく道の崩落個所。修復にはまだ時間がかかりそうです。

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