活動データ
タイム
07:00
距離
13.8km
のぼり
1626m
くだり
1629m
活動詳細
すべて見る初めて久住山を登った日から早いもので4年の月日が流れていた。 GWの日であったが周りはまだまだ枯れ木が目立ち、私の中で緑化が早い九州のイメージでも山の上ではまだまだ春の訪れを待つ様子が伺えた。 次は新緑の時期に訪れたいと思うようになると目に飛び込んでくる情報はミヤマキリシマ群生の写真である。 「これだ」 今すぐ赴きたい気持ちを抑え、4年ぶりに私は再び久住の地を訪れたのである。 あの時とは違い山々は緑鮮やかに彩られているのだが、何かが違う。 ミヤマキリシマが見当たらないのだ。 なぜだ。 写真で見たあの色鮮やかな光景が全く無いではないか。 まだ咲いていないのか。 もう咲き終わった後だったのか。 そうではない。 虫だ、虫が花も葉も食べ尽くしていたのだ。 足元を見ると登山道を横切る無数の青虫が散見されるではないか。 調べてみるとこの蛾の幼虫は昨年も大量発生し、ミヤマキリシマは例年ほど見られなかったというではないか。 何てことだ。 私はあまりの衝撃にすっかり生きる気力をなくしたのである(ガビーン💔 登山道では無い、人が歩かない斜面の花も枯れているところを見ると、ハイカーにくっついて活動範囲が広がっているという単純な話でもなさそうである。 いくつか原因は考えられるが、やはり一番疑うべきは温暖化なのではないだろうか。 冷え込みが甘く降雪も少なくなれば越冬出来る個体数も増える事は想像に難くない。 だが全て食い尽くされたわけではなかった。 僅かながらに生き残ったミヤマキリシマの群生地を発見した時、私は再び生きる活力を取り戻していた。(ででーん❤️ 僅かばかりだが、これこそ私が見たかった光景である。 虫に食われる花あれば、生き残る花もある。 自然の生存競争といえ、そのバランスが崩れる程の影響が人の手によるものだとしたら。 久住山で二度とミヤマキリシマが見られない、そんな悲しい未来にはしたくないではないか。 さぁ始めよう!STOP温暖化! なんだこれ?🤯 というわけで虫食いキリシマは確かに多かったけど、無事に咲いてる地域もあって見れてよかった。
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