皇海山・ 庚申山・駒掛山・渓雲山・薬師岳・鋸山・女山【シャクナゲとシロヤシオのクラシックルート】

2023.05.27(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

19:58

距離

27.4km

のぼり

2525m

くだり

2530m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 54
休憩時間
15
距離
6.3 km
のぼり / くだり
778 / 106 m
DAY 2
合計時間
17 時間 3
休憩時間
5 時間 5
距離
21.0 km
のぼり / くだり
1747 / 2418 m
1 18
32
1
18
1 21
1 28
1 10
33
2 35
1 41
3
2

活動詳細

すべて見る

庚申山荘泊で皇海山に行ってきました。 【皇海山について】 かつて短時間で行けるルートがあったようですが令和元年の台風で通行止めとなり、現在は今回のクラシックルートしかないようです。 当日は大人気で、核心部となる鋸山手前の鎖場で小一時間の大渋滞がありました。 【庚申山荘について】 ◆料金:2,080円/名。 ◆水場:あり(直接は飲めず煮沸で飲むっぽい) ◆寝具:あり(敷布団を二枚使うような感じ?) ※枕はありません。 ※布団もだいぶクラシックな感じで(笑)自分はインナーシーツを持参しました。 ◆トイレ:男女兼用で一つしかないので、二日目の朝は30分くらい待ちました。 ◆風呂:なし ◆食事:なし(自炊のみ) ◆電気:なし ◆売店:なし ◆予約:なし(先着順?) 当日は90名程の宿泊があったようで大混雑。足の踏み場もないほどギッシリで、最終的には管理人室も解放していました。 【day-1】 久しぶりのパーティー登山でした。 まずは庚申山荘まで。 時間的にも3時間程度なので、いつもよりは遅いスタートです。 半分くらいは舗装路(砂利道含む)で歩きやすく、クワガタソウなどの草花や名所を見ながらゆっくり歩いても14時前には小屋に到着。受付を済ませました。 小屋内は駐車場の台数ほど人がいなかったので、恐らく日帰り登山の方々が多い様子でしたが、それでも1Fは満室。2Fも立地の良さそうな場所はほとんど埋まっており、2F端っこと布団を確保。 コースもクラシックですが、小屋もクラシックな雰囲気(笑) 小屋泊のお客さんは、ガイド、百名山踏破、三百名山踏破の方など猛者も多く、楽しいお話を伺うことも出来ました! コーヒタイムで少しゆっくりしたあとは、暗くなる前に夕食を済ませておきたかったので17時頃には食べ始めます。 夕食はクリームシチューや海鮮焼き、猪肉など、自炊レベルではない夕食で大満足♡ スキットルのウィスキーが空になった時点で本日のお酒はおしまい! 早々に寝ますzzz 【day-2】 3時起床の予定でしたが、周囲がモゾモゾとしはじめたので目が覚めてしまい、時計を見ると2時半😵 まぁいっかとそのまま起床。 暗闇で準備、着替え、朝食を済ませ、トイレの方を除くと既に渋滞が(+_+) 時間に余裕はあるのでとりあえず行列に並んでおくことに。 (結局30分以上は並んだと思います) その他もろもろの準備を済ませて4時には準備完了。 徐々に他の方も集まってきて4時30分スタート! 天気は最初だけ曇りでしたが、8~9時頃には快晴になりました☀ グレーディングは7D?(ホンマかいな)。 最初は庚申山を目指します。 いきなりの登り。しかもソコソコの斜度ですが、最初のうちは元気もあって順調に進みます。 そして今回、本当に良かったのは何と言っても花! 前半はイワザクラやコウシンソウといった草花が、中盤はシャクナゲ、後半はシロヤシオといった木々の花が長丁場の登山道を盛り上げてくれました! 庚申山までもちょっとしたハシゴや岩場があり、面白かったです。 そして庚申山で眺望が開け、皇海山と鋸山のカッコよさにテンション上がりまくり! 庚申山から薬師岳は細かなアップダウンはあったものの特に危ない場所もなく、シャクナゲに元気をもらいながら歩き、いよいよ核心部のある薬師岳~鋸山へ! しばらく進むと、核心部と思わしき場所で渋滞が・・・ ここの時間ロスは想定外でしたが、反対側に見える急傾斜の鎖場&ロープ場で緊張感を持ち続けることが出来ました💦 まずは鎖場の降下。 待ち時間が長かったのですが、思ったより短くてあっという間に終了! 樹林帯を5分ほど歩いてすぐに次の難所となる急傾斜の鎖場&ロープ場へ。 先ほどの待ち時間でしっかりイメージが出来ていたので、ここも問題なくスムーズに進めました。 何より楽しかった! 以降も短距離ではあるものの、ハシゴや鎖を中心とした岩場が連続するので集中を切らさずに安全第一で進み、よやく鋸山ピークへ🏔 ここからの眺望が一番最高でした! 核心部を乗り切ったかと思いきや、ここからまたしても急降下のロープ&鎖があって、気を抜くことが出来ません。 さらに不動沢のコルから皇海山への登り返しがまたキツい! 皇海山はかねてからの情報どおり眺望などはなかったのですが、最初からわかっていたこともあって全く残念な気持ちにもならず、楽しいだけでした(笑) さて、ここから折り返しとなるのですが、すれ違う人たちが「鋸山への登り返しがエグい」と言っていたので心してかかります。 皇海山からコルへの下りは順調。 鋸山への登り返しも無理のないペースで歩くことを心がけます。 個人的に、トレーニングの意味も含めて鋸山への登り返しは人工物を使わずに登ろうと思っていたので、ここでしっかりトレーニングさせていただきました。 鋸山からは六林班峠経由で庚申山荘へ戻るコースに進路を取ったのですが、ここからが長かった💦 噂に聞いた藪漕ぎ区間は、かなり解消されていましたが、笹薮で足元が見えず、倒木や段差が多数あるので要注意区間でした。 ソロだったら間違いなく転倒していたと思いますが、パーティーの方々のフォローや声掛けが素晴らしく無事にクリア! そして…ここからさらに長かったー! 小屋で一緒になった方から 「沢のトラバースが連続して景色が変わらず、無限回郎にいるような気持ちになるよ。(体感で)20箇所くらい同じような場所を歩くと思ってね!」 とアドバイスをもらっていたので、その覚悟で歩いたことはメンタル的に功を奏したように思います。 ちなみに同じような沢を渡る区間は10箇所ちょっとだったような(忘れたw)。 登山道は基本的に下り基調なのですが、登山道に微妙な斜度があるため同じ部位にずーっと負荷がかかるので疲れます。さらに単発的に現れる登りで心折れそうになったりしましたが、一緒に歩く人たちとの会話やシロヤシオの群生に救われ、ようやく小屋が見えた時はホッとしました。 暗くなる前に下山したかったので、小屋にデポしておいた荷物を早々に詰め込み、そこからは安全第一の範囲でかっ飛ばしてなんとか明るいうちに下山出来ました! 全体的には、岩場のアップダウンを含めて歩きづらい区間も多く、距離や累積標高以上に手ごわかったのですがトレーニングとしては素晴らしい山で、しっかり身体に刺激を受けてきました。 楽しかったー!

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。