碓氷峠「アプトの道」ウォーキング

2023.05.28(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 43
休憩時間
0
距離
6.9 km
のぼり / くだり
152 / 465 m

活動詳細

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四阿山登山の後は、せっかく長野まで来て日帰りでは勿体無いという事で現地に泊まる事にしました。しかしちょっとまだ二日連続登山は万一の事を考え自粛し、翌日は旧信越本線(現しなの鉄道)を高崎まで踏破するローカル列車乗り鉄旅を楽しむ事に。そして、鉄道がない県境の碓氷峠は、かねてから歩いてみたかったかつての峠越えアプト式鉄道の跡地を利用して作られている遊歩道「アプトの道」を歩いてみる事にしました。 碓氷峠横軽区間の鉄道路線開通は1893年4月だそうです。初めからアプト式鉄道として設計建設され、それから1963年の粘着式新線に切り替わるまでの約70年間、今回歩いた道にあった鉄道路線は使われていたようです。新線と違って明治時代末期に造られた建造物は、トンネル、橋、変電所と、どれをとっても明治時代の建造物の象徴とも言える重厚な赤煉瓦造りのもので、歴史的遺産と言える貴重なものだと思います。そう言えば横浜の名所赤煉瓦倉庫も、ここと同じ時期くらいに造られたもののようですね… 1997年の北陸新幹線開業により、すっかり変わってしまった碓氷峠。利用者を見込めない峠越え区間の廃止は致し方ない事だったとは思いますが、それでもこうやって昔の建造物を廃墟のままにせず整備保全し、鉄道ファンならずとも利用し、楽しめる施設にしているのはとても素晴らしい事だと思います。いつまでも古き良き時代を感じる事ができる素晴らしい場所であって欲しいですね…

