七面山の写真

昨日は聖地巡礼をしましたが、本日は少しだけ趣向を変えて別の意味の聖地巡礼に行ってきました。七面山は、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺の奥の院にあたる信仰の山です。 山上に敬慎院というお寺があり、宿坊に一般の登山者も安く宿泊できますが、朝夕の勤行に参加する必要があります。ただ、登山者は富士山からの御来光を見るために、朝のお勤めを退席できるそうです。 山頂まではコースタイムがおよそ５時間です。本当は一泊したいところですね。しかし、今のわたしには懐にそんな余裕がありません。昨日とはうってかわって、こころを入れ替えての覚悟の往復登山にせざるを得ません。なかなかの苦行になりそうです。 ただ、実際登ってみると、道が整備されていてとても歩きやすいです。しかも傾斜が一定なのでリズムよく登れて疲れませんでした。 逆にリズムが良すぎて、なんだか無心になって登ってしまっていました。気がついたら敬慎院に着いてしまっていた感じです。煩悩まみれの昨日と大違いですね。 途中でたくさんの信徒の方々とすれ違いました。得度した髪型をしていたり、お経を唱えながら歩いているのですぐわかります。聖地巡礼は大事なことなので、邪魔にならないように、毎回崖側によけて立ち止まりました。 聖地巡礼なので、皆さんやっぱり表情が活き活きしています。しかも気持ちのいい挨拶を皆さんがしてくれるので、信徒でないわたしも、気持ちが晴れやかになりました。 ただ心配になったことが一つありました。わたしが降りて終了する間際に、向こうから登ってきた二人組の方が「あと少しですか？」などと尋ねてきます。ヤマップを見せて、まだ８割以上残ってますと説明しましたが、けげんそうな表情です。いくつかアドバイスだけしました。 しかも12時半頃に登山口に着くと、今度はこれから登ろうとする高齢の方がいます。格好が普通の格好です。ついうっかりまじまじと見てしまったので、そそくさと行ってしまいました。17時の夕食に間に合うのでしょうか。八面六臂の活躍といかずに申し訳ないです。 もしかしたら身延山と七面山を取り違えている人が多いのかもしれません。わたしの勘違いならいいんですが。