富士山麓周回 2023-08-13

2023.08.13(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 19
休憩時間
4
距離
4.7 km
のぼり / くだり
208 / 208 m
13
18
4

活動詳細

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(所感) 米田富士(愛宕山)が両側に裾野を拡げる姿は秀麗で、富士を名に負うにふさわしい。その山影が飛騨川のダム湖に写り込むのもまたに良い。それを見るため、川沿いのロードと山行を組み合わせることにした。足回りはロード用。舗装道では至極快適だが、帰路の下りで失速。 夏季休暇。山の神を敬ってお盆期間中の入山を控えているが、休みといえど、ごろごろしている訳にはいかない。日の出とともに動き出すのがベストだけど、まぁ午前中なら何とかなる。 川辺ダムの事務所から出発。山頂で味わおうと目論んでいたクーリッシュが、この時点で限りなく液体だったことに落胆しつつ、まずは飛騨川の右岸を遡上。両岸がフラットなコースになっていて、流すにはちょうどいい。ベストポジションから川越しの山影を撮影して、旧山川橋を渡る。 登山口は国道から徒歩0分でアクセス至便。北登山道を登る(旧難コース)。地元のみなさんのおかげで整備が進み、また地質(砂岩)のおかげで岩石の少ない、足にやさしいコースになった。山頂北東の鞍部の四辻から送電線巡視路を通って、まずは東側の鉄塔尾根に向かう。南方向の眺望。鉄塔の袂には打ち捨てられた祠が一宇、寂しげに建つ。鉄塔越しに見上げた空は、何となく秋色。 四辻に戻って一足。形が良く残った北の空堀の遺構を越えると、山頂は米田城の本丸跡と愛宕神社。城主の肥田氏は本能寺の変後、美濃金山城の森長可(蘭丸の兄)に滅ぼされ、廃城になったという。 しばし古きを偲んだ後、下山。山頂付近(四辻の鞍部から加茂神社あたりまで)はチャート山で、鋭利な基岩の露出が多い。また、北斜面と比べて傾斜が急で慎重に下る。 南麓の加茂神社は城主肥田氏の館跡。阿吽の狛犬と結界石から続く石段がつくる雰囲気に歴史を感じる。説明には京都の加茂(賀茂)神社との由縁が説明されており、山名ももともとは加茂山。ただ山名の方は廃れ、逆にこのあたりの郡名(=加茂郡)に拡大していったということになる。 復路は川辺ダムの堤体で飛騨川を渡る。水利ダムの堤体が道路になっているのはよくあるが、ここは水力発電ダム。むき出しの機械と低い欄干の間の簡易鉄板の通路を通る。ダムマニアは堪らないだろうね。ダム湖越しに望む米田富士や鬼飛山の眺望も良好。でも、両側はすぐに川なので非常に高度感がある。鉄板は簡単に持ち上がるが、下がどうなっているかなんてことはゆめゆめ気にしてはいけない。 (登山記録) ■アクセス・登山道 ダム見学の体でダムの駐車場に駐車。そのほか南麓の米田城跡登城口(YAMAP上の名称、かっこいいなぁ)に新設された。携帯可。トイレは東光寺公園にある。登山道の整備は進んでいるので逸脱しない限り危険はない。 (メモ) 植物:アカマツ、ヒノキ(植栽)、スギ(植栽)、ネズミサシ、アラカシ、シラカシ、コナラ、アベマキ、クリ、サカキ、ヒサカキ、ネジキ、ウラジロ、コシダ 鳥:ケリ、カルガモ 地質:砂岩、チャート、一部安山岩 水分:携行1.2L→消費1.2L

