忘れえぬ一日

2018.10.08(月) 日帰り

山と写真を共通の楽しみとする友人との最高の一日。 前掛山登頂後にJバンドを登り返せる自信はなかったが、何とか歩き通すことができたのも半分以上は友人のおかげだろう。 天候が回復し、目めぐるしく変化する光景に驚嘆し時には言葉を失い。 浅間を彩る秋のカラマツは、登山を始めた頃からの積年の願いであった。 最高の場面に、様々な角度から立ち会う事ができた喜びをかみしめる。

トーミの頭を少し過ぎたところから草すべりを下る。濃いガスに覆われ、依然として視界は良くない。思ったより多くの方がこの険しい下りを利用していた。

トーミの頭を少し過ぎたところから草すべりを下る。濃いガスに覆われ、依然として視界は良くない。思ったより多くの方がこの険しい下りを利用していた。

トーミの頭を少し過ぎたところから草すべりを下る。濃いガスに覆われ、依然として視界は良くない。思ったより多くの方がこの険しい下りを利用していた。

分岐。火山館方向からも続々と登山者が上がってくる。

分岐。火山館方向からも続々と登山者が上がってくる。

分岐。火山館方向からも続々と登山者が上がってくる。

徐々に天候回復。大きな山体がのしかかるように迫ってくる。だが、その懐は黄金色のカラマツを纏い、表情は穏やかだ。

徐々に天候回復。大きな山体がのしかかるように迫ってくる。だが、その懐は黄金色のカラマツを纏い、表情は穏やかだ。

徐々に天候回復。大きな山体がのしかかるように迫ってくる。だが、その懐は黄金色のカラマツを纏い、表情は穏やかだ。

上空の大気の流れは大きく、そして急だ。大きなガスの塊が画面左、小諸方面から激しく湧き上がり外輪山にぶつかり姿を変えながら流れていく。

上空の大気の流れは大きく、そして急だ。大きなガスの塊が画面左、小諸方面から激しく湧き上がり外輪山にぶつかり姿を変えながら流れていく。

上空の大気の流れは大きく、そして急だ。大きなガスの塊が画面左、小諸方面から激しく湧き上がり外輪山にぶつかり姿を変えながら流れていく。

光線の具合で黄金の絨毯は目まぐるしくその表情を変化させる。その姿に息を呑む。

光線の具合で黄金の絨毯は目まぐるしくその表情を変化させる。その姿に息を呑む。

光線の具合で黄金の絨毯は目まぐるしくその表情を変化させる。その姿に息を呑む。

外輪残東斜面に陽が差した。手前カラマツは静かな色合いだが、立ち上がる斜面が立体的に浮かび上がって見えてくる。

外輪残東斜面に陽が差した。手前カラマツは静かな色合いだが、立ち上がる斜面が立体的に浮かび上がって見えてくる。

外輪残東斜面に陽が差した。手前カラマツは静かな色合いだが、立ち上がる斜面が立体的に浮かび上がって見えてくる。

中間のカラマツに差す、光の帯。まだ緑の葉が少し残っているのか、そのため色相が豊かで見入ってしまい、なかなか先に進まない。

中間のカラマツに差す、光の帯。まだ緑の葉が少し残っているのか、そのため色相が豊かで見入ってしまい、なかなか先に進まない。

中間のカラマツに差す、光の帯。まだ緑の葉が少し残っているのか、そのため色相が豊かで見入ってしまい、なかなか先に進まない。

標高を稼ぎながら、時折望遠レンズで東斜面を追ってみる。

標高を稼ぎながら、時折望遠レンズで東斜面を追ってみる。

標高を稼ぎながら、時折望遠レンズで東斜面を追ってみる。

次第に、黄金の絨毯を見下ろす高さに。

次第に、黄金の絨毯を見下ろす高さに。

次第に、黄金の絨毯を見下ろす高さに。

前掛山山頂に至る外輪山に沿って、登山者たちが登っていく。

前掛山山頂に至る外輪山に沿って、登山者たちが登っていく。

前掛山山頂に至る外輪山に沿って、登山者たちが登っていく。

軽井沢方面を振り返る。右肩に中央火口丘からの斜面。今回は時間差で山頂部のガスが取れたようだ。幸運なことに紺碧の空が見え隠れしてきた。

軽井沢方面を振り返る。右肩に中央火口丘からの斜面。今回は時間差で山頂部のガスが取れたようだ。幸運なことに紺碧の空が見え隠れしてきた。

軽井沢方面を振り返る。右肩に中央火口丘からの斜面。今回は時間差で山頂部のガスが取れたようだ。幸運なことに紺碧の空が見え隠れしてきた。

下界、湯の平付近を見下ろす。円錐の頭頂部にいる事を実感させる、斜面のカーブ。

