晩秋の涸沢(奥穂岳途中敗退)

2018.10.20(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 28
休憩時間
1 時間 41
距離
19.0 km
のぼり / くだり
1616 / 822 m
DAY 2
合計時間
5 時間 11
休憩時間
23
距離
15.6 km
のぼり / くだり
245 / 1037 m

活動詳細

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久々の登場です。 今夏山は長雨と台風により計画がことごとく潰れ、 かなり鬱憤が溜まっていました。 今年最後の北アルプスで、奥穂高を目指しました! 19日15時に自宅を出発、沢渡駐車場に20時頃到着、ここで相棒と合流。 早朝相乗りタクシーにて上高地へ。 明神では薄日が差していたものの、横尾に来ると曇天時折小雨。 本谷橋を過ぎ涸沢の手前で、後方から凄いスピードで登ってくる面々。 すれ違い様に見ると、なんと田中陽希と グレードトラバース3の撮影クルーの面々ではないか! 「今、田中陽希」だったよね? 「うんうん」 「すんげぇ速い!」 あっという間に去って行きました。 その後涸沢小屋に到着すると、クルーが小屋で休憩していました。 陽希さんはストーブで服を乾かしていて、そのすぐ横でカレーを食べる私達。 「うっひゃ~生陽希だぜ」 彼は私より二回り以上も歳下、でも私にとってはスーパーヒーローなんです。 チラリと陽希さんの身体を眺める。 その身体は締まっていて、脚はカモシカの様にしなやかでした。 お客さんも少なく、写真をお願いするタイミングを見計らう。 意を決して相棒が声をかけると、陽希さんは快く承諾、 記念写真と相成りました。 小屋に着く前から降っていた雪も止んで薄日が指し始めた頃、 クルーの面々が出発の準備を始めました。 陽希さん達が出発した後、我々も小屋を出ましたが、 彼等はあっという間に視界から消え去りました。 ザイデングラートまでのガレ場でまた雪が降ってきました。 ザイデンの取付きからさらに降雪が酷くなり、やがて氷(ひょう)に変わった。 ザーザーと音を立てて容赦なく降り続く氷、 危険な箇所を3つ位通り越し、初めて登場した鉄梯子を登った所で、 もうこれ以上は無理と判断、二人で相談し下りる事にする。 下りではアイゼンを装着する。 集中力を高め、細心の注意を払いながら下る。 何とか取付きまで戻り少しほっとする。 しかし積もった雪で踏跡が分からず、マーキングも薄い。 おまけにガッスガスで見通しが利かず、二人で注視しながらルートを探る。 涸沢ヒュッテが見えた時は、ホンマ安堵しました。 涸沢ヒュッテで宿を取る。 (涸沢小屋はauのみ〇、私たちはドコモ) ヒュッテには100人以上の宿泊者がいましたが、 ほとんどが涸沢止まりだったようです。 翌朝、日本一?美しいモルゲンロートを体験。 朝陽が登れば見事な晴天となりました。 ヒュッテを去るとき、穂高を見上げながら 「今日だったら行けたのにな・・・」 「素晴らしいモルゲンを体験、陽希さんに会えたんだから まあ大成功だったんじゃない?」 「そうっスね」 再チャレンジを誓った二人なのでした。

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