米田富士(愛宕山) 川辺ダムの事務所から出発。
川辺ダムの事務所から出発。
米田富士(愛宕山) この時点で限りなく液体。
この時点で限りなく液体。
米田富士(愛宕山) 川辺ダム湖と堤体。
川辺ダム湖と堤体。
米田富士(愛宕山) ここからの眺めは特に秀麗。いつもなら表紙。
https://yamap.com/activities/20560618
https://yamap.com/activities/22621328
ここからの眺めは特に秀麗。いつもなら表紙。 https://yamap.com/activities/20560618 https://yamap.com/activities/22621328
米田富士(愛宕山) 旧山川橋を渡る。
旧山川橋を渡る。
米田富士(愛宕山) 国道から徒歩0分でアクセス至便。
国道から徒歩0分でアクセス至便。
米田富士(愛宕山) 地元のみなさんのおかげで整備が進む。
地元のみなさんのおかげで整備が進む。
米田富士(愛宕山) 岩石の少ない、足にやさしいコース。
岩石の少ない、足にやさしいコース。
米田富士(愛宕山) 北麓はヒノキ人工林。
北麓はヒノキ人工林。
米田富士(愛宕山) 鞍部の四辻。
鞍部の四辻。
米田富士(愛宕山) 心なしか秋の空?
心なしか秋の空?
米田富士(愛宕山) 南方向の眺望。米田白山と見慣れない位置の尾張三山(のうち二山)。
南方向の眺望。米田白山と見慣れない位置の尾張三山(のうち二山)。
米田富士(愛宕山) 祠が一宇、寂しげに建つ。
祠が一宇、寂しげに建つ。
米田富士(愛宕山) 形が良く残った米田城の北の空堀の遺構。
形が良く残った米田城の北の空堀の遺構。
米田富士(愛宕山) 山頂から。川辺ダム湖とダム堤体。
山頂から。川辺ダム湖とダム堤体。
米田富士(愛宕山) 川辺の町並みと鬼飛山、大谷山、八坂山
川辺の町並みと鬼飛山、大谷山、八坂山
米田富士(愛宕山) 南麓はチャート山。
南麓はチャート山。
米田富士(愛宕山) そのせいか、広葉樹の雑木林が多い。
そのせいか、広葉樹の雑木林が多い。
米田富士(愛宕山) この小径、面白そう。
この小径、面白そう。
米田富士(愛宕山) 南麓には加茂神社。京都の加茂(賀茂)神社との由縁が説明されている。
南麓には加茂神社。京都の加茂(賀茂)神社との由縁が説明されている。
米田富士(愛宕山) 年季の入った狛犬(阿形)。
年季の入った狛犬(阿形)。
米田富士(愛宕山) 拝殿の格子戸越しの本殿。失礼して一枚。
拝殿の格子戸越しの本殿。失礼して一枚。
米田富士(愛宕山) 結界の先は不思議の町でした。とはなりませんでした。
結界の先は不思議の町でした。とはなりませんでした。
米田富士(愛宕山) どーんと駒止石。それ越しに眺める参道の石段。
どーんと駒止石。それ越しに眺める参道の石段。
米田富士(愛宕山) 自然石を利用した石灯籠。奥に見えるのは鬼飛山。
自然石を利用した石灯籠。奥に見えるのは鬼飛山。
米田富士(愛宕山) 冬よりも草丈が高いので、単独で鬼飛山もう一枚。
冬よりも草丈が高いので、単独で鬼飛山もう一枚。
米田富士(愛宕山) この参道、面白い。枡形に曲がっている。城の名残?
この参道、面白い。枡形に曲がっている。城の名残?
米田富士(愛宕山) 南麓の山脚部は安山岩。登山口付近に露頭が見える。
南麓の山脚部は安山岩。登山口付近に露頭が見える。
米田富士(愛宕山) このあたりに津田左右吉の生家があったそうな。
このあたりに津田左右吉の生家があったそうな。
米田富士(愛宕山) 川辺ダム湖の逆さ冨士。
川辺ダム湖の逆さ冨士。
米田富士(愛宕山) ダム施設と鬼飛山。
ダム施設と鬼飛山。
米田富士(愛宕山) むき出しの機械と低い欄干の間の簡易鉄板の通路を通る。
むき出しの機械と低い欄干の間の簡易鉄板の通路を通る。
米田富士(愛宕山) ダム施設と米田富士(表紙用のレイアウト)。
ダム施設と米田富士(表紙用のレイアウト)。
米田富士(愛宕山) もう一枚。こちらのレイアウトの方がメカメカしいかなぁ?
もう一枚。こちらのレイアウトの方がメカメカしいかなぁ?
米田富士(愛宕山) 公式に通行可能です。
公式に通行可能です。

活動の装備

  • ナイキ(nike)
    Air Zoom Pegasus 39
  • ワコール(Wacoal)
    CW-X エキスパートモデル COOL HXO769
  • パーゴワークス(PaaGo WORKS)
    ラッシュヒップ
  • カリマー(karrimor)
    TC ヒップベルトポーチ
  • その他(Other)
    iPhone 13 mini
  • ソニー(SONY)
    DSC-RX100M3

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