中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 長野駅より軽井沢駅までしなの鉄道で来ました。碓氷峠で活躍したEF63型が展示されていますね。ホントは目の前に停まってる国鉄時代からの名車115系に乗って来たかったのですが、残念ながら乗って来たのは新しい車両でした😥
長野駅より軽井沢駅までしなの鉄道で来ました。碓氷峠で活躍したEF63型が展示されていますね。ホントは目の前に停まってる国鉄時代からの名車115系に乗って来たかったのですが、残念ながら乗って来たのは新しい車両でした😥
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 軽井沢駅よりタクシーでここ熊の平まで来ました。ここからウォーキングスタートです。目の前の階段を登って行くと、熊の平駅跡地に出ます。
軽井沢駅よりタクシーでここ熊の平まで来ました。ここからウォーキングスタートです。目の前の階段を登って行くと、熊の平駅跡地に出ます。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) アプト式開通の記念碑が建てられています。1893年開通から約70年間、このアプト式鉄道路線は利用されていたようです。
アプト式開通の記念碑が建てられています。1893年開通から約70年間、このアプト式鉄道路線は利用されていたようです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) ここが熊の平駅跡地。こんな民家もない山の中になぜ駅があったのでしょうか…当時は観光客で賑わったとの記事を見ましたが、ですが、こんな山の中で観光する場所なんてあったのかな…
ここが熊の平駅跡地。こんな民家もない山の中になぜ駅があったのでしょうか…当時は観光客で賑わったとの記事を見ましたが、ですが、こんな山の中で観光する場所なんてあったのかな…
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) それでは右端のトンネルに入って行きます。左手の二つのトンネルは新幹線開業寸前まで使われていた新在来線のトンネルです。アプトの道は煉瓦造りで、新在来線はコンクリート造り。時代のギャップですね。
それでは右端のトンネルに入って行きます。左手の二つのトンネルは新幹線開業寸前まで使われていた新在来線のトンネルです。アプトの道は煉瓦造りで、新在来線はコンクリート造り。時代のギャップですね。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 薄暗いトンネルの中を歩いて行きます。iPhoneだと明るく撮れてしまいますが、実際はかなり暗いです。煉瓦造りのトンネルは味わいあります…
薄暗いトンネルの中を歩いて行きます。iPhoneだと明るく撮れてしまいますが、実際はかなり暗いです。煉瓦造りのトンネルは味わいあります…
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 次々にトンネルが現れます。
次々にトンネルが現れます。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) よく見ると橋の欄干も重厚な煉瓦造りです。
よく見ると橋の欄干も重厚な煉瓦造りです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) ここが歩いた中で一番長いトンネルだったでしょうか…トンネル内もかなりの傾斜があるのが歩いていてわかります。電化前の蒸機時代は、長いトンネルだと煤煙で乗務員も乗客も大変な思いをさせられたようです。
ここが歩いた中で一番長いトンネルだったでしょうか…トンネル内もかなりの傾斜があるのが歩いていてわかります。電化前の蒸機時代は、長いトンネルだと煤煙で乗務員も乗客も大変な思いをさせられたようです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) トンネル出口が人で賑わっています。名所「メガネ橋」に来たようです。
トンネル出口が人で賑わっています。名所「メガネ橋」に来たようです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) もちろん階段を下に降って見上げてみました。イギリスの建築家による設計のようですが、造形美が素晴らしいですね☺️
もちろん階段を下に降って見上げてみました。イギリスの建築家による設計のようですが、造形美が素晴らしいですね☺️
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 反対側からも一枚。いつまでも後世に残して欲しい建築遺産だと思います。
反対側からも一枚。いつまでも後世に残して欲しい建築遺産だと思います。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 上から眺めると脚がすくみそうな高度感。
上から眺めると脚がすくみそうな高度感。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 橋の上から、新幹線開業寸前まで使われていた在来線鉄橋が見えますね。現役時代はさぞかし有名な鉄道撮影スポットになっていた事でしょうね…
橋の上から、新幹線開業寸前まで使われていた在来線鉄橋が見えますね。現役時代はさぞかし有名な鉄道撮影スポットになっていた事でしょうね…
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 写真では分かりづらいですが、なかなかの傾斜を降っています。私は熊の平から下り坂を歩いていますが、横川から熊の平まで延々登りを6キロ歩いて来たら結構大変じゃないかと思いますね…
写真では分かりづらいですが、なかなかの傾斜を降っています。私は熊の平から下り坂を歩いていますが、横川から熊の平まで延々登りを6キロ歩いて来たら結構大変じゃないかと思いますね…
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 赤い橋がかかる湖が見えてきました。「碓氷湖」ですね。
赤い橋がかかる湖が見えてきました。「碓氷湖」ですね。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 「峠の湯」に到着。ようやく全行程の半分くらいでしょうか。ここまで横川から廃線になった下りレールを利用したトロッコ列車に乗って来る事もできるようです。
