活動データ
タイム
05:02
距離
13.4km
のぼり
608m
くだり
610m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る出発点にしたのは「うかん常山公園」です。 岡山道の有漢ICのすぐ近くにあるので、アプローチしやすい所です。 風の舞台と呼ばれるエリアに“石の風ぐるま”が7基設置されています。 最大2トンもある羽根には万成石(まんなりいし)が使われています。 万成石は桜御影と呼ばれる桜色の石です。 世界中で岡山市万成&矢坂地域(矢坂山)でしか採れない貴重な天然資源です。 トップレベルの硬度と美しさ故、日本の国会議事堂や明治神宮などの建築物や 石原裕次郎、高村光太郎(彫刻家)、吉田茂(元首相)など、 日本を代表する著名人の墓石にも使用されてきました。 この万成石でできた“石の風ぐるま”が、ススキの穂が揺れる程度の風で回っていました。 「芯棒がしっかりしておれば、重い羽根をも回すことができる!」 まるでここに住む人たちの思いがこの石の風ぐるまに込められているようでした。 有漢農村公園には石の万華鏡や石のシーソー、石の滑り台などの遊具がありました。 さらに、公園の東には高田古墳群1号墳の石室がありました。 もちろん、古墳の石室は本物です。 どうも、有漢町は石造物や石の史跡がたくさんあるようです。 “石”をテーマに有漢町巡りをすると、丸一日かかりそうですが、 興味がある人にとっては、有意義な時を過ごせるフィールドです。 権現山は“有漢富士”とも言われており、標高は600mですが、 麓から見るその姿は有漢町の象徴と言ってもいいでしょう。 途中で廃墟と化した参道や鳥居があったことなどから、信仰対象の山だったと思われます。 また、頂上から望むと、遠くに鳥取県の大山(だいせん)、 麓には有漢集落の牧歌的なかつ美しい田園風景が広がります。 そして、なんといってもここの魅力は道端に無数に登場する動植物です。 詳細は写真や動画で紹介していますが、 歩いている間は、まるで宝探しをしているようで、ずっと気が抜けません。 特に午後2時頃から始まった“かまきりタイム”は衝撃でした。 なぜか舗装道の真ん中付近にカマキリがたくさん出てきました。 捕食シーンを見ていると、「見たなお前」という形相で睨んできます(*_*; 昼間は緑色(夜は黒色)の目をしており、中に数百個から2万個以上の小眼があります。 その小眼が集中している所が黒い点に見え、まるで瞳のように見えます。 これは偽瞳孔と言われ、トンボやバッタ、蝶にも同様のものが見られます。 そして、どこから見ても、複眼の球面状の中で、こちらを向いている部分が黒く見えます。 こちらが移動すると、黒点の位置も追いかけるように移動することになります。 結局、カマキリが常にこちらを睨んでいるように見えるのは、この偽瞳孔のせいでした。 地元の方でもめったに歩くことのないコースでしたが、 9~10月の里山ならではの魅力を十分楽しめました。 ちなみに、この地域の特産物のニューピオーネやマスカットなどのブドウは 10月下旬までが食べ頃です。 うかん常山公園内の風ぐるま市場で高級果物が安く手に入ります。 ゴールした後で寄ろうとしたら、15時前でもう閉まっていましたが(*_*; 次回に期待!(^^)!
動画
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