活動データ
タイム
05:50
距離
10.9km
のぼり
874m
くだり
871m
活動詳細
すべて見る先週、アルプス遠征計画が決まった直後、祖母山に登った。4回滑ってばてるなど散々だった。後日、オッサンの写真を送ってもらったら…腹が出ていた…(プロジェクトX風)。と、冗談を飛ばしている場合ではない。最近、ケガが多いのとばて気味なのは体重が増えているからという自覚はあったが、不都合な真実から目を逸らしていた。しかし、もうそうは言ってはおられない。槍は何となるかもしれないが、1000mを一気に登る南岳新道は今のままでは危うい。槍も含めて一気に4つも3000mのピークを踏破できるチャンスを逃したくない。 ということで、押っ取り刀で鍛錬を始めた。 走ると故障するのでそこをグッと我慢して、4キロ歩き。スクワットとダンベルを加えた。自宅で仕事するようになったので、煙草の本数が増えたのも遠因かもしれないので、加熱式に変えた。食事は1カ月前から朝食をバナナにしていたが、その反動で昼飯を食い過ぎる傾向があるので、バナナに豆乳を加えた。満腹中枢がおかしいのかもしれないのだが、それは治らないだろう。目標は7キロ減量。以前だったらすぐに落ちるのだが、加齢による代謝力低下なのかなかなか落ちない。 締め切りが終わったので、当然山行。相棒は欠席。これからの山行は鍛錬山行、さて、どこに登ろうか。ソロなので、コースを熟知しているくじゅうか。前夜、変な時間に寝たので変な時間に目が覚めた。男池からあの原生林を歩くのもいいな。しかし、平治にしろ大船にしろ時間がかかる。なるべく早く帰宅したい。長者原も大船ピストンだと下手すれば8時間かかる。南側はどうだろう。岳麓寺からもいいなあ。今水もいいかも…などコースを頭の中で考えるとなかなか寝付けない。 結局、いつもの牧ノ戸から登ることにした。最近、登山届はアプリから提出しているので、早速ルートを検討。鍛錬だからなるべくアップダウンがあって獲得高度も稼ぎたい。星生入れると後がきつそう。それならば、天狗ヶ城―中岳―稲星―久住でどうだろうか。とルートを指でトレースすると、距離10・8キロ、累積高度900弱でコースタイム6時間弱と出た。よし、これにしようと計画を提出。3時に目覚ましかけたので、うつらうつらして起きた時は少し寝不足気味。 準備して4時前に出立。高速で向かった。6時前に駐車場に到着すると、もう車がたくさん停まっている。恐らくミヤマキリシマを見る人が多いのだろう。第2駐車場に駐車。あと30分もすれば満車になるだろう。 今日は一つ、楽しみがあった。それはハイドレーション。大汗をかくので、こまめで適量の水分補給をしたいと以前から気になっていた。ボトルで補給するとやはり少し手間がかかるので、補給が遅くなり一気に飲んでしまう。それもばてる原因かなと前日にモンベルで買った。2リットル3500円。 6時少し過ぎに入山。こんなに早く登り始めたのはいつ以来だろう。コンクリート道をえっちら。少し寝不足だけどまあまあいけそうだ。展望所から見える由布岳の頂上には雲が被っているが、いずれ晴れるだろう. ソロだと、オッサンより年配の人、写真と撮っている若い人、単身赴任で最近九州にやって来た人等いろんな人たちと会話する。水の補給も慣れてきた。これは使えそうだ。 星生の斜面を眺めるがまだミヤマキリシマは咲いていない。去年6月中旬に星生を登った時に頂上直下のピンクのじゅうたんが美しかった。途中でポツンと咲いているのが目に入ったが、まだ、早いのかな。 避難小屋から中岳方面に向かっていると…いた!ヘビだ。1メートル超のシマヘビか?くじゅうでヘビに初めて遭遇した。道を横切っていて動きそうもないので、小石を投げて退かせた。マムシじゃないからいいのだけど、何十年も登っていて初めてニョロに遭遇するなんて。お金に縁が出来るかも。 天狗に登った時にゾッとするものを見た。尺取虫がうじゃうじゃいるのだ。フォロワーさんの情報では、昨年虫害で全滅だった平治は今年も全滅に近いとあったが、今年はこっちもやられたか…木を見ると、虫が一杯で芽を食べている。岩にもうじゃうじゃ…虫嫌いの人は卒倒するのではないか。道にもたくさんの虫がうごめいている。中岳も同じ状況だった。あらためて景色を見ると、ミヤマキリシマは茶色。これでは今年は期待できそうもない。無粋なオッサンは花が目的ではないので、そこまでショックではないが、今日は沢山の人を落胆させるのかと思うと気の毒。異常発生の原因は何だろうか?いずれにしても自然界のことなので、受け入れるしかない。阿蘇のミヤマキリシマは満開だそうだ。 稲星に登るのはずい分久しぶりだ。恐らく3年ぶりくらいだろうか。頂上は広々としているし、眺望もいい。さっきまで出ていたガスも晴れてきた。 気がつけば、意外にばてていない。風があって涼しいのもあるが、紙巻きたばこをやめて呼吸が少し楽になったことと、水分補給が上手くできているおかげなのか。久住への急登もそこまできつくなかった。 避難小屋前で山飯。これも鍛錬のために減量した。いつもなら、山に入る前におにぎり二個をぱくついていたのだが、バナナ1本食べておにぎりは1個だけ。お神酒のつまみもウィンナソーセージからチキンバーに変え、おにぎりも1個だけにしてカップ麺。それくらいじゃとも思うが、気持ちの問題だ。これにオッサンの無軌道な食欲が慣れれば、もっと減らせるだろう。 下山。陸続と登って来る人たちの列に遭遇。皆さん、ミヤマキリシマを求めてきたのだろうか。無事に下山。まあまあのペースで帰ってこられた。 鍛錬の日々は7月一杯まで続く。やり過ぎて怪我だけはしないよう気を付けよう。 令和5年の山行はこれで20回目。ピーク数は34(重複なし)
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