【TWR森づくり活動】のご報告

2023.05.27(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

04:00

距離

0m

のぼり

0m

くだり

0m

活動詳細

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皆さん、こんにちは。 5月28日、「森づくり活動」を実施しましたのでご報告します。 4月は島内でインフルエンザが流行したことでやむなく中止。ようやく2023年度1回目の活動を行うことができました。 参加者は30名。 昨年度の総合学習で「2023年度 300㎡森づくり計画」を策定した旧4年生(現5年生)と、2024年度計画をこれからつくる新4年生の参加が多かった印象です。とはいえ、各学年や未就学児のちびっ子、中学生サポーターの参加も多く、終始和やかで楽しい活動を行うことができました! 今月の活動内容は、 ■風の草刈り ■外来種の抜根駆除&植樹 ※活動風景を5分ほどの動画にまとめています。↓からご覧ください。 https://youtu.be/BSYziM5p4YA 上記2チームに分かれての活動。 まずは【風の草刈り】チーム。 林野庁事業で昨年、外来樹木駆除を実施した試験区ですが、約300㎡ほどの外来樹木を全て駆除しているため『明るく開けたエリア』になっていました。 予想通り、植樹したモモタマナなど在来種が埋もれるほどに外来種の草本類が全域を覆ってしまったので『風の草刈り』を実施しました。 風の草刈りとは、植樹した稚樹に光が当たるよう繁茂した外来草本の草丈を下げつつ、風の通路をあける手法。 外来種とはいえ全て駆除してしまうと、成長させたい在来種に海風が直接当たってしまうので『成長阻害要因になってしまう』こと、『地面の水分が蒸散し易い環境になってしまう』こと、明るくなり過ぎるので『また外来種が発芽してしまう』ことから、TWRでは外来種を利用しながら植樹した在来種を守っていきます。 4年生チームが一致団結して『どうしたら残したいモモタマナ稚樹周りの風通しが良くなるか?光が当たるようになるか?』良く考えながら風の草刈りをしてくれたお陰で90分程で作業を完了することができました! 余った時間は抜根駆除チームのお手伝いにまわってもらう奮闘ぶり。よく頑張ってくれました。 【外来種の抜根&植樹チーム】は、チェーンブロックや単管パイプを使った抜根作業からスタートです。 前回同様、新5年生や中学生サポーター中心に今日は20本ほど駆除してくれましたよ。前回経験してる子が多かったのであっという間に目標本数を達成してくれました。 TWRの外来種駆除は全木駆除はせず、林冠の開き具合をみながら適度な日照を入れることで林内の環境変化を抑える手法。 抜根し、掘り返された(耕させた)穴にモモタマナ、シャリンバイ、タコノキなど固有種や在来種、広域分布種の稚樹を植樹します。 この手法なら『風の草刈り』などを行う手間が省けますので、より少コストな自然再生が可能になります。 約3時間の森づくり活動。 このペースで進めていければ、今年度の300㎡を12月までには完了することができそうです。 早めに今年度の森づくりが終わったら、みんな大好きな木工の時間を増やす予定なので頑張ろう! さて、YAMAPユーザーの皆さまに今回は御礼報告も。 YAMAPファンディングは6月7日まで残っておりますが、目標額を達成することができましたので木工機器を購入させていただきました。 同時にTWRユーザーが利用できるよう『木工fab』をオープンさせました。皆さまのご支援で購入した機器はfabで利用させていただきます。 森づくりで駆除した外来種は、TWRユーザーがアップサイクルし、生活も経済も豊かにしていく循環型の仕組みを完成させることができました! 皆さまのご支援に心から感謝しております。ありがとうございました!!! ここからは森づくりの持続性を向上させる為、「村民の森」の公園機能強化、バイオマス資源を活かした産業振興や観光振興(地域企業との連携強化)など、自然再生とそこから先、TWRを多くの方が活用できるコンテンツとして更に発展させていきたいと考えてます。 引き続き、世界自然遺産『小笠原の関係人口』として小笠原に気をかけていただけますと幸いです。 どうぞ宜しくお願い致します!

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