日本初の新婚旅行の地ってどんな場所

2018.10.25(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 36
休憩時間
1 時間 9
距離
5.0 km
のぼり / くだり
623 / 625 m

活動詳細

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最近漫画の「仁」にはまった。 すごい今更なタイミングだけど、はまったものはしょうがない。 仁のドラマを見ていたわけではないので、ストーリーも全く知らないし、新鮮な気持ちで漫画のページをめくっている。 漫画の中には幕末の偉人達もたくさん出てくるわけだが、その中の一人、坂本龍馬に興味を持った。 坂本龍馬は慶応2年(1866年)1月22日に薩長同盟を結び、1月23日に寺田屋で祝杯をあげていたところを襲われ、両手指にけがを負った。 西郷どんの勧めもあって傷の療養をするために、妻のお龍とともに霧島に向かった。 この坂本龍馬とお龍の旅行は日本初の新婚旅行と言われている。 その旅の中で二人は霧島連峰の中の高千穂峰に登ったと言われている。 そんなこんなで、日本初の新婚旅行の地である高千穂峰に登ってきた。 駐車場に車を停め、霧島神宮古宮址の横から石の階段を進む。 しばらくすると、木々がなくなり、突如として目の前に岩のガレ場が現れた。 遠くを見ると、砂埃をあげて一直線に下りてくる大柄な人がいる。 急なガレ場の斜面をほとんどダッシュで駆け下りてきたのは、背の高いフランス人だった。 聞けば先週は阿蘇に登ったらしい。 めちゃくちゃアグレッシブ! 少しでも歩きやすい場所を進もうと、やや右寄りの岩のところを進んだ。 しばらくすると、突如としてぽっかり空いた大きなアリの巣!が目に飛び込んできた。 これが御鉢というものか。スケールの大きさに圧倒された。 爆裂火口縁をテクテクと進み、高千穂峰山頂を視界にとらえた。 と同時に、その山肌を進む人影も目に入った。 これは、かなりの急斜面だな。 爆裂火口縁から進行方向を変え、元宮址を越えると、砂の斜面をひたすら上るだけ。 足を前に出しても、足元が崩れて、少しずつしか進まない。 でも、この一歩ずつの積み重ねが大切なんだろうな。 なんてことを考えていたら、高千穂峰山頂に到着した。 雲がほとんどなく、青空が広がっており、最高の登山日和だった。 もちろん新燃岳や韓国岳も見ることが出来た。 ただ、桜島はPMなんちゃらのせいで霞んでいた。 坂本龍馬が引っこ抜いたと言われている天の逆鉾も見れて大満足だった。 この時、坂本龍馬は32歳。 翌慶応3年(1867年)11月15日に近江屋で暗殺され、33年の生涯を終えている。 様々なことが激流のように変化する時代の中で、新しい世界をみようと命を懸けて生きた幕末の方々には頭が上がらない。 もっとちゃんと日本史の勉強をしてればよかったな。 歴史って面白いな。 そうだ、晴れの日は山に登って、雨の日は日本史の勉強するか。

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