鎌倉歴史散歩―滅ぼされし者の声を聞く①―

2023.05.28(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 36
休憩時間
2 時間 34
距離
11.5 km
のぼり / くだり
260 / 258 m

活動詳細

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今回の鎌倉歴史散歩は、「滅ぼされし者の声を聞く」と題し、上総氏と三浦氏の足跡をたどりました。 上総氏とは、源頼朝の挙兵を助けた上総広常。石橋山の戦い後、安房に逃げ延びた頼朝を助けた広常の存在なくして、鎌倉幕府の成立はなかったと言えます。しかしそんな広常も、やがて頼朝と対立し、梶原景時に討たれてしまいます。 今回は、金沢八景駅をスタートし、上行寺東遺跡、上総介塔、朝夷奈切通、上総介邸跡、梶原太刀洗水、十二所神社、大江稲荷、大慈寺跡、大江広元邸跡、明王院と歩きました。上総と相模とをつなぐ六浦の港から朝夷奈切通を経て鎌倉に至る道は、上総氏と源氏とを結ぶ重要な道であったことがうかがえます。 午後は、筋替橋跡から大蔵幕府の西御門にあった三浦邸跡、三浦氏が族滅した法華堂跡を訪ねました。 幕府草創以来、頼朝や北条氏を支えた三浦氏ですが、泰村の代に宝治合戦によって滅ぼされます。北条氏の外戚安達氏に挑発され、邸に火をかけられ、頼朝を祀る法華堂に籠もり、一族・郎党皆自害して果てるという最期は、壮絶です。 鎌倉という土地は血生臭く、さまざまな恨みや怨念に溢れているような気がします。続く。

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