「峠の湯」に到着。ようやく全行程の半分くらいでしょうか。ここまで横川から廃線になった下りレールを利用したトロッコ列車に乗って来る事もできるようです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) ここから先はトンネルは無くなりました。歩いているのは上り廃線レール上です。ここからもなかなかの傾斜が延々続きます。
ここから先はトンネルは無くなりました。歩いているのは上り廃線レール上です。ここからもなかなかの傾斜が延々続きます。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 「丸山変電所」に到着。明治末期に造られた日本初の鉄道用の変電所です。数あるトンネルや橋梁同様、これまた時代を象徴する煉瓦造りの建物ですね。向かって奥が機関車へと給電する建物、手前が送られてくる交流電流を直流に変える建物だったんだそうです。
「丸山変電所」に到着。明治末期に造られた日本初の鉄道用の変電所です。数あるトンネルや橋梁同様、これまた時代を象徴する煉瓦造りの建物ですね。向かって奥が機関車へと給電する建物、手前が送られてくる交流電流を直流に変える建物だったんだそうです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 高速道路の橋の向こうに妙義の山々が見えて来ました。登山するにはなかなか難儀するハードな山らしいですね…
高速道路の橋の向こうに妙義の山々が見えて来ました。登山するにはなかなか難儀するハードな山らしいですね…
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) トロッコ列車が急勾配をゆっくり登って来ました。結構大勢のお客さんが乗っています。
トロッコ列車が急勾配をゆっくり登って来ました。結構大勢のお客さんが乗っています。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) なるほど、下からディーゼル機関車で押しながら登っているんですね。
なるほど、下からディーゼル機関車で押しながら登っているんですね。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) ピーピーうるさいなと思ったら野生の猿が何匹か群れていました。
ピーピーうるさいなと思ったら野生の猿が何匹か群れていました。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 間もなく終点。懐かしい看板を発見。
間もなく終点。懐かしい看板を発見。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 鉄道文化村が見えてきました。オールド鉄道ファンなら垂涎ものの車両等が多数展示されています。自分はだいぶ前ですが入った事があるので、今回こちらは割愛する事にしました。
鉄道文化村が見えてきました。オールド鉄道ファンなら垂涎ものの車両等が多数展示されています。自分はだいぶ前ですが入った事があるので、今回こちらは割愛する事にしました。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) そして終点に到着しました。約6キロの鉄道好きにはたまらない楽しいウォーキングでした。
そして終点に到着しました。約6キロの鉄道好きにはたまらない楽しいウォーキングでした。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 横川駅前には峠の釜飯で有名な「おぎのや」が。そしてその対面には横軽や釜飯の歴史がわかる資料館があります(無料)アプト時代の横軽の写真は勿論、オールド鉄道ファン感激ものの貴重な横軽の写真の数々が多数展示されています。
横川駅前には峠の釜飯で有名な「おぎのや」が。そしてその対面には横軽や釜飯の歴史がわかる資料館があります(無料)アプト時代の横軽の写真は勿論、オールド鉄道ファン感激ものの貴重な横軽の写真の数々が多数展示されています。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 帰り道途中にある磯部駅で途中下車。駅からすぐのところにある立ち寄り湯の「恵みの湯」で汗を流しました。なんとここ磯部温泉は、日本で最初に♨️マークが地図に記された地なんだとか。
帰り道途中にある磯部駅で途中下車。駅からすぐのところにある立ち寄り湯の「恵みの湯」で汗を流しました。なんとここ磯部温泉は、日本で最初に♨️マークが地図に記された地なんだとか。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 汗を流してサッパリ😌そしてお待ちかねの湯上がりタイム🍺😆🍺こちらの立ち寄り湯、中は広々としていて露天風呂やサウナ付き。それでいて料金520円とお財布に優しい、お勧め日帰り施設です♨️
汗を流してサッパリ😌そしてお待ちかねの湯上がりタイム🍺😆🍺こちらの立ち寄り湯、中は広々としていて露天風呂やサウナ付き。それでいて料金520円とお財布に優しい、お勧め日帰り施設です♨️
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) 街ぐるみで温泉マークを押してますね。高崎まで信越本線の旅もまもなくラストです。
街ぐるみで温泉マークを押してますね。高崎まで信越本線の旅もまもなくラストです。
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) まだ時間早かったので帰りは高崎からゆっくり普通で。空いてるグリーン車内で追い🍺と鳥飯頂きながら帰りました。なんか最近は、電車混んでると駅弁とか広げるのが憚られますね…😥
まだ時間早かったので帰りは高崎からゆっくり普通で。空いてるグリーン車内で追い🍺と鳥飯頂きながら帰りました。なんか最近は、電車混んでると駅弁とか広げるのが憚られますね…😥
中山道(松井田宿・坂本宿・軽井沢宿) これは昔買って持っていた復刻版時刻表の、1965年の信越線のページ。アプト廃止が1963年で、新線に切り替わった直後くらいの時刻表ですが、まだこの年は熊の平は駅として利用されているようですね。この後間もなく駅が廃止され、在来線廃止まで信号場として使われていたようです。
これは昔買って持っていた復刻版時刻表の、1965年の信越線のページ。アプト廃止が1963年で、新線に切り替わった直後くらいの時刻表ですが、まだこの年は熊の平は駅として利用されているようですね。この後間もなく駅が廃止され、在来線廃止まで信号場として使われていたようです。

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