鹿島槍ヶ岳日帰りピストンは紅葉づくし霧氷付き

夏に山でお会いした方が柏原新道で行く鹿島槍ヶ岳の紅葉を絶賛されてたので確かめに朝5時の扇沢駐車場はガラ空きで暗闇の中出発するとやがてすぐにスバリ岳方面の山肌が見え始めモルゲンでオレンジに染まった紅葉を見てベストタイミングに来たことをを確認すると日が上がるに連れて見え始める山全体の紅葉にもう若干パニック状態になりながら種池山荘に到着しガスって眺望ゼロだったけど行けるところまで行ってみようと爺ヶ岳へと進み視界ゼロの山頂をスルーして霧雨が体温を下げていくのに抵抗しながら冷池山荘まで到着したので一息入れてしまったらもうなんだかほっこりしてしまって「まあ紅葉も見れたんで今日はこれでいいか」と戻りはじめたら迷いなく鹿島槍ヶ岳へ向かう方と遭遇したので再度Uターンして山頂へ向けて進みだすとガスが取れだして南峰から北峰への山肌のパッチワークに吸い寄せられるようにぐぐぐっと鹿島槍山頂へと高度上げていくとチョット待って霧氷やん！まだ10月なったばっかりなのに・・・で山頂では10時間かけて登ってきた70代ご夫婦らと山談義で盛り上がり彼らが日帰りするというので少し心配になりながら先に下山し爺ヶ岳まで戻ると朝のガスはすっかり取れて絵に描いたような秋のまったりした光景を見ながらチングルマのパッチワークに酔っていると時が止まって自分がどこにいるかわからなくなってしまいそうなまさにやばいクスリ的状況になってきたのでまだ下りなければいけないし夢想を断ち切り名残惜しく下山し始めたのだがそれでも誘惑は続き西日に照らされた下山道も思わず立ち止まってしまう景色が続くので「もう勘弁してください、参りました」と言ってなんとか下山したこのルートは鹿島槍まではちょっとキツいという人も爺ヶ岳や種池山荘まででも十分満足かと思います。夏にお会いしたおじさんありがとう！