下界、湯の平付近を見下ろす。円錐の頭頂部にいる事を実感させる、斜面のカーブ。

下界、湯の平付近を見下ろす。円錐の頭頂部にいる事を実感させる、斜面のカーブ。

一瞬、完全に風が凪いだ。火口から垂直に立ち上がる水蒸気。

一瞬、完全に風が凪いだ。火口から垂直に立ち上がる水蒸気。

一瞬、完全に風が凪いだ。火口から垂直に立ち上がる水蒸気。

「あの淵から火口を覗いてみたいね」と、同行してくれた友人と笑い合う。立て看板に、立ち入り禁止区域に侵入した者は罰せられる、とある。

「あの淵から火口を覗いてみたいね」と、同行してくれた友人と笑い合う。立て看板に、立ち入り禁止区域に侵入した者は罰せられる、とある。

「あの淵から火口を覗いてみたいね」と、同行してくれた友人と笑い合う。立て看板に、立ち入り禁止区域に侵入した者は罰せられる、とある。

眼下に見ある嬬恋上空は、分厚い雲に覆われている。

眼下に見ある嬬恋上空は、分厚い雲に覆われている。

眼下に見ある嬬恋上空は、分厚い雲に覆われている。

Jバンドへ向かいつつ、下ってきた山腹を仰ぎ見る。

Jバンドへ向かいつつ、下ってきた山腹を仰ぎ見る。

Jバンドへ向かいつつ、下ってきた山腹を仰ぎ見る。

Jバンドに取り付くが、すでに相当の体力を消耗している。息は上がるが足が上がらない。

Jバンドに取り付くが、すでに相当の体力を消耗している。息は上がるが足が上がらない。

Jバンドに取り付くが、すでに相当の体力を消耗している。息は上がるが足が上がらない。

漸く蛇骨岳へ向かう外輪山の稜線に辿り着いた。そろそろ帰りの時間が気になりだす。

漸く蛇骨岳へ向かう外輪山の稜線に辿り着いた。そろそろ帰りの時間が気になりだす。

漸く蛇骨岳へ向かう外輪山の稜線に辿り着いた。そろそろ帰りの時間が気になりだす。

と、いいながら撮影はやめられない。湯の平へ続く外輪山からの斜面を見下ろすと。

と、いいながら撮影はやめられない。湯の平へ続く外輪山からの斜面を見下ろすと。

と、いいながら撮影はやめられない。湯の平へ続く外輪山からの斜面を見下ろすと。

このヘリを辿って行く。想像以上に険しい。

このヘリを辿って行く。想像以上に険しい。

このヘリを辿って行く。想像以上に険しい。

しばらく眺めていたいなぁ。

しばらく眺めていたいなぁ。

しばらく眺めていたいなぁ。

山頂付近と同じくらいまで登り返してきたことになるのか。

山頂付近と同じくらいまで登り返してきたことになるのか。

山頂付近と同じくらいまで登り返してきたことになるのか。

黒斑山付近からか。見慣れたアングルに戻ってきた。

黒斑山付近からか。見慣れたアングルに戻ってきた。

黒斑山付近からか。見慣れたアングルに戻ってきた。

青空、紅葉、ガス、その影。

青空、紅葉、ガス、その影。

青空、紅葉、ガス、その影。

同じ写真は一枚としてない。

同じ写真は一枚としてない。

同じ写真は一枚としてない。

右下、トーミの頭が浮かび上がる。

右下、トーミの頭が浮かび上がる。

右下、トーミの頭が浮かび上がる。

牙山山腹も、紅く彩られている。

牙山山腹も、紅く彩られている。

牙山山腹も、紅く彩られている。

陽が落ちてきて、稜線の影上に現れたブロッケン。流れるガスをスクリーンに、光と色彩の強弱を繰り返しながら浮かび上がる。

陽が落ちてきて、稜線の影上に現れたブロッケン。流れるガスをスクリーンに、光と色彩の強弱を繰り返しながら浮かび上がる。

陽が落ちてきて、稜線の影上に現れたブロッケン。流れるガスをスクリーンに、光と色彩の強弱を繰り返しながら浮かび上がる。

ふわふわと漂う様に浮かぶ光の環。

ふわふわと漂う様に浮かぶ光の環。

ふわふわと漂う様に浮かぶ光の環。

牙山の向こうには雲海。

牙山の向こうには雲海。

牙山の向こうには雲海。

嬬恋上空も様々な表情の雲が沸きあがっている。独立峰独特の大気の流れがあるのだろうか。

嬬恋上空も様々な表情の雲が沸きあがっている。独立峰独特の大気の流れがあるのだろうか。

嬬恋上空も様々な表情の雲が沸きあがっている。独立峰独特の大気の流れがあるのだろうか。

友人と相談し、日没ぎりぎりまで粘ってみることにした。足元から夕闇が迫ってくる中、西からの光が届き紅く染まり始める。

