規制解除で剣が峰まで!

2018.10.03(水) 日帰り

活動詳細

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 10月3日、秋晴れの下、木曾御嶽山の山歩きです。  真に僭越ですが、4年前の噴火で亡くなられた方々、行方不明の方々、どうか安らかに眠っていただきたいと思います。また、当時の捜索、救助、自治体関係者方々のことも忘れてはならないと思いました。 自宅から御嶽ロープウエイ駅駐車場まで  前日の2日に有休の許可が出たので、帰宅後に準備をして、木曾の御嶽に向けて午後9時過ぎに自宅を出発。お盆の赤岳以来の山歩き。いつものように、道に迷いながらも、何とか深夜、2時前に御嶽ロープウエイ駐車場に到着。車中にて、7時まで眠りについたのでした。  小鳥のさえずりで目を覚ますとこはできなかったものの、早朝より快晴。風もなく、文字通りの秋晴れ。7,8度位にもかかわらず、肌寒さは感じずに済みました。  食事を済ませ、はやる気を抑えながら、スパッツに足を通し、靴を履き終わったのが、7時半。ちょっと準備に時間がかかりました。シャツ1枚ではさすがに寒いし、上は薄手のジャケットに決めました。  ゴンドラ切符購入で列に並んだのが、7時半過ぎ、早くも、2,30人が並んでいたのでした。小生はモンベルカードで260円割り引きでした。ゴンドラ駅前に並びながら、予想以上に天気がよく、急きょ、車に戻り、半袖に着替えたのでした。薄着になったのは正解でした。  私の前の山ガール曰く、私の肥えたザックを見るなり、「日帰りのザックじゃない。(多すぎる。)10キロを超えるとコースタイムをオーバーしてしまう。」とのこと。彼女は、25Lザックとヘルメット。小生は、中身はいつも通りで、全部で11キロ弱。ざっとあたりを見渡すと、小生が一番重そう!中身は水、お湯、着替え・ダウンジャケット、救急セット・ツェルト等、カッパ、カメラ、ライト2つ。それにかなり多めの行動食でいつもと同じなんだけど・・・。  不謹慎ですが、開けて見せてもらえれば、今後の装備軽量化に役立ったかもしれない。せっかくの機会を逃してしまいました。小生はいつもコースタイムプラス1時間。若人はコースタイムが一つの目標。おじちゃんにとってはコースタイムアウトが標準タイム!   4年前の噴火で、石仏の隣に一晩座り、救助された女性は、いつもダウンジャケットを準備していたとの記事を読んだことあった。例えば、テント泊の人は20キロ越えが普通でしょ。お姉さん、日帰りでも、11キロくらい大した重さじゃないと思うよ。標準ウエイト! とは言え、貴重な意見を有り難う。 ゴンゴラ乗車で終点駅(飯森駅)まで 山歩き開始!  8時半前にゴンドラに乗車が開始になり、結局、40番目くらいに乗車して、登山口の黒沢口まで、5人の方とゴンドラに乗ったのでした。一人の山ガールが菊の花束をザックに収めていたのをまじかで見ると、噴火の現実を4年後の今、肌で感じた次第です。10分くらいで、終点の飯森駅に到着。降りれば目の前に雄大で紅葉が始まった御嶽山が・・・。  順調に樹林帯を越えて、はい松の登山道も過ぎて、1時間くらい。ようやく岩場が現れてきた。8合目の女人堂の小屋の手前くらいから、それらしくなってきた。気を抜かずに、高度を上げる。最後の稜線にかかる。ニュースで見た記憶がある山頂直下の山小屋。噴石で屋根を打ち抜かれたあの山小屋・・・。  この小屋のおかげで数十人の登山者が助かった。ニュース映像で見たものを自分の目で見ると、何か不思議な気がしてきた。当時はすさまじい噴煙と 噴石が飛び交う場面だったはず。今は無人になった小屋とガラスの破片が当時を無言で語っている気がしてきた。   慰霊碑に手を合わせ、一礼をしてから、最上部への最後の石段を上る。整備の途中で建設材料が置いたままではあったが、ここは紛れもなく3067メートルの山頂部。空気が薄いのも手伝って、頭がぼーとしている。難しいことなんて考えられない。近くのオレンジヘルメットの親切な女性にカメラを頼んで、撮りまくった。5,60枚撮ったかもしれない。 いよいよ下山開始!  新設のシェルターで内ですぐに着替えを行う。中はひんやりといい気持ち。シェルターの中で定番のどら焼きを食す。  昼の12時過ぎに下山開始。多くの登山者とすれ違った。岩場を過ぎて、次は、はい松林。樹林帯に差し掛かり、一休み。呼吸を整えて、また歩き出す。台風の後だったが、意外とぬかるみが少なかった。池のような水たまりを予想していたが、皆無。滑って転んで泥だらけではシャレにならん。8合目の女人堂小屋で一休み。紅葉をバックに写真を撮ってもらい、これまた最高の気分。  そのまま順調にロープウエイ駅に辿り着き、鹿ノ背に戻ったのは午後2時40分ころ。着替えてから、大切なストレッチ。木曾温泉に立ち寄り汗を流し、伊那インターから入り、家路についた。 雑記  今回は天気に恵まれ、無事に帰宅することも出来た。自然は人に多くのものを与えてくれると同時に苛酷なまでに人間を追い詰める。御嶽山の山歩きを通じて、自然と人間の生と死のかかわりを少しだが、考える機会を得た。  まとまらぬ文章ですが、御拝読をありがとうございました。                                                    以上  

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