檜原都民の森での探鳥（ミソサザイ、キクイタダキなど）

檜原（ひのはら）村の檜原都民の森で探鳥。ミソサザイの他、キクイタダキをたくさん見つけた。 穏やかに晴れて暖かな土曜日。いつも行き当たりばったりに生きているが、今日もなんの予定も組んでいない。とりあえずどこかに鳥を見に行こうと夫婦で話して、なんとなく檜原都民の森に行き先を決定。カレコ・カーシェアリングで車を借りて出発。 南秋川沿いの檜原街道（都道33号線）は、行楽日和を楽しむバイクと自転車で賑やか。カーブの連続する見通しの効かない細めの道路で路側帯もなく、対向車に注意しながら何十回となく自転車を追い越すのに神経をすり減らした。 檜原都民の森へは9時過ぎにようやく到着。先月は小雨がちな天気のせいもあって閑散としていたが、今日はツーリング途中に立ち寄る人やハイカーで大賑わい。前回駐車場で出迎えてくれたミソサザイも、流石に今日は奥に行ってしまったよう。 前回は曇って暗く、コガラやカケスなどいろんな鳥を見たのに写真がどうも綺麗に撮れなかった。今日は穏やかに晴れているしたくさん撮るつもりで来たが、少し経つ間に木々はすっかり緑の葉で覆われ、鳥たちの姿を隠してしまっていた。先月はまだ縄張り確保で目立つように囀っていた小鳥たちも、今は子育て真っ最中なのかあまり鳴かないのも、見つけるのを難しくしている。 針葉樹林を歩いていると「ピッピリピピピリ」と早口の囀り。見上げるとキクイタダキがいた。富士山や北海道で水浴びしているのを見たことはあったが、囀りを聞くのは初めて。とにかく落ち着きがなくてじっとしてくれず、写真はブレブレ。 前回同様「野鳥観察小屋」にも行ってみたが、前回同様ここには全然鳥がいない。 前回最初から最後まであちこちで姿を見せてくれたミソサザイは、今回も途中から何度も現れ、尾を高く上げるユーモラスなポーズや美しい囀りで楽しませてくれた。 コース全体を通じて、見晴らしはあまりよくない。遠くから「ボボ…ボボ…」と特徴的なツツドリの囀りが何度も聞こえるので探したいが、鬱蒼とした木々に阻まれて遠くは全く見えない。 今回は気温もちょうど良く、上着なしで問題なかった。前回の反省を活かして靴はトレッキングシューズにしたが、そのおかげであまり疲れずに済んだ。やっぱり三頭大滝より先を歩くには、ちゃんとした靴が良い。