友人と相談し、日没ぎりぎりまで粘ってみることにした。足元から夕闇が迫ってくる中、西からの光が届き紅く染まり始める。

友人と相談し、日没ぎりぎりまで粘ってみることにした。足元から夕闇が迫ってくる中、西からの光が届き紅く染まり始める。

牙山も夕日に紅く染まり始める。

牙山も夕日に紅く染まり始める。

牙山も夕日に紅く染まり始める。

一日の終わりが近づく。

一日の終わりが近づく。

一日の終わりが近づく。

最高潮。

最高潮。

最高潮。

夕闇に沈んでいく姿を見納めに、下山開始。

夕闇に沈んでいく姿を見納めに、下山開始。

夕闇に沈んでいく姿を見納めに、下山開始。

あの雲は…

あの雲は…

あの雲は…

この後、すっかり陽の暮れた闇の中ヘッドランプを頼りに駐車場に辿り着いた。最後の最後まで、見どころ満載の一日であった。

この後、すっかり陽の暮れた闇の中ヘッドランプを頼りに駐車場に辿り着いた。最後の最後まで、見どころ満載の一日であった。

この後、すっかり陽の暮れた闇の中ヘッドランプを頼りに駐車場に辿り着いた。最後の最後まで、見どころ満載の一日であった。

トーミの頭を少し過ぎたところから草すべりを下る。濃いガスに覆われ、依然として視界は良くない。思ったより多くの方がこの険しい下りを利用していた。

分岐。火山館方向からも続々と登山者が上がってくる。

徐々に天候回復。大きな山体がのしかかるように迫ってくる。だが、その懐は黄金色のカラマツを纏い、表情は穏やかだ。

上空の大気の流れは大きく、そして急だ。大きなガスの塊が画面左、小諸方面から激しく湧き上がり外輪山にぶつかり姿を変えながら流れていく。

光線の具合で黄金の絨毯は目まぐるしくその表情を変化させる。その姿に息を呑む。

外輪残東斜面に陽が差した。手前カラマツは静かな色合いだが、立ち上がる斜面が立体的に浮かび上がって見えてくる。

中間のカラマツに差す、光の帯。まだ緑の葉が少し残っているのか、そのため色相が豊かで見入ってしまい、なかなか先に進まない。

標高を稼ぎながら、時折望遠レンズで東斜面を追ってみる。

次第に、黄金の絨毯を見下ろす高さに。

前掛山山頂に至る外輪山に沿って、登山者たちが登っていく。

軽井沢方面を振り返る。右肩に中央火口丘からの斜面。今回は時間差で山頂部のガスが取れたようだ。幸運なことに紺碧の空が見え隠れしてきた。

下界、湯の平付近を見下ろす。円錐の頭頂部にいる事を実感させる、斜面のカーブ。

一瞬、完全に風が凪いだ。火口から垂直に立ち上がる水蒸気。

「あの淵から火口を覗いてみたいね」と、同行してくれた友人と笑い合う。立て看板に、立ち入り禁止区域に侵入した者は罰せられる、とある。

眼下に見ある嬬恋上空は、分厚い雲に覆われている。

Jバンドへ向かいつつ、下ってきた山腹を仰ぎ見る。

Jバンドに取り付くが、すでに相当の体力を消耗している。息は上がるが足が上がらない。

漸く蛇骨岳へ向かう外輪山の稜線に辿り着いた。そろそろ帰りの時間が気になりだす。

と、いいながら撮影はやめられない。湯の平へ続く外輪山からの斜面を見下ろすと。

このヘリを辿って行く。想像以上に険しい。

しばらく眺めていたいなぁ。

山頂付近と同じくらいまで登り返してきたことになるのか。

黒斑山付近からか。見慣れたアングルに戻ってきた。

青空、紅葉、ガス、その影。

同じ写真は一枚としてない。

右下、トーミの頭が浮かび上がる。

牙山山腹も、紅く彩られている。

陽が落ちてきて、稜線の影上に現れたブロッケン。流れるガスをスクリーンに、光と色彩の強弱を繰り返しながら浮かび上がる。

ふわふわと漂う様に浮かぶ光の環。

牙山の向こうには雲海。

嬬恋上空も様々な表情の雲が沸きあがっている。独立峰独特の大気の流れがあるのだろうか。

友人と相談し、日没ぎりぎりまで粘ってみることにした。足元から夕闇が迫ってくる中、西からの光が届き紅く染まり始める。

牙山も夕日に紅く染まり始める。

一日の終わりが近づく。

最高潮。

夕闇に沈んでいく姿を見納めに、下山開始。

あの雲は…

この後、すっかり陽の暮れた闇の中ヘッドランプを頼りに駐車場に辿り着いた。最後の最後まで、見どころ満載の一日であった。

この活動日記で通ったコース