活動データ
タイム
04:34
距離
11.3km
のぼり
2m
くだり
2m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る大師前駅から舎人(とねり)公園まで歩いて探鳥。すごくたくさんのオナガと、カルガモの雛を見つけた。 東武鉄道の西新井駅から、西に延びる支線がある。その先にはなんと一駅しかない。2両編成の小さな電車が、西新井駅と隣の大師前駅の間をひたすら行き来する。始発駅で乗った直後に「次は終点」というアナウンスが流れる。 初めてこの支線の電車に乗ったが、大師前駅には改札口がない。西新井駅側に大師前駅用の改札口があり、支線に乗る前に乗車賃が回収される仕組み。 今日はそんな大師前駅で降りて、いくつかの公園を歩いてみた。「大師」とは「西新井大師」のことで、「五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)」が正式な名前らしい。駅で降りるとすぐにお寺の広い敷地に入る。 見頃を迎えた菖蒲や紫陽花を見ながら、お寺の中をぐるっと回ってみる。池が二つあり木も多いので鳥が多くても良さそうだが、ムクドリとカラス以外見かけず。 ここから少し北西に行くと、いくつかの区立の公園があるので順番に見て回る。中郷公園、西中第一公園には特に何もいない。何かの跡地なのか、西中第二公園からはいくつもの公園が道路沿いに細長く連なっていて、一つの大きな緑地帯を作っている。 西中第二公園に入るとオナガがいた。西日本では絶滅したらしいが、東京周辺では逆に増えつつあるというカラスの仲間。ひと目見たら忘れられない美しい青い羽と、それに全く似合わないひどい濁声が特徴。 そのまま北に向けて高道東公園、諏訪木第二公園、諏訪木第三公園、諏訪木第一公園、諏訪木西公園と順番に歩いたが、その間ほとんどずっと視界にオナガが入っていた。こんなにたくさんのオナガを見たのは初めて。 他にはあまり鳥がいない。ムクドリがたくさんいた以外は、スズメ、シジュウカラ、ワカケホンセイインコが少しいただけ。暑くてみんな日陰でお昼寝をしているのかも。 住宅街を抜けて、舎人公園に向かう。もうお昼近いので、公園中心付近にあるパークス舎人という売店で「とねりバーガー」を買って休憩。炎天下を歩いて疲れた体をアイスコーヒーで冷やして少し元気回復。 舎人公園といえば北側の敷地にある大池でカルガモが子育て中かもしれないと思って見に行くと、やっぱりいた。五羽の雛と母親が、歩道のすぐ近くに泳いできた。 去年この公園に来た時はマルガモ(マガモとカルガモの交雑個体)が多いと感じたが、今年はさらに増えているように思う。ほとんどのカルガモが、程度の差こそあれ少しずつマガモの特徴を持っている。 大池では、カイツブリも子育て中だった。カイツブリと言えば親が雛を背中に載せて泳ぐので有名だが、今日見た二羽の雛はもう随分大きく育っていて、親の背中には乗ろうとせずに自分で泳いでいた。時々水にも潜っていたので、餌も自分で取れるのかもしれない。 舎人公園から帰るには、公園の中心付近にある舎人公園駅から日暮里・舎人ライナーに乗るのが便利だが、今日はもうちょっとオナガや他の鳥を見たかったので、来た道を戻って大師前駅に向かうことに。といってもすでに1万歩以上歩いて疲れもあるので、自転車を使う。 舎人公園駅の下にある駐輪場の奥に、レンタサイクル「ダイチャリ」がある。Hello cyclingのアプリで貸し出し手続きをして出発。オナガを見ながら、公園を徐行して大師前駅に向かった。 道中営巣中のツミのつがいを見つけた。オスはそばの枝で食事中。メスは巣を守っていたので遠くからこっそり一枚だけ写真を撮って、すぐに退散した。
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