西表島-悲願!!マヤグスクの滝へ

2023.07.02(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 7
休憩時間
2 時間 4
距離
11.3 km
のぼり / くだり
532 / 534 m
57
2 45
3 9
35
37

活動詳細

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いつの頃からだったでしょうか、ずっと夢見てきたマヤグスクの滝。 遂に、その夢を叶えることができました。 通称マヤグスクの滝、マヤーは猫、グスクは城、西表島の最深部、島のほぼ中央に位置し、まさにヤマネコの城の名に相応しい佇まい。 西表でいつもお世話になっているOhana Outfittersの国見さんにお願いし、サガリバナとマヤグスクの特注ツアーを組んでもらい、サガリバナの繁忙期に特別に1日貸し切りでガイドしてもらいました。 真っ暗な朝4時半に、浦内大橋の下からカヤックを漕ぎ出す。 唯一の灯りであるヘッドランプを途中消すと、パドルの後ろには夜行中の光が。 暗闇の中漕ぐこと1時間、ようやくうっすらと明るくなってきたころ、アカショウビンの鳴き声が聴こえ、西表島に朝が訪れる。 まだうっすらと明るい中、浦内川本流から支流へと入り、サガリバナの群生地へ立ち寄る。 サガリバナの甘い香りが漂い、花が水面に落ちる音とアカショウビンの鳴き声だけが聞こえる静寂のマングローブの森。その中、カヤックの上で食べる朝食はこの上ない至福の時間。 その後も浦内川本流をカヤックで遡上し、8時頃に軍艦岩に着岸。 ギョサンからサワーシューズに履き替え、ここからようやくトレッキング開始。 カンピレーの滝までは道もある程度整備されており割と歩き易い。が、ここで1st ヒルとコンタクト。 この先の西表横断道は、ほぼクールダウンできる場がないため、カンピレーで水に浸かり汗を落としクールダウン。 遂に横断道に入ると、道は一気に細くなり、ジャングルの雰囲気も増す。 草木をかけわけ、途中湿地帯、小さな沢を渡渉するゾーンが何回か続く。 横断道に入ってからは、ヒルの量も格段に増え、払っても払っても常に付いている状態が続き、1匹2匹付いているくらいはもうどうでもよくなってくる(笑) 幸い、ヒル対策でモンベルのサワーシューズと、紙素材のタビ靴下を準備してきた甲斐もあり、ヒルが上がってきても、噛まれることは一度もなかった。 これからマヤグスクを目指す人には、このセットは絶対にオススメしたい! そして、カンピレーから歩くこと2時間少々で、横断道とマヤグスクへの分岐点、イタチキ川との合流点にさしかかる。ここでもう一度川で全身の汗を流しクールダウン。 小休憩を挟み、いよいよマヤグスクのへの道、イタチキ川を歩いて行く。 歩みを進めるに連れ、遠くに滝の音が聞こえて来る。 マヤグスクとの距離が近づいている。 はやる気持ちを抑え、一歩ずつ着実に歩みを進めていく。 すると、茂みの中から遂に! ジャングルの最深部、壁面の岩の壁とジャングルの木々に隠されるようにして、円錐形の大きな滝が姿を現した。大きな岩が段々に積み重なった様は、まるでピラミッドのような、マヤグスクの名に相応しい美しい滝。 行きたい、見たいとずっと願っていた、その光景が今まさに目の前にある。 遂にここまで来た。 目頭が熱くなる。 そして、見上げれば青空。 こんな奇跡があろうか。 4年間我慢したご褒美だろうか。 人生でこんなに感動したことはない。 そう言っても過言ではない。 そして、ガイド国見さんに導かれ、マヤグスクの上へ。 そこから見るジャングルの景色も圧巻。 それは、この道を歩いてきた者だけが目にすることができる景色。 西表島の生態系の頂点に君臨する、イリオモテヤマネコが眺める景色。 そんなことが頭に浮かぶと、また目頭が熱くなる。 今までの人生で最高の瞬間。最高の1日。 これから先も、この光景この感動を超える体験は、そうはない。 そう断言して良い。 国見さん、最高の体験をありがとうございました。 そして、共に歩いた相方、よっちゃん、本当にありがとう。 マヤグスクを目指す人の、情報源となれれば幸いです。 行きカヤック3時間半(サガリバナ鑑賞あり) 行きのジャングルトレック4時間 マヤグスク滞在1時間 帰りのジャングルトレック4時間半(滝遊び・マリュウドゥの滝立ち寄り有り) 帰りのカヤック2時間 計15時間 軍艦岩までの観光船利用は、時間的に早足で行って帰ってくるだけになり、ゆっくり堪能できない。 チャーター船は、かなり高額になる。 体力的にはハードになるが、カヤックで往復するのが良い。

メンバー

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