四国遍路 (土佐修行の道場) 14日目

　この先39番を目指して遍路道を辿るものの着くのは明後日。 　今日は土佐清水ジオパークを巡る１日だった。 　 　まずは前回の遍路でその存在を知り次は行ってみたいと思っていた「唐人駄場」へ。 　昨日の宿を選んだのもここに近かったこともあってのこと。 　唐人とは異人、光り輝く神の居場所という意味があって、海を渡る人が陽の光を浴びて光り輝く花崗岩を見てそう名付けたのかも。 　駄場は段丘形状になっている平らな場所のことで、足摺岬の海岸線でよく出てくる。 　巨石が折り重なるバランスを見ると誰かが積み上げたのではないかと思ってしまう。 　パワースポットとしても隠れた存在であるようだ。 　次は同じ花崗岩でも茶色い絶壁が突き出している臼碆の岬に立つ。 　黒潮が渦巻くところを見ることができる絶景スポットだ。 　 　その後、海岸線を進みジョン万次郎の生家や資料館を巡りながら最後は奇岩が広がる竜串海岸の周遊で締めくくり。 　遍路中であることを忘れるような土佐清水ジオパークを満喫した１日だったが、海岸線を辿る歩きは明日も続く。